しののめ幻燈機

水産物の缶詰の話題を中心にブログしたいと思ってます。

ちょうした 『赤貝・筍うま煮』

2006-07-22 02:15:24 | 貝類


ブログデビューの今回は、ちょうしたの赤貝・筍うま煮という缶詰についてレポートする。赤貝と筍を一つの缶詰にしてしまったところが、この缶詰のユニークな点である。近所の百円ショップで購入した(税込み105円)。赤貝と言っても、実際にはサルボウという一回り小さい近親種が使われている。赤貝が極めて高額で取引されているのに対し、サルボウは庶民的な値段で購入することができるようだ。この貝は刺身で食べると、赤貝に勝るとも劣らない味だとといわれる。しかし、コンスタントな入荷は期待できないとのこと。



味見してみる。アサリやシジミの佃煮と似たような系統の味である。臭みはほとんどないが、濃く甘いタレのせいで貝の風味があまりぱっとしない。筍の食感はまずまずで、そのまま食べてもなかなかいける。ただ筍の味のほうも、タレの強さに押されてしまっている。

今回はこの缶詰を炊き込みご飯にしてみた。タレごと缶詰を使用し、醤油と酒で味を調えた。一缶に対し、一合半の米を使った。

木の芽を添え、炊き上がりを頂く。なかなかウマい☆貝の身と米を同時に噛み締めることで、貝を直に食べるより、うまみが数倍に感じられる。不思議なものである。筍もふっくら炊き上がり満足だ。今回は具を缶詰のみで調理したが、五目炊き込みご飯のように、油揚げ、ニンジン、ゴボウ、こんにゃくなどを加えるとさらにおいしくバランスよく頂けると思う。



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