明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

そろそろ燃料切れのようで

2005-04-29 | 政治
>社保庁「年金新組織」は厚労省外局維持、効率化が課題
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050430i414.htm


どうせ何もやりようがないことは始めから解ってたんだけど。

「国の外局維持では、看板の掛け替えに過ぎず、国民の信頼を得られない」
とか言ってるらしいけど、強制徴収などの国家権力の行使が伴う以上、
なんらかの形で政府がやるしかないんだから、
「看板の掛け替え」以外の結果があると思ってる方がどうかしている。

というか、さすがに議員の連中も解ってない訳じゃないんだろうけど、
要するに「郵政」から目を逸らさせたいからやってるだけだろ。


>「社会保険庁を解体し新しいシステムを創(つく)る会」
>(社保庁解体議連=自見庄三郎会長)


ほら、こいつなんてゴリゴリの郵政族じゃねえか。

社保庁や年金ネタで「祭り」をやっとけば、
国民の目を逸らし続けられると思ってたんだろうけど、
そろそろ燃料切れのようで...

そういえば、参院選前に「年金を争点にしたい人達」と題して
こんなのを書いたっけ。


>要するに、「年金」を争点にしとけば、
>与野党とも傷つかないってこと。
>どうせ、技術的な調整以外はやりようがないわけだから、
>与野党とも支持組織は安泰になるからね。

>それで、ギャーギャー騒ぐだけ騒いどけば、
>なんか仕事してるように見えるし、
>ついでに関係する官僚あたりを数人、人身御供にして
>魔女狩り騒ぎでもやっとけば、マスコミ的にも絵になるだろうし。

>まあ、「年金」ってのは与野党とも「安全パイ」のテーマだろうね。
>そりゃ、当然国民の関心をそっちへ持ってきたいわな。
http://blog.melma.com/00099352/20040620230834


まあ、国民もいつまでも騙され続ける訳にはいかないからね。

デタラメ社説をぶった斬る

2005-04-29 | 政治
昨日、予告した通り、デタラメの限りを尽くす地方紙の社説を
徹底的に斬り捨てようか。
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh05042801.html



どたばた劇の末の郵政民営化関連法案の閣議決定である。
しかも自民党に譲歩を重ね、貯金や保険などの一体経営の可能性を残している。
これで本当に実効を上げられるのか疑問符が付く。


疑問符は全く付かない。

郵政民営化の「肝」は「一体経営」なんかではなく、
年間1兆円の免税(=補助金)や無賞での国家保証などの
「国営故の特典」であり、これについては十分対処されているのだから。

詳しくは再三書いてきたので参照して欲しい。
(http://blog.melma.com/00099352/20050405231452等)

これで疑問附が付くのは書き手の頭が悪いからだ。


あれだけエネルギーを費やしながら、名ばかりの民営化ではむなしさが残る。


だから、「名ばかり」じゃ全然ない。

だからこそあれだけエネルギーを費やしてきたし、
これからも費やす必要があるのだ。

族議員のあの必死さを見れば「名ばかり」じゃないことが解るはずだ。

「名ばかり」ということにして、国民の興味を削いで、
民営化を潰したいんだろう。誰に書かされてるのかな?


疑問点は、民営化後も政府関与が残る
▽郵便・貯金・保険の事業分割が不十分―などである。

確かに政府の基本方針通り、日本郵政公社は二〇〇七年四月に解散し、
持ち株会社の下に郵便事業、郵便局、郵便貯金銀行、郵便保険の四社が新設される。
しかし、それも形だけになりそうである。一七年の民営化完了時点でも、
政府は持ち株会社に対し三分の一超の株式を持つ。政府の関与は温存される。


政府が一定の株式を保有していても、
NTTやJTの効率化がどれだけ進んだか。
どれだけアグレッシブな経営に変わってきたか。

また、民間への政府の関与を問題にするなら
金融庁や産業「解体」機構の民間への異常な介入を問題にするのが先だろう。



さらに貯金、保険の金融二社の株式は完全売却するとしながら、
持ち株会社が完全民営化後にこの二社の株式について、
買い戻しによる「連続的保有を妨げない」とする。
株式の持ち合いを容認し、完全売却を事実上見送った格好である。


じゃあ、NTTドコモは完全民営化会社じゃなくてダメな存在なのか?
また、NTTドコモが金融業務に進出を決定した時反対を叫んだのか?
また、東京都が銀行を作る時に反対を主張したのか?

ご都合主義て下らないことを言ってるんじゃないよ。


郵政職員の雇用の維持や地方の特定郵便局などを守るという
自民党の要望をほぼ認めた結果という。

これでは郵便、貯金、保険が一体の日本郵政公社の経営を
そのまま引き継ぐ内容になる。
「郵政公社の看板の掛け替え」と言われても仕方がないだろう。


だから、さっきも書いた通り免税等の「国営ゆえの特典」のほとんどが
なくなっている。まさに「大改革」だ。

これが「看板の掛け替え」に見えるほど経済が解らないのなら、
新聞記者辞めた方がいいぞ。


郵政民営化の目的は、郵便事業の効率化はもちろん、
郵貯・保険に市場原理を持ち込むことではなかったのか。

民営化によって三百四十兆円近い資金をある程度縮小しながら効率的に運用し、
経済の活性化を図る目的だったはずだ。
だが、大半を国債で運用している実態があり、簡単にはいかない。


そんなもの郵政に対する年間1兆円の補助金が無くなったら
国債だけの運用じゃ民間に対して競争力のある金利は払えないんだから
自動的に縮小するし、それじゃ困るって言って運用にも工夫するようになる。

それが市場原理だ。

そういう仕組みくらい解って記事を書けよ。


政府の関与は、「事実上の政府保証」が存続すると受け止められよう。
巨大金融機関が他の民間金融機関の経営を圧迫するとの反発をまねく恐れもある。


前も書いたけど、国か全額出資している財投機関債等が
国債より格付が低いのを知らないのか?
http://blog.melma.com/00099352/20050329232426

それに仮に「あいまいな保証」が認識されるとしても
無償で明示的な国家保証が付いている今より全然マシだろうが。

なんで現状より状況が改善するのに民間金融機関の経営が圧迫されるんだよ。
バカじゃないか?


国民にとっては郵便局網が維持されるのかどうかが最大の関心事。
全国配置を義務づけ、過疎地は現在の水準を維持するとする。
だが、その具体像は不透明である。国民が納得できる説明が欠かせない。


ここまで書いてどこが不透明なんだ?


金融二社の株式の売却益などをもとにした社会・地域貢献基金は、
当初の倍の二兆円までに増額するという。
過疎地の金融サービスを維持するためだが、新たな「補助金」になりかねない。


今の年間1兆円の免税(=補充金)に対して黙っていておいて
その1割にも満たない基金運用益に目くじらを立てる理由は何?

どうしてそこまで悪意を持って書くかね?
ウラで誰かが書かせてるんだろうか?


法案の合意では「政府が要求をのんだ。ほぼ満額だ」とする自民党執行部、
大幅に譲歩しながらも小泉純一郎首相は「政府案通り」と胸を張る。
しかし、反対派が激しく抵抗するなど自民党内に亀裂を残した。


そりゃ、あれだけキチガイみたいに反対する連中がいたら亀裂も起こるわな。
それのどこが問題なの?

それに「満額」だの「政府案通り」などと言わざるを得ないのは、
下らない点でも譲れば「骨抜き」だなどと騒ぐ、
バカなマスコミへの対応としては仕方ないじゃないか。


郵政民営化の舞台は、国会に移る。与野党とも、「なぜ民営化なのか」や
法案の不十分な点を徹底的に審議すべきだ。
「改革の本丸」と位置付ける小泉首相は国民に十分説明し、理解を得ていく責任がある。


いまさら「なぜ」もないだろう。
マスコミの連中の頭が悪くて解ってないだけじゃないか。
少しは人の話を聞いて謙虚に勉強してみたらどうだ。


共同通信社が先日実施した世論調査では「今国会の成立にこだわらず、
議論を尽くすべきだ」と慎重審議を求める人は54%に上った。
慌てる必要はない。郵政改革は関係者だけでなく、
国民と国全体のためであることを忘れてはならない。


前も書いたけど、今国会で通さないと永遠に通すのは不可能だ。
http://blog.melma.com/00099352/20050406230703
だから、郵政民営化法案はどんなことがあっても
今国会で通す必要のある最重要法案だ。

そのことをマスコミがちゃんと伝えないから
そんな馬鹿な世論調査の結果が出るんだろうが。

ほんと、マスコミは猛省しろ。

バカども、まとめて面倒見よう

2005-04-28 | 政治
今回の政府の郵政民営化法案は十分合格水準だと
何度も書いてきた。

だけど、相変わらずバカなマスコミ連中は
その意義が理解できず意味不明な社説を垂れ流している。

いちいち読むのも苦痛だが、誤解する人が出てくると
困るので、ここでまとめて斬っておこう。

まず、日経



国会審議通じ、より良い郵政民営化を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20050426MS3M2600G26042005.html


また、例によって
「譲歩を重ねた結果、どこまで実効を上げられるのか、
疑問符のつく内容」ってな論調。

「民業圧迫加速の恐れ」っていうけど、
今の年間免税(=補助金)1兆円などの「国営故の特典」が
存在する状況と、たかだか「暗黙の政府保証」だけの状況を比べて
民業圧迫が「加速」する訳がないだろ。バカじゃないか?

まあ、「国営」なら業務の拡大がコントロールできると
言い訳するのかもしれないが、「国営」にも関わらず
政治力の限りを尽くして業務を拡大し、肥大化してきたのが
郵政の歴史なのだから、全く説得力はない。

郵政の肥大化を止めるのは「年間1兆円の補助金」を始めとする
「国営ゆえの特典」の撤廃しかなくて、
逆に言えば、それさえできれば、あとは適当に譲歩しても、
いずれ強烈に実効は上がってくるんだけど、
経済音痴の日経には解らないんだろうなあ。

ただ、仮に法案は完全じゃなくても、まず民営化すべきと
言い始めたのは評価してあげよう。

次、朝日


郵政法案 それでも、やらぬよりは
http://www.asahi.com/paper/editorial20050428.html


ここも日経と似たりよったりだな。

「郵貯・簡保あわせて340兆円という「国家金融」システムを
小さくすることが、民営化の最大の狙いでなければならなかった。 」
って言うけど、「国営故の特典」さえ無くなったら
ほっといても相当縮小するのは明らかだと思うんだけど。

相変わらず市場的なものの考え方のできない人達だ。

読売も同じ


改革の貫徹へ国会審議を尽くせ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050427ig90.htm


「日本郵政公社は、世界最大の国営金融機関だ。郵便貯金や簡易保険を通じて
集められた340兆円は、特殊法人などに流れ、非効率な事業を支えてきた。」

こういうのをバンと最初に持ってきてるのは好感を持つけど、
やっぱり、「解体」の部分に力が入っちゃってるんだよな。 

ともあれ、これらの新聞がピントはずれてるとはいえ、
「それでも民営化は進めるべし」の立場になっているのは
悪い話じゃないけどね。

これまで「こんな民営化ならしない方がマシ」みたいな
族議員が泣いて喜びそうなことを書いてるメディアも
よく見かけたから。

毎日は今回の社説には明確に書いてないけど、
そういうスタンスの記事はよく見かける。

今回の社説もネガティブなことばっかりだ。


郵政民営化法案 後は野となれ山となれか?
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20050428k0000m070138000c.html


もう、コメント付けるのも面倒臭いけど、
ほんといつも経済ネタは低劣だな。

あと酷いのは地方紙。

YAHOOの郵政民営化のトピックスに行くと
そんなのばっかりリンクが貼ってある。
孫正義は郵政族とグルだとしか思えないぞ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/postal_services/

例えばこんなの


郵政法案 これで「民営化」なのか
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh05042801.html


「あれだけエネルギーを費やしながら、
名ばかりの民営化ではむなしさが残る。」

「肝」は「国営ゆえの特典」、その中でも年間1兆円の補助金だ。
それが無くなるのにどこが「名ばかり」だ。ふざけるな。

「共同通信社が先日実施した世論調査では
『今国会の成立にこだわらず、議論を尽くすべきだ』と
慎重審議を求める人は54%に上った。慌てる必要はない。」

前も書いたけど、今国会でやらないと永遠にできないよ。

とにかく最初から終りまでデタラメの連続。
そうまでして民営化を潰したいのか。
どうせ地方紙なんて族議員とズブズブなんだろう。

まあ、疲れたから今日はここまでにしておくが、
いっぺん、低レベルの地方紙をネタに徹底的に斬ってみたくなったぞ。
明日でもやろうかな。

ごめんなさい

2005-04-27 | 雑記
やぼ用で久々に飛ばしてしまった。

それにしても、まだ暴れ続ける郵政族って
本当に狂気を感じるな。

なにか変な新興宗教を見ているみたいだ。

なんで、あんなのが国会にいるんだ?

ともあれ、また明日書きます

「小泉」のコストとベネフィット

2005-04-27 | 政治
昨日が小泉内閣発足ちょうど4年目だったという。

そして、今日、構造改革の「本丸」の郵政民営化を
やっと閣議決定まで進めることができた。

それにしても、なんと無駄な4年を浪費したんだろうと思う。

小泉は「外堀、内堀を埋めてきた」などと
訳の解らないことを言っていたが、これまで4年間やってきたのは
意味不明の破壊行為だけで、「改革」の名に値することなど何一つない。

だから、やっとせっかく「本当の改革」が始まったのに、
狼少年を見るような不信感の目で見ている人がたくさんいる。

そう、無駄にしたのは単に「時間」だけではなくて
国民の「改革」への「熱気」や「期待」まで含まれるのだ。

小生も小泉就任当初は特別会計の問題や財政の問題など
幅広い改革を進めることができるかも知れないと期待していた。

しかし、今、彼に望むのは「本丸」の郵政民営化「だけ」でいいから
きちんと仕上げ、あとはおかしなことをせずにじっとしていて欲しい、
これだけである。

前に「バカを総理に据えるコストとベネフィットを考える」と題して
こう書いた。



今の情況を歴史的な大きな鳥瞰図で見るとすれば、
国家百年の大計である「郵政民営化」を成し遂げるために、
どこまで「経済の疲弊」や「国富の喪失」というコストを
許容するのかというトレードオフが問われているということであり、
それはすなわち、「バカ」を総理に据えることによる
コストとベネフィットの問題なのである。

とはいえ、現状を見る限り「郵政民営化」は遅々として進捗せず、
一方で経済の悪化はその足を速めているように見える。
また、このまま今のような経済破壊が続けば、
日本経済の良質の部分が失われ回復困難な所まで行ってしまうリスクもある。
そうなってしまう前になんとしても「郵政民営化」を間に合わせなければならない。
もはやギリギリの「時間との競争」でなのである。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page186.htm


やっと、「郵政民営化」が動き出した今、一刻も早く民営化法案が成立し、
その上でもっと経済全般に理解のある政権が取って変わることを
祈るのみである。

ごめんなさい

2005-04-26 | 雑記
やぼ用で久々に飛ばしてしまった。

それにしても、まだ暴れ続ける郵政族って
本当に狂気を感じるな。

なにか変な新興宗教を見ているみたいだ。

なんで、あんなのが国会にいるんだ?

ともあれ、また明日書きます。

マスコミに騙されるな

2005-04-25 | 政治
「郵政株式の連続的保有妨げず」で政府・自民が一致
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050425i214.htm

株式持ち合いに関する「株式の連続的保有が生じることを妨げない」との
合意の意味について、政府側は、持ち株会社が金融2社の株式を
完全売却するという基本方針は変わらない、と説明している。

自民党側は、持ち株会社が金融2社に株保有を通じて影響力を
行使し続けることが可能になった、と解釈している。


要するに、一旦売却するけどすぐ買い戻すクロス取引みたいなのを
想定しているわけね。

まあ、落とし所としては絶妙だね。
これなら十分合格だ。

ただ、またこれを受けて
例によってこういうこと書く新聞があるんだよね。


法案成立を最優先する首相が「全面妥協」を選んだ形だ。
http://www.asahi.com/politics/update/0425/012.html


バカじゃないのか?

そもそも民営化の意義がちゃんと解ってないから、
こういうしょうもない記事になる。

本当に何度も書いているが、
郵政民営化の「肝」は郵政公社の国営ゆえの特典、
すなわち、年間1兆円の免税(=補助金)、無償での国家保証、
そのた諸々の既得権の撤廃にある。

国債ばかり買いつづけても民間を上回る金利が払えるのも、
クロネコ潰しのダンピングができるのも、
政治ばっかりやってる世襲の特定郵便局長を
1万数千人抱えられるのも、すべての根源はそこにあるのだ。

今回の法案ではそういう問題は完全に解消されている。

それを民営化法案の「盲腸」みたいな「全株売却」条項での妥協や、
たかが、2年分の免税額が元本になる程度の基金の存在を指して
「骨抜き」だの「全面妥協」だのってバカ丸出しとしか言いようがない。

まあ、5年10年経てば彼らにも
この改革がいかに意義深いものであったかが解るだろう。
そのころになって、おのれの不明を恥じれば良い。

まあ、賢明な読者諸君はバカなマスコミに騙されることは
ないと思うけど、騙されているバカを見かけたら、
優しく教えてあげてくださいね。

祝!補選2連勝

2005-04-24 | 政治
山崎拓氏が当選確実に 衆院補選福岡2区
http://www.asahi.com/politics/update/0424/007.html?t1

自民の秋葉氏が当選確実 衆院補選宮城2区
http://www.asahi.com/politics/update/0424/010.html?t


候補者自体には特に思い入れはないけど、
さらに言えば小泉にも全く思い入れはないけど、
ここでの補選2連勝は郵政民営化法案の成立に
明らかにプラスであり大いに歓迎したい。

これで「はずみ」がつけばいいんだけど。

一方で、


自民・片山氏「郵政法案、修正協議決裂すれば全面対決」


「なぜ(民営化から)10年たてば、持ち株会社が貯金、保険会社の全株式を
売り払わないといけないのか」と指摘、全株式の売却方針を示している
政府の譲歩を求めた。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050424STXKA019824042005.html


何度も書いてきたけど、これは全く片山氏に同感。

ほんと、小泉も民営化法案の「盲腸」みたいな
「全株売却」なんか早く引っ込めればいいのに。

片山もこうはいうけど、民営化を潰そうとしている訳じゃなくて、
青木と共に難しい参議院のとりまとめに尽力してくれている。
そういう人の言葉なんだから、小泉も天の声として聞くべし。

そして、一生懸命まとめようとしてくれている
自民党の執行部と一緒になって、原理主義的な反対派との
最終決戦に臨むべきだ。

補選で連勝して、執行部とも結束すれば、
必ず流れは良い方向に向かうと思うから。

くれぐれも、小泉が補選2連勝でおごって、
大切にすべき人を間違えて墓穴を掘ることの無いように祈る。


P.S.
福岡、宮城の皆様ありがとうございます。

そして、もしこのページの呼びかけに応えて自民党に
投票してくれた人がいたら本当にありがとう。

「知恵」は出てくるもんだねえ

2005-04-23 | 政治
貯金、保険株の取得容認 郵政最終合意案

郵政民営化法案の修正協議をめぐる政府、自民党の最終合意案が
23日、明らかになった。

2017年に貯金、保険両会社が完全民営化される前でも、
窓口ネットワーク会社による金融2社の株式取得を「経営判断」として容認し、
資本関係を維持。金融サービス継続に向けた基金(1兆円規模)の増額を、
持ち株会社に入る配当金の積み増しで対応することと併せ、
政府が国会答弁などで明確にする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050423-00000126-kyodo-pol


なるほど、窓口会社に貯金、保険会社の株を持たせる訳ね。

一応、みんなの顔を立てながら、
「民営化」という本質は譲らない絶妙の落としどころだ。

やっぱり、考えれば「知恵」は出てくるもんだねえ。
これなら十二分に合格点だ。

あとはこの線で突っ走るのみ。
与謝野さん、期待してますよ。

そして、明日は衆議院補選。

せっかく、ここまできた国家百年の計の大改革も、
補選次第では危ういことにもなりかねない。

何度も書いたけど、福岡、宮城の該当選挙区の方は
必ず投票に行って、自民党に清き一票を投じてきてくださいね。

また、友人、知人がいる方もぜひ投票をお願いしてみてください。
ダメモトでいいから。

組合に屈して民営化反対などと言い出した民主党なんかに、
絶対に勝たせてはならない。

さあ、郵政民営化決定まであと一息。
いっしょにがんばっていこう!


P.S.
明日の補選は「自民党」に清き一票を!

▽宮城2区
秋葉賢也(あきば・けんや)42 自 新

▽福岡2区
山崎 拓(やまさき・たく)68 自 元

だいぶ、混乱してきたな

2005-04-22 | 政治
だいぶ、混乱してきたな。


衆院補選:福岡2区 特定郵便局長会が民主・平田候補支持

自民党の支持組織である全国特定郵便局長会(全特)が、
衆院福岡2区補選で民主党の平田正源候補に投票するよう、
選挙区内の特定郵便局長に異例の指示を出したことが21日分かった。

同補選は、小泉純一郎首相の盟友である自民・山崎拓候補と平田氏が
事実上の一騎打ちを展開。「小泉・山崎」ラインの対立候補を支援し、
郵政民営化に抵抗する狙いという。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050422k0000m010171000c.html


で、


郵便局長の民主支持は無根 自民、毎日報道に抗議
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005042201003449


いったい、どっちなんだよ。

本当に無根なのか?それとも、ここで民主支持などというと
逆効果だと特定郵便局長会が考え直したのか?
ウラで誰かが何か交換条件を出してなだめたのか?
もしくは単なる観測気球だったのか?

ただ、少なくとも揺ぎ無い自民党支持の集票マシーンでは
なくなって来ている面は否定できないだろう。

必死になって「特定郵便局長会の犬」をやってる族議員も、
そろそろ、そんな卑屈な稼業から足を洗ったらいいんじゃないの。

せっかく政治家になった一度きりの人生を、
そんなことに費やしていて、本当にいいの?と問いたい。

一方、小泉は


「成立には私の方法しかない」 郵政民営化法案で首相
http://www.asahi.com/politics/update/0422/010.html?t


まあ、強気はいいけど、しくじったら取り返しがつかない。

くれぐれも、枝葉末節にこだわって法案そのものを潰すことのないよう、
国民の一人として強くお願いしておきたい。


P.S.
24日の補選ではぜひ自民党に投票を!

▽宮城2区
秋葉賢也(あきば・けんや)42 自 新

▽福岡2区
山崎 拓(やまさき・たく)68 自 元

今回は「自民党」だ!

2005-04-21 | 政治
4月24日(日)に、
福岡県と宮城県で衆議院の補選があるという。
http://www.sankei.co.jp/news/050413/morning/13pol002.htm

ここ数年、政治のレベルの低下が著しく、
とてもじゃないか投票に値する政党が存在しない
選挙が続いてきた。

「どちらも負けて欲しい」

もちろん、それは不可能な願いではあったが、
毎回選挙の度の偽らざる気持ちであった。

だから、当ページで積極的に投票を
呼びかけるようなことはしてこなかった。

だけど、今回は違う。

今回は明らかに自民党に投票すべきである。

ここの所、徹底的に取り上げている通り、
郵政民営化は国家百年の大計として絶対に必要である。

もし、ここで自民党が敗北するようなことがあれば、
それが潰れてしまうことも十分ありえる。

どうしても自民党に勝って貰わなければ困るのである。

一方、民主党は「小さな政府」などことを言っていたはずが、
重要な支持組織である郵政の組合の顔色を伺って
あろうことか反対に回ってしまっている。

まさに「官公労の犬」であることを露呈してしまった。

補選とは言え、ここは国民が熱い「お灸」を据える必要がある。
そうしなければ、民主党は第二の社会党になってしまうだろう。

これほど、明白に判断のつく選挙も珍しい。

とはいえ、残念ながら今回の補選に投票できるのは、
福岡2区と宮城2区の有権者だけだ。

もし、読者の中に補選のある選挙区の有権者の方がいたら、
今回だけでも絶対に自民党に投票して欲しい。

ここに、伏してお願い申し上げます。


○24日に投票すべき候補者。

▽宮城2区
秋葉賢也(あきば・けんや)42 自 新

▽福岡2区
山崎 拓(やまさき・たく)68 自 元

「妥協案」なんかじゃない

2005-04-20 | 政治
>一体感持った経営が大事 郵政法で麻生総務相
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005042001001011

どうも、世間では郵政事業の「一体での民営化」論は
「妥協案」だと思われているようだ。

執行部の与謝野らや政府側の麻生などが主張して
いるのだが、それは、話をまとめるために
あえて言っているのだと思っている人が多い。

でも、よく考えてみると「妥協案」と思われている
「一体での民営化」というのが一番いい案のように
思えてならない。

ちょっと図を書いてみた。

世間では上の図のように見ている人が多いのでは
ないだろうか?

確かに、巨額の免税や無償での国家保証などの
「国営ゆえの特典」に支えられた巨大な郵政公社が
市場を歪めているのは事実だ。

それでも国営死守を叫ぶ、綿貫や亀井は
統制経済論者だと言ってもいいだろう。

しかし、だからと言って、今、機能しているものを
バラバラにした方うまく行くと考える小泉や竹中も
発想はやはり統制経済的だと言ってよい。

その点で、「一体での民営化」論は
民営化によって「国営ゆえの特典」を排除しながらも、
一方で、人為的に作ったものが、今、機能しているものより
優れたものになるとは考えない点で謙虚であり、
統制経済的発想からは最も遠くにあるように思う。

そう考えれば、本当は下の図が正しいのではないか?

つまり「一体での民営化」論は決して「妥協案」なんかではなく、
一つの思想をもった素晴らしい案なのではないか?

そういえば昔、「統制経済大好きの双子の兄弟の不毛」と
題して、公共事業至上主義の亀井と、
民間経済への異常な介入を繰り返す小泉、竹中は
結局は同類なのではないかと論じた。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page157.htm

それと全く同じ構図が郵政民営化問題でも
再現してしまっているのではないだろうか?

ちなみに、その両者に対して適切な批判してきた麻生が
ここでもまた「一体での民営化」を主張しているのが面白い。

おりしも、交渉の一任を取り付けた自民党執行部が
政府に突きつけた修正要求の最大のポイントが
「一体性の維持」である。

小泉も不毛な突っ張りを見せるのではなく、
ここは要求を受け入れて欲しい。
それが国民にとって最善の道だと思うから。


P.S.
NTTドコモがクレジットカードに進出するのが良くて、
郵貯、簡保が「完全売却」じゃなきゃいけない理由を説明してくれよ。



ドコモ、クレジットカード事業進出・三井住友系に出資
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050420AT1D1909A19042005.html


がんばれ自民党執行部!

2005-04-19 | 政治
郵政民営化、自民執行部が一任取り付け
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050419it14.htm


かなり強引にやったみたいだけど、なんとか第一関門突破。
とりあえず、ご苦労様でした。

執行部が一任を受け政府と折衝する項目はこれ。


◆自民党の要求項目骨子◆
▽窓口ネットワーク会社と貯金・保険の金融2社との
代理店契約期間を10年超とする
▽地域・社会貢献基金を1兆円超に上積みする
▽窓口会社など特殊会社と金融2社との資本関係を確保する
▽経営自由度を拡大する
▽民営化の進行状況を3年ごとに検証し、国会にも報告する
▽民営化開始時の資本状況をチェックする


民営化全体の大きな意義にくらべたら、
この程度の妥協なんて、たいしたことないのはこの前書いた通り。

特に争点になってる「資本関係」なんて積極的に
認めてもいいくらいだ。

まあ、最後の「民営化開始時の資本状況をチェックする」だけは
2007年になって「資本が足りないから民営化は中止だ」とか
反対派が騒ぎ出すリスクがあるからちょっと気になるけど。

あとは小泉がもっと柔軟になってくれればねえ。

これだけ執行部が一生懸命がんばってくれてるのに、
小泉は執行部の声よりも竹中の言う事ばっかり聞くんだからなあ...

ほんとに小泉の人を見る目は絶望的だよな。

ともあれ、まだまだ法案の成立までは困難な道が
待ち受けているだろう。

だけど、絶対にあきらめないで欲しい。
見ている国民はちゃんと見ているから。

ぜひ、読者の皆様も自民党の執行部を応援する声を
広げていって欲しい。

「本当の改革」を進めるために、ともにがんばっていこう!

自民党執行部を応援しよう

2005-04-18 | 政治
修正要求策定へ大詰め協議 郵政法案攻防で自民
http://www.sankei.co.jp/news/050418/sei099.htm


さあ、いよいよ天下分け目の関が原も佳境に入ってきた。

民営化という「背骨」を守るためなら、
ある程度妥協しても問題ないと思ってるけど、
とにかく「民営化」そのものにひっくり返って反対してる
連中が相手だから、どうしようもない。

最後は強引にでも「一任」という形に
もって行くんだろうけど、相当な腕力が必要だろう。
なんとか頑張って欲しいものだ。

与謝野氏ら自民党執行部が6項目の法案修正要求を
まとめているというが、それでまとまれば上出来だ。
はっきり言って、民営化の「背骨」は完全に残る。

口が裂けてもマスコミに騙されて「骨抜き」などと
言わないように。

とはいえ、これをまとめたら、今度は枝葉末節まで
「骨子」に固執する竹中と一戦交えなきゃいけないんだから
与謝野も大変だよな。

本当に国民の一人として頭の下がる思いだ。

ぜひ、心ある国民は与謝野を始め自民党の執行部を
応援してあげて欲しい。

今一番国民のために頑張ってるのは、
反対派でも小泉、竹中でもなく、まさに彼らなのだから。

それにしても、ほんとにこれまとめたら与謝野は「神」だよ。

「民営化後の展望」などなど

2005-04-17 | 政治
昨日、「税制の歪み」の話を書いた。

これだけ巨大な「税制の歪み」を取り除くことが、
経済の活性化にどれだけ貢献するかということが、
イメージできないと、なかなか郵政民営化の意義の
大きさが理解できないかもしれない。

「民営化によって予想される国民の利益」とか
「社会全体の利益」というのは、
まさにこの「経済の活性化」に尽きるんだけどね。

まあ、昨日の発泡酒の話をうんと大きくした
イメージを持ってくれればいいんだけど。

特に、金融なんかであれば、郵貯、簡保の運用は
ほとんど国債だ。だけど、民間じゃとても採算の取れない
金融商品が出せている。

普通、国債なんて利回りが低いんだから、
そんな商品は出せないはずなのに、それが出せるのは
免税や無償での国家保証という「ゲタ」があるからだ。

まさに発泡酒と同じ構図だ。

その結果、国営金融機関に金が集まり、
それが公共事業や特殊法人に垂れ流されていく。

そういう構図さえ理解できれば、
郵政民営化による「国民の利益」も「社会全体の利益」も
見えてくるはずなんだけど。

ここまで書くと、じゃあ「国営のまま」税金等だけ払えば
それでいいんじゃないのっていう意見も出てくるかもしれない。

だけど、それは間違っている。

今でも、郵政公社は自己資本が一定金額まで積みあがったら、
利益の一定割合を国に納付することになっている。

だけど、きっと一定金額まで積みあがったら、
今度は別の「払わない理由」を見つけて、
族議員の政治力を使って踏み倒すことになるだろう。

郵政公社がどれだけ国庫納付するかを、
個別に国会が決めている限り、
どうやっても絶対に「国営故の特典」は残りつづけるはずだ。

そういう状況を変えるためには
民営化によって彼らを「法人税法」等の通常の税法に
従わせるようにするしかないと思う。

そして、本当に政策的に必要ならその分だけ手当てすればいい。

今回の郵政民営化法案での過疎地の維持のために
必要とされた基金の運用益は年間180億円。
今の年間の免税額(=補助金)1兆円の2%にも満たない。

過疎地をダシにして必要金額の50倍もの税金が
使われていたわけだ。
そういう、どんぶり勘定は絶対にやめるべきである。

まあ、民営化によってでそういう「国営故の特典」さえなくなれば、
一部の人が言うような「郵政焼け太り」などということは
起こりようが無いし、どちらかと言えば、免税のゲタで得ていた
競争力が剥げ落ちることで、やや縮小の方向に向かうと思う。

だけど、これだけの歴史、資産、人材を持った企業が
それで簡単に潰れると思うのもまた極端すぎる。

通常の民間企業並に無駄を省いていく中で、
それなりに日本のリーディングカンパニーとして
成長していくだろうと予想するのが順当な所だと思う。