え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

メトロポリス

2023年06月21日 | SF
1926年 ドイツ 83分(淀川長治監修 世界クラシック版) サイレント/モノクロ SF/近未来/ロボット
監督/フリッツ・ラング 製作/エリッヒ・ポマー
出演/ブリギッテ・ヘルム 、 アルフレート・アーベル 、 グスタフ・フリーリッヒ 、 フリッツ・アルベルティ
   ルドルフ・クライン・ロッゲ 、 グスターフ・フレーリッヒ 、 フリッツ・ラスプ

(70点) ロボット マリアが有名なSF映画の超古典 見どころはロボットだけ?

未来都市メトロポリスは貧しい労働者をこき使って繁栄していた。
権力者の息子がのうとのうと孔雀や女と戯れていると労働者達の指導者の美女マリアが貧しい子供たちを引き連れて現れる。
世間知らずのボンボンは過酷な労働条件で働かされている人々を見てショック。
その頃、権力者の社長は労働者たちが不穏な動きをしていることを察知。科学者が労働力として開発したロボットを誘拐したマリアに化けさせ地下組織の殲滅を企てる。
いろいろあって地下の貧民街は水浸し、マリアは火あぶり、そしてボンボンは調停役として労働者と権力者の間に立つのだった。


永いこと観たいと思いつつ観てなかったサイレント映画の名作にしてSF映画の古典。
今の予算にするとアバター規模の超大作らしい。
超有名なロボットのマリアが数分しか出てこないのは知っていた。でも過酷な労働風景が体操のお兄さんが時計体操をしているようにしか見えなかった。
オリジナルが何分の映画か知らないが2時間超えのバージョンもあり、この83分のバージョンでは登場人物の因果関係やストーリー展開がよく分からなかった。ピアノによる伴奏もおざなり感を感じてイマイチ。どれが完全版か知らないが正しいバージョンがあるならそれが観たい。
YouTubeでいろいろなバージョンがフルで転がっているが出来れば劇場でか、廃版になって超高額で取引されている紀伊国屋DVDか国内版のないBlu-rayの国内版が手頃な価格で手に入るようになったらソレが観たい。
今回のバージョンで観た印象では5分くらいしか登場しないがロボットマリアの存在感だけが見応えの映画だった。




(2023年6月TSUTAYA半額券にて55円 淀川長治監修版レンタル鑑賞)


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