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MTB基礎講座2-軸を知る

講座なんて仰々しいタイトルご容赦下さい。

読んだだけで怖い所が楽しくなるわけでもないけど
少し心に留めておくと、役に立つかな、をまとめてみました。

まずは私がMTBを始めた頃の話です。



目の前が真っ暗になり嘔吐しそうに気持ち悪い。


もうリタイヤでいいか。。。


なんて考えていたら心拍も落ち着いて気分も良くなってきた。

とりあえず走ってピットに行こう。

気を取り直して走り始めた。




当時のレースコースはこんな感じ。
スタートしてすぐ左へ曲がり、シングルトラックを進む。
道路を横断して山沿いに進み

右へ曲がると登りが待っている。
真っ暗になったのはこの登り。

上りきると緩い下りの九十九折になり
最後の右カーブが落っこちるようなすり鉢状になっている。

このカーブはぬかるんでいるし急なので
リアを引きずりながらビビッて下りた。

下りきると笹のトンネルを抜け、
広い空間に飛び出す。
ここは勢いが付いてジャンプも出来るが
かっこつけてジャンプしたら見事転倒。


山沿いのシングルトラックを登り尾根を走るコースに出る。
ここが唯一の給水ポイント。
尾根道が終わるとジェットコースターの荒れた下りが始まる。

単純な下りなので思い切りスピードが乗るのが気持ちいい。

鋭角に右へ折れコブセクションが終わるとグラウンドに出る。

ぐるっと回ってスタート地点へ戻ってくる。




走り始めるとリタイヤなんて考えは吹っ飛び、
とにかく2時間走り切ることに集中した。

何度も同じコースを走っていると

楽に走れるところや少し頑張るところ、自分の力量でも楽しめるところが
だんだん分かってきた。

そのうち、あの怖かったすり鉢状の下りも
前後のブレーキを薄くかけておけば、どろどろでも大丈夫と分かった。

へっぴり腰で恐々走っていたのが
BBの上に乗っていれば重心が多少前後しても
全然問題ない、という事に気がついた。


これに気がついてから、このすり鉢は大好きなポイントになってしまった。

わざと前のめりに突っ込んでみたり、
リアを滑らせて泥遊びをしたり
楽しくて楽しくて仕方なかった。


相変わらず登りはダメダメだったが
ジェットコースターの下りも力を抜いて走れるようになっていたので
相対的にタイムも上がっていったようだ。



これ以降、何となくMTBの乗り方が分かったような気がした。



【本日のポイント】

・苦手なポイントを何度も走る

・バイクと自分の軸を知る

・ブレーキは前後薄くかけれるようにする


MTB基礎講座1-ウォームアップ
MTB基礎講座2-軸を知る
MTB基礎講座3-恐怖心の正体
MTB基礎講座4-段差越え
MTB基礎講座5-ブレーキング
MTB基礎講座6-トレイルを走る
MTB基礎講座7-バイクのセッティング
MTB基礎講座8-装備
MTB基礎講座9-ウエア
MTB基礎講座10-まとめ
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
なるほど (モリ)
2011-01-21 09:35:37
勉強になります!
こんどご一緒するときには藤之助さんの後ろを走らせて下さい。
 
 
 
人生訓・・? (けんけん)
2011-01-21 11:30:55
苦手なことは逃げずに反復・・・  φ(._. ウンウン

いつも心にブレーキの準備を・・・ φ(゜ー゜)ホォホォ 

己と相棒の軸を知る・・・     φ(・Д・;) ...ムリ



でも自転車はガンバリマース^^/ 
 
 
 
貴重な体験でした (藤之助)
2011-01-21 15:45:59
◎モリさん
あのレースと相模湖のコースを走ったあと、信じられない事にカイロを施術してもらったのと、同じ効果がありました。
身体が楽になって、両足の接地感が気持ちいい。

BB軸と自分の身体の軸の関係は、やじろべーを思い浮かべると分かりやすいかも知れません。
少しずらしてもバランスは取れるし、わざとずらしたり戻したりして推進力にできます。

いつでも後ろ空いてますw
 
 
 
キミのは、、、 (藤之助)
2011-01-21 16:00:32
◎けんけん
大○様との話かーwww

これが少し前にコメントした、「短時間で身につけなければならなかった理由」です。
北海道のMTB仲間にレースについていろいろアドバイスをもらって、DNSしました!ってのはカッコ悪いと思って、とにかく走りきる事を目指しました。

切羽詰って、もう転んでもいいやーと、すり鉢に突っ込んでいったんだけど、結果的オーライでした。
一回いけるといろいろ試す事が楽しくなって、
2時間過ぎるのがもったいないくらいでした。

これ以降、ほとんどのトレイルが楽しく、気持ちよく走れるようになりましたとさ。
 
 
 
Unknown (BABU)
2011-01-21 22:40:32
以前、オートバイでも同じように思ったんですが、
行きたいセクションを行けないのは、
バイクの性能じゃなくて、ライダーが邪魔をしてる。
機材スポーツだけど、操るのは 人ですからね。
 
 
 
それがなかなか… (HOTAS)
2011-01-22 05:37:10
理論は分かってるんですけどね(笑)。

苦手なところは…嫌になる前に逃げる手もあり。
楽しんでのナンボのMTB、
出来ることから手をつけるようにしてます。
 
 
 
気持ちが肝心 (藤之助)
2011-01-23 01:19:41
◎BABUさん
そうなんですよ。
心が納得しないものは頭で考えてもGOできないんです。
なので心を納得させるために、いろいろ情報を突っ込むのです。
何度も同じ事をやってると、そのうち「ああ、そんなもんか」と心も慣れてきたらシメシメです。
 
 
 
それも一手ですね (藤之助)
2011-01-23 01:28:17
◎HOTASさん
転校生が最初は違和感ありーの、物珍しいのもあって注目されるのが、そのうち昔からそこにいるような感じになるのと似てませんか?

いろんな選択があっていいと思います。
頑張りたい人は頑張ればいいし、そこまでしたくないという人はそれでOKですよね。

どちらもアリです。

私も楽しいMTBが大好きです。
トレイルはゆっくり走りたいし、苦しいのは避けたいのが本音です。
 
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