教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

大英図書館からマダム・タッソーまで

2005-07-30 02:54:22 | 学習ツアー
キングス・クロス駅の近くでも爆発テロがあった。
その隣にある大英図書館に行ってみた。

世界の知の空間。マルクスが毎日通ったころとは場所も違うし
建物も違うだろうが、とにかく風格はあった。
特にリサーチをしにきたわけではないから、
申請をしていないので、図書の閲覧室には入れなかった。
ただ、Book Storeで、買った一冊の本は、
今回のテロを根本から考えさせるトリガーになりそうだ。

そのあと、マダムタッソーまで例の2階建てバス
「ダブルデッカー」に乗った。やはり安いし便利。
しかし今は少し乗客間に緊張感が走っているような気がした。
それにしても多様な民族が乗っていた。言葉も色も衣装も
まったく違う。「寛容性」「アイデンティティ」
の重要性を改めて感じた。日本では実感できないが、
これはそういうことだ。大英図書館からマダム・タッソーに来る
途中で、あるいはその近くでもう1つの爆発テロがあったはずだ。

昨日の厳戒態勢がまだ続いているのか、
とにかくパトカーがサイレンを鳴らして
走りまくっている感じがする。

そのたびに観光客も市民も顔を一瞬だがゆがめる。

マダム・タッソーに行くのが目的ではなく少し戻って
同じ通りにあるロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに
行ってみた。9月まで演奏はないそうだ。夏休みに入ったわけだ。

イギリスでの学習ツアーは、実はこの夏休みに入る前で
なければあまり意味がない。
ここロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックなどは
無料のコンサートもある。それにいたるところに将来の
芸術家たちを育てる場があり、そういう場は安く参加できる
のである。ただ、夏休みにはいると演奏者がいない。彼らは
学生だから。ともかく何も高いお金を出してミュージカルや
ドラマを見るだけが学習ではない。むしろ観光客をターゲット
にあてていない、市民を対象にした催し物を探すのも1つの
アイデアだろう。

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