Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

月見がてらに糞をしていったハクビシン

2022年11月20日 12時20分31秒 | Journal
 先日の皆既月蝕(11月8日)の当夜のことだったか定かでないが、ここ王禅寺の古い主(ぬし)ハクビシンが我が庭にやってきて、芝生の上に糞を垂れて行った。この毎度の糞に嫌気がさしていた小生は、毎朝、コーヒーを飲んだ後、ハクビシンが嫌悪するという煎れたコーヒー豆の残滓(ざんし)を芝に撒くのを日課としているが、綺麗だと皆が言う地球の日陰者になった哀れな月を求めてスマホを手に近所を歩いた夜が明けて、家の庭の芝の上にまたも丸々とトグロヲ巻いた糞を見つけた。ハクビシンは乙(おつ)にも月見に野糞をしたのである。さぞ気持ちが良かったであろう。糞に顔を近づけシャベルで処理して、「今回の糞は、臭いのなんの」と鼻をつまんで家へ入ったら、妻がコーヒー滓の効果を疑ってインターネットで唐辛子エキス入りの「ハクビシンよグッバイ」なる忌避剤を取り寄せてくれた。それを撒くとき、頻りとくしゃみが出た。成程、唐辛子である。



 ところで、秋も深まり、我が家の丸葉とかカツラの樹々もすっかり紅葉を深め風に散り始めている。カツラの幹を隠していた葉がなくなってあらわになったところを眺めると、小鳥の巣のようなものが引っ掛かっている。はじめはハチの巣ではないかと疑ったが、特に周囲にハチを見かけないので、鳥のものであろう。しかし、この木に止まる鳥もそう見かけないので、空き家になって久しいのかもしれない。








 昨日(11月25日)、植木屋さんが入って庭木の剪定をしてもらった。すっきりさっぱり淋しくなった。
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