え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ザ・ウォーク (IーMAX 3D版)

2016年01月31日 | ドラマ
2015年 アメリカ 123分 ドラマ/サスペンス/伝記
監督・脚本/ロバート・ゼメキス
出演/ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン
   ジェームズ・バッジ・デール、ベン・シュワルツ、クレマン・シボニー
   ベネディクト・サミュエル、マーク・カマチョ、スティーヴ・ヴァレンタイン

(90点) 当たり前だが3D大画面で観ることが大前提の映画

綱渡りに魅せられた少年は独学で綱渡りしつつ、もーすぐ完成の世界一のツインタワー、ニューヨークのワールドトレードセンターにワイヤーを張り綱渡ると言う壮大な夢を持ってしまう。
共犯者と言う名の仲間を集め綱渡り師匠から有料アドバイスを受け、違法な挑戦を決行。
そんな実話を3Dと言う見世物映画で完全映画化。


面白いじゃねーか!!
3Dの映像のみしか見どころのない映画かと思いきや仲間が集まって来る中盤が面白い。
逆に後半は3D慣れしちゃって立体感をあまり感じなかった。
でも3Dで観なければ映画館で観なければ意味ない映画。
でもひょっとしたら2Dでもイケんの?
ところで綱渡り師匠の通称パパルディの本名が一度だけ出てくるのだが私はそれを流してしまった。
一緒に観に行った友人によると綱渡り師匠、通称パパルディの本名はオー・マンコスキーだったとのこと。
ヤバイ!
パンフレットにはパパルディとしか乗ってない。
友人はその本名を聞いてしばらく映画どころではなかったらしい。


(2016年1月109シネマI-MAX3D2,600円にて鑑賞)

ガールズ&パンツァー 劇場版

2016年01月31日 | アニメ
2015年 日本 120分 学園/戦車シュミレーション
監督/水島努 脚本: 吉田玲子 アニメーション制作/アクタス
声の出演/渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香

(80点) テレビ版が観たくなった。

お茶やお花のように、お嬢様の『たしなみ』として発展した「戦車道」が存在する世界観で女子高生たちが競技として戦車で戦争する学園コメディの劇場版。
全編戦闘シーンでヒロインたちが戦車の中でお紅茶などを飲みつつガールズトークなどしつつ泣いて笑って喧嘩してドッカンドッカン。


「ガルパンは凄いぞ!!」
そんな熱いネットの書き込みを見て、評判も凄いのでTVアニメどころかこれまで存在も知らなかったのに観に行ってしまう。
3回観に行こうとしてずっと満員で入れず四回目で空きがあったので観た。それでも日曜の21時20分の回なのに8割ぐらいの入り。二週間前に上映終了予定だったのに大人気で続映。凄いなー。
映画自体は初心者向けに軽い前説はあるものの本編に入ると戦争と言う名の試合シーンだけで展開するので、もう何が何だかわからない。誰が味方なのか敵なのかシリーズを知ってれば分かるのかもしれないけど知らないとサッパリ着いて行けない。
でも作りは上手い。
世界観に無理がありすぎて「安全な戦争」と言ってるがイヤ死んでるだろ、と言うシーンのオンパレードで違和感は拭い去り難いものがあるが、こーいうものとしては完成度が高くテレビ版を見直してからモッペン観てみようと思うほどには面白い。
同じ顔にしか見えない女の子たちもテレビ版みたら見分けがつくのだろうか?
CGによる戦車もせいぜいゲーム画面程度ではあるがテーマパークの昭和の街並みなどの風景の中でドッカンドッカンするのはアニメでしか出来ないことだし楽しい楽しい。
声優たちの力と監督の演出力を感じさせる本気のおふざけ映画だと思う。
なんとかTVアニメを見てもっかい劇場で観たい。
そしたら「ガルパンは凄いぞ!!」と言えるのかも。
今のところ「ガルパンは凄い・・・らしいぞ!!」程度。


(2016年1がつ109シネマレイトショー1300円にて鑑賞)

ブロブ 宇宙からの不明物体

2016年01月30日 | SF
1988年 アメリカ 95分 SF/ホラー
監督・脚本/チャック・ラッセル(マスク/イレイザー)
共同脚本/フランク・ダラボン(ショーシャンクの空に)
出演/ケヴィン・ディロン、ショウニー・スミス、ドノヴァン・リーチ
    リッキー・ポール・ゴールディン、ビリー・ベック、ジョー・セネカ

(79点) 80年代の軽いノリで容赦なく人が死ぬのが心地よい怪獣映画

アメリカの田舎町に隕石がドーン。
中からドロドロの生命体らしきものが出てきて第一発見者のじっちゃんを襲う。
デート中のカップルがじっちゃんを病院に届けるが、じっちゃん、あっという間にドロドロに食われ、彼氏も食われ彼女ショック。
一緒にいたチョイ悪兄ちゃんが犯人と警察は思い込み誤認逮捕。
そうこうしているうちにドロドロは人を襲いまくる。
えらいことが起こっていることを知っているがドロドロを信じてもらえない彼女はチョイ悪兄ちゃんに助けを求め動き出す。
その頃、軍の秘密研究部員が現れ町を包囲しだす。
あのドロドロは軍事用に作られた生物兵器だったのだ。
とかなんとか言ってるうちにも町の人も軍人も大人も子供も分け隔てなくどんどんドロドロの餌食になっていく。


通常購入しないと見れないような通な映画もレンタルさせてくるのでTUTAYAの発掘良品は凄いな。
この映画も一部のファンが熱望しオンデマンドのみで買える、しかも4000円くらいするものだがレンタルさせてくれてありがとうTUTAYA。
公開当時レンタルビデオで観て面白かったのでまた観たかった。
今回は直前に元ネタの「絶対の危機」を観ていたので基本的作りが一緒で、ソコも楽しめた。
宇宙生命体から軍事生命体へと変わったのが時代の流れ。
意外と当時観た時ほどの感動はなかったが、特殊メイクブーム、ホラーブームの頃なので軽いノリながらもエグイ表現で人が次々に殺されていく展開は今では有りえないのでそこが面白かった。
監督が後に「ジム・キャリーのマスク」を撮った人とは知っていたが共同脚本が「ショーシャンクの空に」の監督だったとは知らなかった。


(2016年1月TUTAYA発掘良品にて300円レンタル)

マックイーンの絶対の危機

2016年01月21日 | SF
1958年 アメリカ 82分 SF/パニック/青春
原題「THE BLOB」 
ビデオ邦題「マックィーンの人喰いアメーバの恐怖」
テレビ邦題「SF人喰いアメーバの恐怖」

監督/アーヴィン・ショーテス・イヤワース・Jr
出演/スティーヴ・マックィーン、アール・ロウ
   オーリン・ハウリン、アニタ・コルシオ

(70点) スティーヴ・マックィーンのデビュー作として知られるB級モンスターSFの古典。

アメリカの田舎町に隕石がドーン。
中からドロドロの生命体らしきものが出てきて第一発見者のじっちゃんを襲う。
デート中のチョイ悪学生我らがスティーヴ・マックィーンが困ってるじっちゃんを病院に届けるが、いつのまにやらじっちゃんはドロドロに食われ、医者も看護婦も食われちゃったみたい。
よく分からんけどえらいことになってると我らがスティーヴ・マックィーンは警察に通報するが札付きのスティーヴ・マックィーンの言うことを大人は聞きはしない。
困った我らがスティーヴ・マックィーンは彼女とともに街のために不良仲間とともに奮闘する。
スティーヴ・マックィーンの運命や如何に!


子供のころ、続編にあたる「人喰いアメーバーの逆襲」をよくテレビで見ていたが、スティーヴ・マックィーンのデビュー作として知られる本編は観たことがなかった。
たまたま行ったレンタル屋が開店10周年だか20周年だかで準新作100円レンタルしていたので、せっかくだから借りて観た。
モンスター映画として超シンプルで、それなりに、まー普通以上には面白かった。
以上。



(2016年1月USVにて準新作レンタル108円にて鑑賞)
  同時レンタルの「もらとりあむタマ子」(54円)は不鑑賞・・・。

オレンジを継ぐもの

2016年01月14日 | 勝手に二本立て劇場

勝手に2本立てで映画を観るシバリはつけたが、案外大変と言うことに気付く。

本当は「クリード」と「ガール&パンツアー」のセレクト2本立てをもくろんでいたのだが、ガルパンが大人気すぎて満員で入れない。

この日はクリードだけにしようかと思ったが魔がさしてオレンジも観てしまった。
どちらもデートムービーとしてカップルも多く来てたけど、両極端にデートムービーじゃない。
そもそもオレンジは男が観る映画じゃないし、よりによってクリード観た後に観る映画じゃない。

せめて両方とも100分前後ならまだしも二時間以上の映画でこの二本立てはないわー。

無理して二本立てで観るのはやめよう・・・。
(ポスターの並び的には有りっぽいけど。)


(2016年1月109シネマ1,100円×2)

クリード チャンプを継ぐ男

2016年01月13日 | ドラマ
2015年 アメリカ 133分 ドラマ/ロッキー外伝
監督・原案・脚本/ライアン・クーグラー
出演/シルヴェスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダン
   テッサ・トンプソン、フィリシア・ラシャド、アンソニー・ベリュー

(80点) アポロの隠し子がロッキーに師事しチャンプに挑む

俺ロッキー、ロッキー・バルボア。イタリアの種馬さ。
ボクシングから足を洗い、ひっそり暮らしていたが、アポロの隠し子が訪ねてきてトレーナーになってくれと言われてビックリ。
断ったけど俺の中のロッキー魂がうずいて引き受けることに。
クリードジュニアはリア充な生活を送っていたけど隠し子と言う汚名とボクサーの血に導かれ、訳ありチャンピオンと対決することになる。
しかしそんなとき俺ロッキー、ロッキー・バルボアに異変が!!
しかし俺ロッキー、ロッキー・バルボアはクリードジュニアに励まされ頑張る。
だからクリードジュニアも頑張れ。
そんなクリードジュニアの物語り。


やたらと評判が良いので観た。
ロッキーは3作目ぐらいまでしか観てない。
どこにも感情移入が出来なかったがそれなりに面白かった。
人によってはベストテン級の面白さ。


(2016年1月109シネマにて会員割引デーにて鑑賞)
 同時鑑賞「オレンヂ」

orange オレンジ

2016年01月13日 | 青春
2015年 日本(東宝) 139分 青春/ロマンス/SF
監督/橋本光二郎 原作/高野苺
出演/土屋太鳳、山崎賢人、竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみ
    鶴見辰吾、真野恵里菜、森口瑤子、草村礼子

(50点) 裏読みしまくってサイコホラーとして見たら100点かも・・・。

人気少女漫画をNHK朝ドラのヒロイン使って東宝が女の子向けに制作してまんまとヒットを記録したファンタジック青春恋愛映画。
高2になったばかりのヒロインのもとに10年後の自分から手紙が届く。
その手紙にはこれから起こることが書かれていて転校生と恋におちるが、彼が自殺してしまうので何とか未来を変えて欲しいと綴られていた。
最初は半信半疑だったが、手紙と同じ出来事が起こり未来を変えようと奮闘するが・・・。


予告を見て気になりつつも、ヒロインの声と喋りの気持ち悪さに躊躇。
ネット動画でバラエティー番組に出演している土屋太鳳を見て、とても魅力を感じたので映画を観てしまったのだが・・・。
いやいやいやー、吐き気を催すほどの気持ち悪い喋り方とそれでいて馴れ馴れしい物言いに拷問に近い2時間を過ごすことになった。
マジか!本気で多くのネットレビューにあるようにコレにキュンキュン感動するのか?
マジかっ!!
薄っぺらで綺麗ごとだけの感動青春恋愛ファンタジー・・・・。
しかしある見方をすると、それも納得できる、実は完成度の高い映画だったのかもと思えなくもないと気づいた。
<<ここからはネタバレで、あくまでも私の裏読みの見解。>>

あの嘘くさい青春群像劇本編、翔を死なせなかった世界は「嘘の世界」である。映画の中には翔を死なせてしまった10年後の世界も登場し、こちらが本当の世界で、せめて物語の世界を創造し、そこでは翔を死なせずに幸せな青春を過ごす自分たちの世界があると信じ、翔を救い自分たちの心も救う。そんなお話だったのかもしれない。
そう考えた方が嘘くさかったり綺麗すぎたり都合よすぎたりするところが納得がいく。
さらにうがった見方すると、あの仲良し5人組が、本当は翔を殺した、もしくはイジメで自殺に追い込んだのではないか。10年間封印していたのに翔の祖母を訪ねる。そこにどんな真相があるのか?祖母はあれが事故ではなく自殺と言うことを知っていたと言うが、そのことで5人を揺すっていたのかも。5人は祖母を殺すためやってきたのだ。そりゃ殺した後は大泣きさ。さらに心の自己防衛のためにあんな綺麗ごとの物語りなんか作ったりして、あー恐い、あー怖い。
翔は交通事故で死んだらしいのに事故死が語られたところで意味深に池が登場したのが気になった。物語上登場しない現場なのに何故?本当に交通事故だったのか、5人のイジメの現場で溺れ死にさせたのではないか?
そう解釈してみたら傑作?サイコホラーの傑作?あー怖い、あー恐い。こんな見方する私が怖い?


(2016年1月109シネマにて会員割引デー1100円にて鑑賞)

光る眼大会

2016年01月09日 | 勝手に二本立て劇場
ガーン!!行きつけのレンタルショップが突然閉店の告知。
1月3日に「ハロウィン」と「ダンボ」返しに行ったらそんな告知が貼ってあった。
ガーン!!
洋画4万本、邦画2万本、アニメ2万本、アダルト6万本を誇る大型チェーンだった。
閉店前にここぐらいにしか置いてない映画を借りて観ねばならない。
気になりつつ借り損ねていたこれを借りた。
スゲー面白い。
低予算で特撮や見せ場もほとんどない地味な映画なのだが序盤から物語として怖い怖い。
見といて良かったー。
続編もセットになっているのでDVDで二本立て劇場。
本当は一緒に「悪魔の赤ちゃん」も借りて3本立てにするつもりだったが観る時間がなかった。
残念。
通常は2週間レンタル商品なのだが1週間しか借りられなかった。


(2016年1月ビッグワン1週間レンタルにて鑑賞)

続・光る眼/宇宙空間の恐怖

2016年01月08日 | SF
1963年 イギリス 90分 SF
監督/アントン・M・リーダー 脚本/ジャック・ブライリー
出演/イアン・ヘンドリー、アラン・ベーデル、バーバラ・フェリス
   アルフレッド・バーク、パトリック・ワイマーク

(70点) 続編と言うより原案だけ引き継いだオリジナル作品

超天才児童が世界各国に同時出現。イギリスに集められたその6人は全員処女から生まれていた。いやそんなことより、この能力を軍事やらなんやらに使おうと各国はそれぞれの子供を国に戻そうとするが子供らは勝手に集まって美人人質にして廃墟と化した教会に立てこもる。強引に連れ戻そうとすると子供らは念力やら秘密兵器で次々と追手の大人を殺していく。こーなりゃ軍隊だー!正体不明の子供相手に大の大人がドッカンドッカン。

「光る眼」「続・光る眼」の二本立てDVDだったので一作目の興奮冷めやらぬうちに立て続けて続編を観た。
「続」とはついてるけど宇宙人とのハーフらしい驚異のガキンチョの恐怖と言う設定だけを使ったオリジナル作品。
前作に比べてサスペンス度が薄く若干子供だましの映画で、駄作だ、凡作だ。と、最初は思った。
確かに前作の良さが完全に失われているがコレはコレでそれなりに面白いと我慢してみると思える。


(2016年1月ビデオレンタルビッグワンにて一週間レンタル)

未知空間の恐怖 光る眼

2016年01月07日 | SF
1960年 イギリス 78分 SF/サスペンス
監督/ウォルフ・リラ 原作/ジョン・ウィンダム
出演/ジョージ・サンダース、バーバラ・シェリー
    マーティン・スティーヴンス、ローレンス・ネイスミス

(90点)金髪光る眼の不気味な子供たちが村を恐怖に陥れる。

何かが起こった。
村中の生き物がいっせいに気絶をし下界から遮断される。
まもなく意識を取り戻すが数か月後妊娠可能な女性全てが妊娠していたことが判明。性交渉の無かった妻や処女さえも妊娠していた。
そして生まれた子供は全て金髪と独特の目を持ち、成長が早く超天才児だった。
恐怖を感じ彼らに危害を加えようとしたものは次々と謎の死を遂げる。
この天才児たちは同時に世界各国で生まれていた。そしてそのほとんどが住人や政府により処分されていた。
彼らは何者なのか、そして何処へいくのか。


SFスリラーの古典的名作として知られていたが観たことはなかった。
ジョン・カーペンター監督によるリメイク版は観ていてそれがクソつまらなかったことは覚えていた。
行きつけのレンタルショップが突然閉店との告知を見てショック。
洋画4万本、邦画2万本、アニメ2万本、アダルト6万本を誇る大型チェーンだった。
閉店前に気になりつつ借り損ねていたこれを借りた。
スゲー面白い。
低予算で特撮や見せ場もほとんどない地味な映画なのだが序盤から物語として怖い怖い。
見といて良かったー。


(2016年1月ビッグワン1週間レンタルにて鑑賞)

リトル007 豪華新春二本立て

2016年01月06日 | 勝手に二本立て劇場
 

その昔、だいたいの映画は二本立て上映だった。
現在はシネコンで入れ替え制が主流。
それなりに面白い映画を観ても昔のように二本立てなら満足できるけどコレ一本で1800円は高いなと感じることが多い。

今回はたまたま109シネマで立て続けて観たのだが、とくに007は期待しすぎてたのかちょっと大味でイマイチだったのだがリトル・プリンスと二本立てと考えると十分すぎる正月番組と言える。

ちょうどいい。

いや、どちらも金と手間を惜しみなく使った大作でこの二本立てはあり得ないのだが見応え的には二本で満足できる感じだった。
時間と体調の都合がつければシネコンならセレクト二本立て鑑賞は十分可能。
それによってそれなりの満足度の映画を個人的満足度1.3倍程度高められるのなら積極的に二本立て鑑賞しようかなーと思った2016年。

本当は「星の王子さま」と「ガールズ&パンツァー 劇場版」を観る予定だったが「ガールズ&パンツァー」が混んでいたので急遽同時刻から上映の「007」に変更したがこの二本立てで正解だったかも。


<2016年1月5日109シネマにて会員割引デー1300円×2>

007 スペクター

2016年01月05日 | アクション
2015年 イギリス/アメリカ 148分 アクション/サスペンス
監督/サム・メンデス
出演/ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ
    ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、モニカ・ベルッチ

(69点) 007と言うより高予算Vシネの印象

無茶やって例によって干されたイギリス諜報部員、殺しの番号007こと我らがジェームズ・ボンドが例によって勝手に最大の敵スペクターのボスと直接対決。
いつものようにボンドカーや秘密兵器を駆使ししてボンドガールとイイ仲になって世界中でドッカンドッカン。


オープニング、ボンドが建物の上を歩くシーンぐらいまでは007らしく、なんか賑やかな正月映画らしくワクワクしたのだが、後半、特に敵のボスに捕まって絶体絶命状態から割とどうでもいい感じに逃げ伸びる場面あたりからなんか出来の悪いVシネを観てる気分になった。
Vシネにしちゃあ金がかかり過ぎているのだが。
う~ん、なんだろうこのハラハラしない絶体絶命の連続は。
いや面白いけどスペクターと言う最強の敵組織を出してきた割にそのスケールを微塵も感じない。ボスが普通のおじさん。いい味出してる脇役レベル。
ヒロインもあそこまで特別な存在になるとは思えなかったし、前作スカイフォールが良かっただけに007ぽくなく期待外れ。
でもたまたま一緒に観た「リトルプリンス星の王子さまと私」と二本立てのメイン映画としてなら有りだった。


(2016年1月109シネマにて会員割引デー1300円にて鑑賞)

リトルプリンス 星の王子さまと私

2016年01月04日 | アニメ
2015年 フランス 107分 ファンタジー/ファミリー
監督/マーク・オズボーン
原作/アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
声の出演(日本語吹替版)
    鈴木梨央、瀬戸朝香、津川雅彦、池田優斗
   ビビる大木、伊勢谷友介、滝川クリステル、竹野内豊

(80点) 星の王子さまよりインサイドヘッドに近い印象・・・。

教育熱心なママゴンによってお受験真っ最中の女の子が隣に住むトボケた老人の話す「星の王子さま」に夢中になる。
現実編、星の王子さま本編、夢想冒険編の3章からなる星の王子さまのCG&人形アニメ映画。


ノーチェックの映画だったが割と評判がいいようなので観る。
でも、その評判を聞いてなければ観てもちょっと変なアニメ映画と流しただけかも。DVDで観たらオープニングで観るのやめてるかも。
星の王子さまは以前、ちょっとハマってた音楽座のミュージカルで観たことがある程度。面白くもつまらなくもなく、印象には残ってない。
今作も力作らしいが子供向けとも大人向けとも大衆向けともアート作品とも言えない感じで誰に向けられて作られたのかよく分からなかった。
3日前に観たときはそれなりに感動はしたはずだが今はよくよく思い出さないと覚えていない程度。
でも凡作ではないので気になる方は観るべきかと。
星の王子さま本編の人形アニメ部分の評判が良いようだが現実編の女の子の話の方が印象に残り、星の王子さまを観た感じはあんまししない。ピクサーのインサイドヘッドに近い印象。


(2015年1月109シネマにて会員割引デー1,300円にて鑑賞)

ダンボ

2016年01月03日 | アニメ
1941年 アメリカ(デズニー) 64分 アニメ
監督/ベン・シャープスティーン
動画監督/ウォード・キンボール
声の出演/エドワード・ブロフィ、ハーマン・ビングヴァーナ・フェルトン
     スターリング・ホロウェイ、クリフ・エドワーズ

(90点) 耳デカ小象が笑い者にされるが空飛んでスターに

サーカスの動物たちにベビーラッシュ。
ゾウのジャンボにも待望の赤ちゃんがコウノトリによって届けられる。
しかし異常に耳の大きな赤ちゃんでみんなからダンボと罵られてしまう。
母ゾウのジャンボは可愛がるが客のクソガキらにダンボがからかわれ逆上し大暴れ、その結果ダンボと引き離されることに。
ダンボと仲良くしてくれるのはネズミだけ。
そんなある日、からかわれていた大きな耳で空を飛べることを知ったネズミはダンボをサーカスのスターにさせるため計画をたてる。


子供のころディズニーアニメで唯一ちょくちょくテレビ放映していた本作。久しぶりに観てみたらビックリ。おそらく地上波での放映はもう無理だろう。差別表現と取られる個所ばかりでファミリー向けと呼ぶには結構エグイかも。
しかし、ダンボ可愛い♪
かわいいかわいいダンボのアニメートの愛情のかけ方は凄い。
でも構成的には「エレファントマン」だった。おそらくエレファントマンはこれを下敷きにしたのだろうと思えてしょがないくらい似てた。
ディズニーって結構フリークス好きだと思う。


(2016年1月ビッグワン2週間レンタルにて鑑賞)

ハロウィン

2016年01月02日 | ホラー
1978年 アメリカ 90分 ホラー/サスペンス
監督・脚本・音楽/ジョン・カーペンター
出演/ジェイミー・リー・カーティス、ドナルド・プレザンス、トニー・モラン

(90点) 殺人鬼ホラーの原点的傑作

ハロウィンの夜にお姉ちゃんを刺し殺した根っからのサイコ子供マイケル君当時6歳。あれから15年サイコ精神を心に秘めたまま精神病院で成長し続けハロウィンの前日に逃亡。
マイケルの異常性を知っている担当医師がそれを追う。
そしてマイケルの出身地で再び惨劇のハロウィンの夜がやって来る。
そう定番のボンクラ男女が血祭りにあげられるのだ。


ここ最近異常な盛り上がりを見せるハロウィンの日に観ようと思っていたのだが借りられず今頃観る。
子供のころ月曜ロードショーで観て衝撃を受けた一本。
大人になってから深夜枠で放映されてるのを観てワイド画面の構成や意外とアート映画に近い印象で別の衝撃も受けた。
その後、ちゃんと観ようとDVD借りて観たら全然面白くなかった。
ジェイソンやフレディーへと繋がるホラーの先駆け的作品で今更観ても刺激が足りないのか全く楽しめなかった。
あれから5年かへたすると10年くらい経ってるかもしれないが、また観たくなって観たら前半の部分とか全然覚えてなくてそれなりに楽しんでしまった。
あれ?こんなに殺人が起こるまで時間かかったの?
ヒロイン大活躍と印象に残ってたのになんにもしてないし、医者もヒーローに見えたのにボンクラだし、自分の記憶の不確かさに驚くばかり。
ただやっぱり面白かった。
低予算で無名俳優のチープなホラー映画なのに名作っぽく見えてしまうのはカーペンターの才能なのだろう。映像と音楽が素晴らしい。とりあえず、この映画がまだ新鮮だった頃に出会えたことが嬉しい。今更、古典として初めて観たところでこの凄さは伝わらないだろう。


(2016年1月2日ビッグワン2週間レンタルにて鑑賞)