教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

教員志望者減少?

2008-02-26 01:48:59 | 文化・芸術
毎日新聞(2月25日17時15分配信)によると、

国公立大の2次試験の前期日程が25日、始まった。「ゆとり」教育の見直しや学力低下への不安が叫ばれる中、教員を目指す若者は減ってきている。人員不足や多忙化、理不尽なクレームをつける保護者への対応など課題も多い。教員職に不安はないのか。・・・文部科学省によると、2次試験の確定志願倍率は4.9倍で前年度より0.1ポイント増えた。このうち国立大の教員養成系は前年度と同じ4.4倍(志願者5万3817人)。大学入試センター試験が始まった90年度以降でみると、最も高かった03年度の5.6倍から1.2ポイント減少した。大手予備校・代々木ゼミナールによると、今年度の模擬試験で教員養成系大学の志願者数は約7%減少し、ここ数年は数%ずつ減っている。坂口幸世入試情報センター本部長は「厳しい労働で敬遠されているのでは」と分析する。

☆当然だと思う。教育心理学が重視されている教育領域。自分のアイデンティティを承認される欲求がなければ、自己実現への道は難しいことを体験するのが教育学部。

☆してその実態は、何をやってもモンスターペアレントにクレイム、クレイム、またクレイム。顧客満足を上げるために生徒の面倒を見なくてはということで、仕事は山積。

☆本当はコミュニケーションの最適化の学びが必要だが、教育学部の教授陣自身のコミュニケーションは抑圧型スタイル。最適化などほど遠い。

☆自分の時間がない。居心地のよい時間がない。疲弊こそすれ自己成長は望めない。階層構造社会が学校で、自分らしさが出せない。外部とつながる時間など毛頭ない。ネット社会はタブー・・・。

☆そんなところに今の若い人があえていこうとしないだろう。フィンランドでは教員は尊敬されている。日本でもそうでなければならない。そうなるにはコミュニケーションを最適化する学びが重要。最適化されたコミュニケーションは、互いに尊重し合い、創造的会話にわくわくし、モチベーションもアップ。

☆しかし、誰がそんな社会変革を、ラディカルな思考を実行しようというのか。すぐにつぶされるのが日本社会。絶望の国、日本なのか。

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