明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

自民党の試金石

2006-11-27 | 政治
復党に関しては、もう何も言うまい。

ところで、この復党が与える今後への影響については
いろいろな所で言及されているが、私はそれを占う最大の
試金石は何と言っても「道路特定財源」の問題だと思う。

安倍首相はこれについて次のように言っている。

>道路特定財源「4原則」でとりまとめ指示 首相が与党に
>(1)現行の税率を維持する
>(2)一般財源化を前提とする
>(3)納税者の理解を得る
>(4)年内に具体案を取りまとめる
http://www.asahi.com/politics/update/1124/010.html

一般会計の財政が悪化しており消費税まで増税しようかという
所なのに、一方で日本中どこに行っても立派な道路がバンバン
作られていることを「どう考えてもおかしい」と思っている
国民は多いだろう。

そんな一般の国民にとって「4原則」は極めて合理的だ。
しかし、どうも永田町ではそうではないようだ。

>道路特定財源の一般財源化に注文相次ぐ 自民PT

>会合後、宮沢洋一座長は記者団に
>「一般財源にすべきだとの意見は一つもなかった」と説明した。
http://www.asahi.com/car/news/TKY200611200376.html

まさに郵政の時と同じ構図である。
あの時も最初は自民党は反対一色だったのだ。

しかし、最初はロビイストの方ばかり見ていた政治家達も
最終的には国家百年の計を考え大半が賛成に転じてくれた。
そして、その結果賛成に転じた議員は天国を見て、
転じられなかった議員は地獄をみたわけだ。

もし、その教訓が生かされているのならば、
今回もどこかで雪崩を打って賛成に転じてくれるはずだと思う。

その雪崩が起こるか否かが、今後の自民党が支持するに
値するか否かの試金石となるだろう。

表面的な復党云々はどうでもいいよ。

「やらせ」に決まってるだろ

2006-11-26 | 政治
>TM質問者の確保、内閣府が依頼 02年長野県松本市
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200611250156.html

最近、話題になっている「タウンミーティング」の
「やらせ」問題だけど、そもそも「やらせ」じゃないと
思ってた人が存在することの方が私には信じられない。

「やらせ」に決まってるだろ。

無作為に人を選んだり、好き勝手にしゃべらせたりして、
あれだけ都合のいいミーティングが出来上がる訳が
ないじゃないか。

何をいまさらという感じだ。

問題は、当初の小泉人気に便乗して、
あれがあたかも国民の声を聞く新しい政治のあり方だ、
みたいな報道の仕方をして国民をミスリードした
メディアの方にもあるんじゃないか?

さらに言えば、テレビの「街の声」や新聞の「投書欄」も
テレビ局や新聞社が都合の良いものだけをピックアップして、
あたかもそれが国民の声であるような取り上げ方を
しているという点で、結局、やってることの本質は一緒である。

マスコミもどの面さげて騒いでるんだか...

ともあれ、国民の立場としては、常に世論を偽装しようと
している人がたくさんいるということを前提に、
普段から信用できる情報源を取捨選択しながら増やしていく
努力をしていくべきだということだろうね。

イヤな言葉・その2

2006-11-25 | 政治
前に「イヤな言葉」として「再チャレンジ」を挙げた。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/1f741e519542fa1219ac207061768ce8

もう一つ、最近言われるようになった「イヤな言葉」に
「上げ潮」がある。

2日前のニュースだが、こんなのがあった。

>中川自民幹事長、「上げ潮批判」の財政審建議を強く批判

>自民党の中川秀直幹事長は23日、財政制度等審議会(西室泰三会長)が
>22日に歳出削減を重視する建議を尾身財務相に提出したことについて、
>「歳出削減だけで日本経済が成長すると思っているのか。見識が問われる。
>財界人の発言なら大目に見ると思ったら大間違いだ」と述べ、
>成長重視路線と距離を置く財政審の姿勢を強く批判した。
http://www.asahi.com/business/update/1123/043.html

確かに、成長重視という点は私も賛成だ。

しかし、彼らがやろうとしているのは、
成長を大義名分にした相変わらずのバラマキだろう。

別に、財政のバラマキをやらなくても成長を高める
方法などいくらでもある。

最近しばらくの景気回復は、97年以降「企業を潰せ、
銀行を潰せ」などと叫んで暴れていたポルポト派のような連中が
おとなしくなったことによるものだし、一方で足元やや景気が
停滞してきたのは日銀の利上げによるものだ。

ポルポト派の動きを止めて、かつ日銀が低金利政策で
支えれば、別に財政に無理を掛けなくとも、
十分な経済成長を得ることは可能だと思われる。

しかし、それだけじゃ政治的にうまみがないから、
成長につながるものは「何でもあり」とばかりに、
余計なバラマキや余計な減税をやってしまうための
キャッチフレーズこそがこの「上げ潮」なのだと思う。

「上げ潮」などと力んで財政再建の邪魔をするよりも、
日銀法の改正でもやった方が、よっぽど経済成長には
寄与すると思うんだけど。

復党問題

2006-11-24 | 政治
前に、復党問題に関してこう書いた。

>確かに、目先の特定郵便局長会の組織票にころんで、
>大騒ぎをやらかした造反組なんてロクな政治家じゃないと
>思うけど、ほかにも別の面でロクでもない政治家なんて
>いくらでもいる訳で。

>だけど、そういうのを集めて国会の過半数を取って、
>一つでも、二つでも必要とされる政策を
>実現していくのが政治だろう。

>もちろん、過半数を取れるなら、しょうもないのから順に
>切り捨てていけば良いのであって、小泉の郵政選挙は
>あれはあれで快挙だったと思うけど、参議院で過半数を
>割るリスクがあるとすれば、当時の判断に固執するのは
>愚の骨頂だと思う。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/0a8f8e8749d303f7d3d88cffa1f07ab9

だけど、どうなんだろう。

むしろ、ここに来て安易に復党させた方が
参議院選にマイナスであるような気がしてきた。

いまだに郵政民営化反対の旗を降ろさない平沼を
代表にかついて、全員一緒に復党させろと大騒ぎされちゃ
どうしようもない。

さらに言えば、彼らの中でも結局引っ込みが付かなかった
レベルの奴もいれば、積極的にマスコミに出ては
反対を煽っていた奴もいる。

そのあたりも十分勘案する必要があるだろう。

特に野田聖子あたりを復党させれば
自民党への打撃は計り知れないことになると思う。

あくまで一人一人個別の議員に対して、これまでの経緯や、
復党させた場合の得失を十分検討した上で、
必要に応じて復党させるのがせいぜいの対応ではないか。

目先の組織票や、まして政党助成金に目がくらんで、
もっと大きなものを失うような愚は避けるべきだ。

ちょっと、ごぶさたしてます。

2006-11-23 | 雑記
ちょっと、ごぶさたしてます。

前回の更新以降ちょっと風邪をひきまして、
その後、一週間弱で風邪は治ったのですが、
復活のタイミングを逸してここまできてしまいました。

正直なことを言うと、何かを書くために、
世の中の醜い部分のことを見たり、考えたりしなくて
済む生活の快適さに、少し嵌ってしまっていました。

本当は人生なんてそれでいいんでしょうけどね。

でも、それを続けていると
いろいろな面で無気力になって堕落が進んで、
だんだん自己嫌悪感が湧き上がってくるのです。

まあ、10年近くも何度も止めたり始めたりを
繰り返してきた「明日への道標」ですので、
もう一生止められないのかもなあ...と。

毎日になるのかどうかは解りませんが、
無理のない範囲で少しずつ書いていきますので、
今後ともよろしくお願いいたします。