ここまできたら、せっかくだからなんとしてでも来季J2でいわきFCを応援したいものです。
これはわれわれいわき市民(風呂敷が大きすぎるのは重々承知で)の課題である、と思うんですよねえ。
少なくてもいわきFCファンの使命でもある。
でも、結局のところ、選手にプライドをもって、いわきらしく、頭を垂れずに胸を張って、闘い続けて欲しい。そこに尽きるのかな。
選手が怖れるような期待や叱咤は不要だろう。
彼らが前を向いて試合に臨み、その背中を押せるような応援を、のこり3戦していきたい。
私の推しである嵯峨理久選手(No.8)は怪我で今季は出場がかないませんが、足が治って、来季J2の舞台で嵯峨選手がまた活躍できることを夢見つつ、そのためにも、千葉にいって応援してきます!
(写真は清水戦翌日のサイン会於: ラトブ)
久しぶりにいわきFCのことを書きます。
第11節アウェイ戦で宇都宮にいった記事以来ですから、大分間が空きました。
39節終了の現時点(2023年10月26日現在)で観戦は
ホーム18回、アウェイ12回
まあまあスタジアムでの観戦・応援は続けてきました。
ちなみに現状の成績は11勝11分17敗。
そのうちブログ子が観戦した試合で16敗しています。負け試合のフォロー率高っ(苦笑)!
サッカーの中身については素人なので技術的な話はあまりできず、負けウォッチャーがブログを書くとつい愚痴っぽくなりかねず、むしろ黙って応援に専心すればよいと思いつつ書き込みから遠ざかっていました。
しかし!
このホームの清水戦を終えて、
「ここは黙ってはいられない」
という気持ちに!
ここで声を上げなければいつ声を上げるのか!?
そんな気持ちになったのです。
唯一、清水エスパルスにシーズン2敗を喫し、しかも1ー9、1-7の大差で敗れてしまったわけですから、応援する者としてはここでこそ、応援の声を上げねばなりません。
「いわきFCの選手=若者たちはガッチリいわきFCらしい戦いを続けている」
と。
監督の言うとおり、
「私たちはこの戦いぶりを誇りに思っている」
と。
監督のコメントは以下のyoutubeで閲覧できます。
https://youtu.be/ndxr85y2qW4?si=iL1oPWioZlS-D7UD
シーズンを振り返ってから書くつもりだったことを、これからいくつか書き留めて、最後の応援の力に変えていこうと思います。
よろしかったらしばらくお付き合いください。
2023年J2第5節 いわきFC×徳島ヴォルティスの試合を観戦してきた。
結果は1-0でいわきFCの勝利。先週のベガルタ仙台戦に続く連勝でもあり、いわき市湯本のGフィールドのホームでの記念すべきJ2初勝利でもある。
徳島が、丁寧に後ろからビルドアップしていこうとするサッカーなのに対して、いわきFCは徹底的に前からボールを奪いにいくいつものサッカーで、戦術の相性としては多少いわきに部があるという印象を受けた。
第1節の藤枝戦の前半は、いわきの選手がガチガチに緊張していて自分たちのサッカーができなかったせいもあるのだろう、藤枝の攻撃的なサッカーに引きずられてどんどんラインが下がり、やりたいサッカーを全くといっていいほどさせてもらえなかった記憶がある。去年のJ3では引き分けと3点差で勝利という2戦だったから、余計に藤枝にやられてしまったショックは大きかった。
しかし、その後
対藤枝失点3
対水戸失点2
対山口失点1
対仙台失点0
対徳島失点0
と、守備がしだいに安定してきているのが分かる。それは遠藤・家泉のCBの堅さももちろんだが、常に連動して素早く走って戻る全員の守備が機能しつつあるということでもあろうか。
この試合でも、後半にかけて徳島がロングフィードを用いたり、ドリブルで突破をしたりというシーンが観られたし、あぶないシュートシーンももちろんあったが、多くは枠内を捉えることはなかなかできなかった。
両サイドに狭くフィールドを寄せてボールを奪ってボールを前に蹴り、競り合ってマイボールにしたら走ってシュートまで持って行く、去年の後半みられた中央突破の様子を今年も見せてもらえるようになったのも心強い。
もちろん20本以上シュートを放って1点、というのは精度に欠ける、ということは言える。欲をいえば有田&海那でもう2~3点は取れたんじゃないか、という決定的チャンスもあったように見えたが、それはこれから精度を上げてチャンスに強くなっていってもらえばよい。
ここでは全員で1点を守り切ったいわきFCに、ファンとして感謝しておこう。
思えば、去年もあの怒濤の中央突破&大量得点は、夏以降に観られるようになったと記憶している。
徳島ヴォルティスについては(ベガルタ仙台戦でも感じたことだけれど)、いわきFCにこのサッカーをさせてはどうしても分が悪くなると思う(偉そうですみません)。
ご案内のように、いわきFCは、中盤徹底的に片側に寄せて人数をかけてボールを奪いにいき、取ったら直ちに全員で走る、裏を取られたら家泉&遠藤が勝負しているうちに全員が走って戻る!というこのサッカーが持ち味だ。もちろん中盤宮本・山下の支えがあってこそ、の戦術だ。頼りになるCBとMFの仕事がみられるのは頼もしい。
だから、それをさせてもらえない場合にどうするのか、ということはある。
去年、いわきFCが二敗している今治は、堅守速攻を徹底しつつ、少ないチャンスで精度高く得点を取って勝ったと記憶している。
また、守備を徹底されたときにどうするのか。
襲いかかる数のシュートだけではなく、その中に精度を上げていったり、数をかけた守備を崩すパターンが必要になるのだろう。有田と海那の連動、嵯峨のミドルシュート、永井のドリブルなど、みたいシーンはいくつもある。
また、右サイド、加瀬と嵯峨のコンビネーションももう少しバリエーションが増えるとうれしい。
次節の町田戦は、どちらかといえば仙台と徳島よりは、いわきに近い戦い方をするチームという印象がある。しかも4勝1分け勝ち点13点で、現在首位を走っている。
デュークとエリキの2トップのアイディアと動きは脅威だし、途中からの荒木もスゴい。DF池田、MF高橋、翁長など、さまざまなところから点を取れる。
町田とやっていわきはどこまで勝負できるのか?
先制点を取れれば面白くなると思うが、どうなるか。
3/26(日)を楽しみにしたい。
J1昇格を狙う仙台が、昇格組いわきに完封負け。突きつけられた成熟度の違い。ブレずに確固たるスタイルを構築したい
スタジアムで応援していると、感情が盛り上がって一喜一憂してしまう。
だから、むしろ現場では見えなくなってしまうこともある。
この試合の前半は、どちらも前に行こうとする力が強いチームだけれど、藤枝の方がセカンドボールが取れている印象がある。
セカンドを取っ素早く攻めたり、両脇に広げて展開したり、ドリブルで抜いたり、藤枝が自由に良いところを出している。
対するいわきFCは、しだいに押し込まれてしまう。
高いラインから真ん中を締めて両サイドに押し込み、取ったらみんなで前に走るといういつものサッカーができない。
谷村とキーパー一対一に近い状況になったあの1点が入っていれば、違ってきているのだろうが。
いわきは時折ゴール近くまで持って行くのだが、どちらのサッカーをしているかといえば、前半は藤枝のサッカーだ。
いわきも前半耐えていたのだが、終了間際10分で連続3点取られてしまう。
これ、1点ぐらい防げなかったかなあ、というのがファンとしての「反実仮想」。
2点目の横山選手のきれいなシュートは、敵ながらほれぼれでした。これはしょうがない。うまかった。
3点目が余計でしたね、ファンとしては(苦笑)
いわきはボールをゆっくり保持するサッカーではないのだが、それにしてもセカンドボールが取れない。
もどかしい時間帯が続く。
昨シーズンと逆の展開に藤枝は持ち込んでいるという解説の言葉が身に染みる(苦笑)
しかし、幸いなことに後半は冒頭から3人替えをしてきて、雰囲気が変わる。
前半は中盤における藤枝の人数が多く、セカンドボールが取れなかった野に対し、後半は競って取れる本来のいわきらしさが戻ってきた。
このプレーを前半からやってくれれば、と思わずにはいられなかった(笑)。
谷口が複数あったチャンスで1本決めてくれれば、という印象もある。
新加入の学生選手の近藤が前線守備と走りで貢献してくれたのは収穫だった。
前半藤枝2点目、横山の綺麗なシュートが美技だったとすれば、後半いわきの1点目嵯峨の左足で後ろに流したゴールも芸術的だった。
点がたくさん入る試合は、ハラハラもするけれどドキドキもする。藤枝×いわきの次の戦いが楽しみな、そんな試合になった。
いわき、次戦はぜひ藤枝に勝って欲しい!
いわきFC×藤枝MYFC、開幕戦に行ってきました。
改修されたいわき市湯本のグリーンスタジアム。
駅から20分はそんなものでしょうけれど、何もない、そして最後の急な坂はけっこうツラいです(笑)。
途中にお店とかあるとほっとするんだけどなー。
それから、駐車場の絶対量が足りないきもします。
(後日、2/26に水戸のケーズデンキスタジアムにアウェーの応援に行ったのですが、広大な駐車場があってとてもうれしかったです)
去年の試合(今治?)以来だから、久しぶり。席数も増え、大型スクリーンも出来、夜間の照明も整って、いよいよプロの匂いが濃くなってきます。いわき市のサポート、ありがたいです。
正直、J3の時は、アマチュア用か練習用の場所という感じが拭えませんでした。Jビレッジも、21世紀の森のここもプロの試合を見に行くぞ的なスタジアムという感じは希薄。今年は大画面のスクリーンを見ているだけでも、気分は高まってきます。
いわき市長&市議会のみなさん、ありがとうございます!
この集客を生かすには、サッカー開催に合わせたイベントとか、お店とか、無料駐車場を生かした商店群とか、いろいろ進めていってほしいです。
ただ、ほかのスタジアムはまだ沼津しか見たことがないのでなんともいえませんが、これからJ2(できればJ1)の試合を戦っていく上では、さらなる改修(もしくは新築?)が必要になるのだろうな、という印象。
さて、試合の話です。
正直、対戦が組まれた時に、J2初戦が藤枝MYFCというのは、ちょっと残念な気がしました。
せっかくだったら昇格組同士でやるのではなく、それぞれJ2組(J1からの降格組でも!)とやれればいいのに、と。
だって、いわきは藤枝に直近の試合3-0で勝ってますからね。
でも、いざ試合が始まってみると、元来攻撃的という意味ではいわきも藤枝もJ3トップクラスのチームなわけで、藤枝はガンガン攻めてきます。
ところが、です!
対するいわきは立ち上がりから自分たちのサッカーができていません。
中盤でボールを握ったら素早く突破して、CBの上がりを含めて前への推進力で圧倒してゴール……という昨年後半の戦闘的な戦いは影を潜めてしまいました。
有田、嵯峨も突破するまえにきちんとマークされ、中盤でも数を優位に保てず、山下のところでも球が収まらず、強い向かい風もあってか、多く自陣ちかくでもみ合ったあと、両サイド深く切り込まれる、という展開が続きました。セカンドボールもなかなか回収できません。
あのパワフルで戦闘的ないわきはどこへいった?
と思っているうちに、サイド深くゴール近くに入り込んだところからおもしろいように点を決められ、あっと言う間に3-0にされてしまいます。
3点はいくらなんでも取られすぎだろう、と思いますが、攻撃的なチームに押し込まれるとこうなるという見本のようなものでしょうか。藤枝もそうですが、考えてみれば、いわきが大勝するときもこんな感じ(後半得点が多かったけれど)、スタイルは異なれど相手を圧倒する攻撃力の前には、こうなってしまうという見本のような状況でした。
どうした、いわき?
GK、左側の二人、右側と、4人の新人がスターティングラインアップに加わりましたが、去年の中盤でボールを奪ったら、みんなでゴールに走り出し速度ある攻撃で加点していく(そこには両サイドバックの素早いオーバーラップも!)感じは、ここからはまったく感じられませんでした。
サッカー変わったの?
とすら感じてしまいます。
J3からファンクラブ会員になって、初めての1試合3失点。どういう気持ちになればいいのか戸惑いすらありました。
しかし、このままでは終わりませんでした(よかった)。
後半、
鏑木→永井
石田→宮崎
有田→近藤
と左側を変え、
右も
加藤→江川
ときちんと交代を仕掛けていきます。
こういうのって、応援する側にとってもフィールドの選手にとっても「切り替え」のサインとして重要だなあ、とスタジアムで直にみていると強く感じます。
このままでは終わらないよ、っていう監督の意思表示を感じました。
個人的には日高のいなくなった左側をどのようにしていくかは試行錯誤中なのかな、と思っています(素人の印象にすぎませんが)。
初戦前半で3-0になり、交代させられるというのは、新しい人にとってはちょっと残念な展開かもしれませんが、ぜひ次回は悔しさをバネに、より戦闘的に戦ってほしいです。
鏑木、加藤、石田各選手、応援してます!
後半になるとギアが上がり、相手陣内でサッカーをする時間帯が増えていきます。これは、次戦の水戸相手にも感じたことですが、後半になると速度で相手に勝てるシーンが増えてくる印象があります。あきらめない、パワーを出し続けるいわきのサッカーの鼓動は感じるといったところでしょうか。スタミナでは負けませんね!
3点を跳ね返すのはさすがに厳しかったですが、
「開幕戦、去年勝ってた相手にこのまま終わったらどうすんだい?!」
という危惧は払拭されました。
有田→近藤
の交代も効いていたかな?
素人の私見では、山下、有田、嵯峨のあたりには、藤枝の選手も意識して数で迫っていた印象があります。
近藤選手は、有田選手とはタイプが違いますが、ゴール前である種の体の強さを持った選手という印象を持ちました。この試合ではこの交代が効果あり、だったと思います。
ただ、友人とも話をしたのですが、4-4-2の2のフォワードのところ、有田は鉄板だとして、もう一人を谷村でいくのか?近藤なのか?(近藤選手は前に素早く動くタイプではない?)
ここは2列目の鈴木、岩淵とは違った整理が必要なのかもしれません。
(ディフェンス側は家泉、遠藤を中心にそう大きく変わらないとしても)
嵯峨は、マークされていても相変わらずの活躍をしてくれています。ただ、嵯峨はマークされるとかされないじゃなくて、素早く後ろからあがっていくあの感じが欲しいですよねえ。これは右側だけの問題ではなく、反対側のサイドをどう動かすかということも関わってくるのでしょうか?
左側のやり方が見えてくると、どう応援したらいいのか、もわかってくると思います。しばらくは待ちながら応援のツボを探すことになりそうですかね。
「中盤真ん中を固めて両サイドに圧縮し、人数かけて取ったら全員ダッシュ!」
これ、続けてほしいなあ、と友人とも話しをしています。
素人ファンではあっても、もいろいろ考えながら「点が入ればよい」というだけではない応援をしていきたいですね。
「午前中は働き、午後は釣りをして、夕方は酒を飲みながら批評家になる」
マルクスも言ってるそうですし、のが理想だって(本当かい?<笑>)。
自分の知っている教養の範囲でも、
文字がなくてもお店の小僧たちが歌舞伎のディープな魅力に心を奪われる話は落語の「七段目」でしたっけ?
ありましたよね。
サッカーなんて全然したことがない輩でも、批評家にはなれる。むしろそういう好きな対象に対する愛を批評で示せるようになればいいなあ。
サッカー道は奥が深いから、当分は無理ですけれど。10年ぐらいかかるかな?