明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

「競争」にシラける国民

2008-03-27 | 政治
こんなニュースがあった。

>終身雇用支持、86%に上昇=「平等社会」志向強まる-労政研調査

>厚生労働省所管の労働政策研究・研修機構が24日発表した
>「勤労生活に関する調査」によると、定年まで1つの会社に
>勤める「終身雇用」を支持する人の割合は86.1%と、
>前回の2004年調査から8.1ポイント上昇した。

>目指すべき社会についても、1999年の調査開始以来初めて
>「平等社会」が「自由競争社会」を逆転した。
 
>経済のグローバル化や構造改革の必要性が叫ばれる中、
>働いても豊かになれない「ワーキングプア」など所得格差の
>拡大が深刻化。調査結果は、急速な改革が社会に不安や
>新たなゆがみをもたらしたことへの反省から、
>保守的志向を強める人が増えている実態を浮き彫りにした形だ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2008032400606

この記事を読んで、前に私が経団連の御手洗氏について
書いた次の文章を思い出した。

ちなみに御手洗氏はキャノンの創業者の一族である。

>競争だ、成果主義だと盛んに言い立てる経団連の会長自身は、
>大企業のオーナー一族出身で、自分は労せずしてその地位を
>手に入れたんじゃないのかと。

>こういう人がむやみに競争、競争というのは、
>純粋に競争が個人のインセンティブになるということを
>信じているからではなく、自分は生まれつき競争に勝った側に
>入れるのは確実だから、そちら側が賞賛される世の中に
>しておけば、何かと都合がいいだろうということではないのか?

>さらに言えば、実際には頑張ったか否かよりも、
>どこに生まれたか、もしくは政治的に上手く立ち回ったかで、
>勝ち負けが決まってきたとしても、
>「あー、これは競争の結果だから仕方ないよね」と
>言い切れる世の中にしたいだけなのではないのか?
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/1c1862fc73f11dfd8446af127d01d281

自由競争が大事だと思ってる人はたくさんいると
思うけど、もうみんなシラけちゃったんじゃないかなあ。

フェアな競争ならあった方がいいけど、
アンフェアな競争なら、まだ結果平等の方がいいや、と。

結局、ここ何年かでいい思いをしているのは、
世襲の奴、政治家に取り入った奴、何か既得権を持ってる奴、
そんなのばっかりじゃないか、と。

多分、多くの国民のそういう思いがアンケートに
出てしまっているような気がする。

だけど、一方で自由競争が進歩の母であるのは
また事実であると思うし、本当は政治がやるべきことは、
フェアな競争が行われる環境作りなんだろうけどね。

でも、中小企業オーナーの相続税8割減免なんて
言ってるような政治には何にも期待できないよなあ…。

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