8月の甘粛省舟曲県で起きた土石流で1500人近くの方が犠牲になったが、この写真はその募金活動を北京空港で見かけたもの。何かイベントが開催されるのであろう。行っているあいだはテレビで連日、この舟曲のニュースを流していた。比べて、上海万博のニュースは余り見なかった。
北京で、病人が病院で診察を受けるのはなかなか大変と聞いた。妻のお母さんを老人ホーム近くの病院へつれていったが、その病院はそう人気病院ではないそうで、すいていて、そう大変だとも感じなかった。一階のフロアに医者を紹介する掲示コーナーがあり、顔写真つきで学歴や専門を載せている。これは日本の病院にない試みと思った。
北京へ戻って、ヨーカ堂へ行った。北京も大型店が増えて、特別な印象もないが、ヨーカ堂は早い進出とあって老舗格で、それなりに落ち着いた風格が出ているところが面白かった。壁に貼り付けてあったチラシには、やはり中国の子供をターゲットにしたものや若奥様の利便を意識した内容が入っている。
唐山市の経済開発区の方に京唐港につれていっていただいた。今や世界2位の河北鋼鉄集団の唐山鋼鉄があり、李鴻章の時代から化学や機械の産業集積が進んだ土地だから、立派な港湾施設があっておかしくない。少し遠浅らしく、10万トン級はいくらでも岸壁に並べることができても超大型の荷船は入港できないらしい。
唐山市の経済開発区といっても市の繁華な中心街からは80㌔も離れている。そこで、経済開発区に働く人々、特にお役人などはこうして夜のダンスにたやって来て、それから隣の立派な会館施設にあるカラオケへ行ったりすると聞いた。20年以上も前に見たような集団ダンスの光景で、こうしたところはまだ田舎らしかった。