日本でも多くの市区町村で行われているBookstart(ブックスタート)ですが、もともとブックスタートは1992年にイギリスでbooktrust(ブックトラスト)が始めたものだそうです。ブックトラストは年代・文化の枠を超えて全ての人が本に親しむ事を目的として設立されたイギリスの慈善団体です。日本では乳児の時に一度だけ本を貰えるブックスタートですが、本場のイギリスではそれに加えて18ヵ月と3歳の時にも本を貰える機会があります。
娘が18ヵ月を迎えた頃に案内のハガキが届き、取りに行くとこんなバッグを貰いました。
中には入っていたのは、
1.絵本が2冊
2.数字を覚えるための紙(1~10までの数字が書かれた紙)
3.スケッチブックとクレヨン
4.推奨絵本のリスト
5.読み聞かせの方法
が入っていました。
絵本にも度々登場しますが、イギリスにはNursery Rhyme(ナーサリー・ライム)と呼ばれる童謡がたくさんあり、小さな子供達はまずこのナーサリー・ライムから言葉や数を覚えていきます。このナーサリー・ライムはとても優れていて、数や色はもちろん体や顔のパーツ、そして想像力をかき立てるストーリー性のあるものなどバラエティに富んでいます。手遊び歌になっているものも多く、実際に指で数を数えたり、体や顔のパーツを指差したり、漕いだり寝そべったり起きたりなどの動作を伴ったりととても楽しいです。2歳の娘もお気に入りのナーサリーライムを何曲か覚えて良く歌っています。
今ではお風呂を上がってから寝るまでの時間を読書の時間と決めて娘と一緒に絵本を楽しんでいます。ブックスタートの発祥の地であるイギリスでたくさんのお気に入りの絵本に巡り合えれば嬉しいです。