廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★映画 「バレットモンク」 主演:チョウ・ユンファ

2005年04月24日 | MOVIE
 
こちらも今月、WOWOWにてハイビジョン放送された映画 『バレットモンク』 です。80年代後半から90年代前半にかけて、香港ノワールの一大ブームを築き上げたジョン・ウーとチョウ・ユンファが久々にタッグを組んだ話題のアクション映画。2003年の映画公開前にはテレビCMで、やたらと「この坊主、タダ者ではない。弾丸坊主~っ!!」という宣伝文句が繰り返し連呼されていたので、てっきり銃撃戦+カンフーのハリウッド・アクション映画だと思っておりましたが、実際はかなり違っておりましたね(笑)。CM宣伝でよく使われていた二丁拳銃のアクションシーンなんて、正直なところワンシーン(というかワンカット!)程度しか出てきませんでしたから。おいおい、なんじゃこりゃ、話が少々違うんでないの?と思わずテレビ画面に向って突っ込んでしまいましたよ(笑)。

若かりし日のチョウ・ユンファはたしかにアジア系俳優にしては格好良いと思っていましたが(※双璧は映画 『ラスト・エンペラー』 のジョン・ローンかな?)本作では、さすがに歳をとったせいか、顔がチベット僧侶役そのまんまで、場面によっては仏像のようにも見えてしまいました(笑)。渋いといえば聞こえはいいんでしょうが、どーもそういうのとも違うような気がする。共演のカンフーマニアのアメリカ人青年の演技もかなり勘違いモード炸裂で、話の流れがアジア映画とB級ハリウッド映画を行ったり来たりしている感は否めませんでした。映画全体の評価としては星3つ★★★と云ったら、褒め過ぎかもしれません。星2つ半程度でちょうど良いかな。ま、暇潰しにはちょうどいいかもしれませんが、期待外れの映画ではありました。お口直しに映画 『男たちの挽歌』 でも観ましょうかね(笑)


★映画 「キューティーハニー」 主演:佐藤江梨子

2005年04月24日 | MOVIE
 
ご存じ永井豪の人気漫画 『キューティーハニー』 の実写版映画がコレです。あの庵野秀明監督の2004年公開映画ですが、早くも昨晩、WOWOWで放送されました。映画公開時からなんとなく気にはなっておったのですが、なんとなく高い入場料を払ってまで映画館に観に行く映画ではないという深層心理が働いて、結局見逃していた映画でしたので、ちょうどいい機会でした(笑)。

で、映画を観終わった直後の感想ですが、ストーリー展開の破綻(というか最初からムチャクチャな設定か!)や役者の演技力のなさ、配役の整合性などを抜きして考えると、シンプルな娯楽映画として僕は単純に楽しめましたね(笑)。主役に抜擢されたサトエリこと佐藤江梨子の演技がどうのこうのという意見も多々あるとは思いますが、僕も彼女のこと、これまで単なる巨乳を売り物にしただけでいつまでもアカ抜けないイモ姉ちゃんぐらいにしかみていませんでしたので(失礼!)正直、この映画を観て、彼女のこと少し見直しましたよ(笑)。結構、彼女のこと好きになってしまったかもしれません(笑)まったくタイプの女性じゃなかったんですけどね。準主役の市川実日子もなかなか良かったと思います(※彼女もタイプじゃありませんっ!)。この映画、主役級のクラスよりも周りを固める脇役陣がユニークで面白いですよね。いかにも!と膝を叩きたくなる配役がある一方で、オタクな趣味を持っていて、この映画内で実は一番演技を期待していた京本政樹がまったくいいところなしだったのが唯一残念ではありましたが(笑)。映画全体としては星4つ★★★★(満点星5つ中)といったところでしょうか。ちと甘いか(苦笑)

5月には同時期に公開となった映画 『CASSHERN』 もWOWOWで放送されるそうですので、コチラとの映画完成度の比較も楽しみにしております。そういえば、映画 『CASSHERN』 の方には、こちらにもオタク系俳優の唐沢寿明が出演していたはずですので、彼の演技にも注目したいです(苦笑)。果たして軍配はどちらに上がるんでしょうか??いいか、別にどっちでも(笑)