First Step

初めてのロンドン生活、初めての育児。前向きに色々な事に「はじめの一歩」を踏み出してみようと思います。

2011 Wimbledon Championships

2011-06-30 12:45:35 | お出かけスポット

せっかくならCentre CourtでWimbledon Championshipsを観たいと思っていましたが、5歳未満は入場できないとの事で観に行くのを諦めていました。しかし、Centre CourtとNo.1~No.3以外のコートに入れるチケットであるグラウンドチケットを買って観に行こうよという主人の提案でWimbledon Campionshipsを見に出掛ける事にしました。

会場の近くに着くとすごい人で賑わっていました。チケットの買い方が良く分からなかったので近くにいたスチュワートの方に尋ねると、近くの駐車場に行って並ぶようにと言われました。その際に、恐らく2~3時間位並ぶだろうと言われました。そして言われた駐車場に到着すると、何やらたくさんの人が見えました。これがウィンブルドンのもう一つの名物である長~いQueue(キュー)でした。
2011 Wimbledon Championships1

Queueの最後尾に並ぶと、スチュワートの方にQueue Card(キューカード)なるものを渡されました。私は本日の12239番目でした。
2011 Wimbledon Championships2

これがテニスと並ぶウィンブルドン名物の長~いQueueです。見えるのはQueueのほんの一部で、Queueの先頭はまだまだずーっと先です。人のQueueの左側にはキャンプのQueueが見えます。
2011 Wimbledon Championships3

キャンプのQueueも結構長いです。そしてこのキャンプのQueueは明後日のチケットを買うために並んでいるのです!つまり、ここで2泊キャンプをするのです。というのも、次の日は試合がないのですが、明後日は地元イギリスのAndy Murry(アンディー・マリー)選手の試合がCentre Courtであるので、そのチケットを買うためにキャンプをしているのです。
2011 Wimbledon Championships4

キャンプをする人々はと言えば、外で本を読んだり、ワインを飲んだり、日焼けをしたりと思い思いの時間を過ごしていました。何だか楽しそうです。
2011 Wimbledon Championships5

私達が待ったのは結局・・・5時間でした!!!最初の3時間位は楽しかったのですが、さすがに5時間ともなると疲れました。。。それとは対照的に、20ヵ月の娘はたくさんの人がいるいつもとは違う雰囲気に大興奮!あちこちを自由に走り回ってとっても楽しそうでした。5時間も並ぶと、列の前後の人とも言葉を交わすようになるもので、娘も遊んで貰ったりして楽しそうでした。これもQueueの醍醐味かもしれません!?そして、ついにグラウンドチケットをゲットしました!並び始めたのは14時半なのに、入場できた時には時計はすでに19時半を過ぎていました。。。
2011 Wimbledon Championships6

いざ中に入り、試合の掲示板を見て何の試合を見ようかなと思っていると、
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「Kimiko DATE-KRUMM」の文字を発見!クルム伊達選手はシングルでは残念ながら2回戦でビーナス・ウィリアムズ選手に惜敗してしまったのですが、ダブルスが残っていたのです。
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そして、クルム伊達選手の試合を観に行くと、すごい人で賑わっていました。日本人の姿も多く目にしました。
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クルム伊達選手がペアを組むのは、中国のShuai Zhang(張帥)選手でした。やはり近くで見ると迫力がありました。そして、見事勝利しました!
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ウィンブルドン観戦と言えば、いちごとシャンパンが有名です。時間が遅かったのでいちごは売り切れでしたが、シャンパンで乾杯しました。
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5時間並んだにも関わらず、テニスを観戦できたのは1時間弱でしたが、Wimbledon Championshipsの雰囲気を十分に楽しんだ1日でした。ロンドンでの思い出がまた1つ増えました。


ロンドン・ウェットランド・センター

2011-06-21 23:26:16 | お出かけスポット

鳥好きの娘にたくさんの鳥を見せてあげようと思い、ウィンブルドンの自宅から車で15分位のBarnes(バーンズ)にあるLondon Wetland Centre(ロンドン・ウェットランド・センター)に行って来ました。ロンドン・ウェットランド・センターは野生動物のための湿地帯の保護を目的に1946年に設立された慈善団体であるWWT(Wildfowl&Wetlands Trust)によって管理されています。WWTはイギリス国内に9つの湿地帯を保有していますが、ロンドン・ウェットランド・センターはその中でもロンドンの都市部にありながら42ヘクタールもの敷地を持つヨーロッパ最大の野生動物の湿地帯です。鳥に関して言えば、180種類もの鳥が生息しているそうです。そして、鳥以外にも絶滅の危機にさらされているミズハタネズミをはじめコウモリ、ヘビ、トカゲ、蝶、蛾など様々な野生動物が生息しています。

さて、どんな鳥達に出会えるのでしょうか。
ロンドン・ウェットランド・センター1

ウェットランド・センター内部は区画に分かれていて、入ってすぐはWorld Wetlandsという世界中のアヒル・ガチョウ・白鳥が見られる区画でした。こんな感じですぐ近くで鳥達がゆったりと穏やかな時を過ごしている姿を見る事ができました。
ロンドン・ウェットランド・センター2

World Wetlandsの中の一番人気はBlack Swan(黒鳥)でした。多くの人が足を止めて眺めたり、写真撮影をしていました。最近話題になったナタリー・ポートマン主演の映画「Black Swan」の影響もあるのでしょうか。
ロンドン・ウェットランド・センター3

こんな感じで寛げる場所も随所に設けられていました。持参したランチボックスを広げてランチを楽しむ家族連れの姿も多く見られました。
ロンドン・ウェットランド・センター4

ウェットランド・センターの中心部はMain Lakeと呼ばれる広い湖になっていて、その湖のほとりにHideと呼ばれる湖の野生動物を観察するための小屋が幾つかありました。
ロンドン・ウェットランド・センター5

ロンドン・ウェットランド・センター6

小屋には小さな窓があり、椅子に座って湖に生息する野生動物を観察する事ができるようになっています。この小屋の中では基本的には私語は禁止で、人々は双眼鏡を片手に静かに湖を観察していました。
ロンドン・ウェットランド・センター7

私達は双眼鏡は持っていないので目視で確認できる野生動物しか見えませんでしたが、水牛やクジャクなどを観察する事ができました。
ロンドン・ウェットランド・センター8

野生動物以外にもきれいなお花が咲いている場所もありました。
ロンドン・ウェットランド・センター9

お天気がとても良かった事もあり、ロンドンとは思えない程の豊かな自然に囲まれてとてもリフレッシュできた一日となりました。ロンドン・ウェットランド・センターでは双眼鏡を持って本格的にバードウォッチングを楽しむ人や、スタッフの人に熱心に質問する人の姿などが目立ち、野生動物の保護に関心を持つ人が多く訪れている印象を受けました。ツアーなども日々たくさん開かれているので、今度はそういったツアーに参加してみようかなと思います。


ウィンブルドン・ローン・テニス博物館

2011-06-16 15:03:31 | お出かけスポット

テニスの本場ウィンブルドンに住んでいながら行った事のなかったWimbledon Lawn Tennis Museum(ウィンブルドン・ローン・テニス博物館)に先日行って来ました。博物館が設立されたのは1977年ですが、その後2006年に改装されているのでとても新しい博物館でした。テニスの歴史はもちろん、ラケットやテニスウェアの歴史などが展示されていました。
Wimbledon Lawn Tennis Museum1

女性用のテニスウェアです。かつては丈の長いスカートを履き、コルセットを着用していたそうですが、時と共にスカートの丈は短くなり、動きやすい格好へと変化しています。
Wimbledon Lawn Tennis Museum2

男性用のテニスウェアです。かつては男性はスーツを着用していたそうです。しかし、女性同様に時と共に動きやすい格好へとシフトし、現在のような半袖・短パンのスタイルになったそうです。
Wimbledon Lawn Tennis Museum3

謎が多かったBall boy(ボールボーイ)とBall girl(ボールガール)についても詳しく説明されていました。約250名のボールボーイとボールボーイは地元の学校から募集するそうです。ウィンブルドンはMerton Council(マートン区)にありますが、そのマートン区およびマートン区近郊のWandsworth(ワンズワース)、Sutton(サットン)の学校に通う15歳前後の生徒がその対象となります。ボールボーイとボールガールの候補者達はオンライン・学校・Sutton Junior Tennis Centre(サットン・テニス・スクール)・ウィンブルドンのコートで訓練を受け、その間に適性はもちろんボールの回収や交換の技術、試合の知識などを継続的に評価され、最終的に絞り込まれるそうです。ちなみに、今年は250名の募集に対して約750名の応募があったそうです。ロストボールを回収したり、ボールを交換したりとボールに関わる事だけがボールボーイとボールガールの仕事だと思っていましたが、それ以外に大事な仕事がありました。それは、プレーヤーに冷蔵庫からの飲み物を手渡すという事でした。大きなプレッシャーの中で試合をし、かなりナーバスになっているプレーヤーに絶妙なタイミングで飲み物を手渡すというのは、とても神経を使うものだと思います。ボールボーイとボールガールにとって一番大変な仕事かもしれません。この写真の少女は昨年の優勝者であるNadal(ナダル)選手に水を2本差し出しています。かなり緊張している様子が伝わってきます。
Ball boys&girls

博物館の中にはPhoto gallary(フォト・ギャラリー)のコーナーがありました。Wimbledon Championships(ウィンブルドン選手権)の熱戦の写真が展示されているのかと思いきや、展示されているのはWimbledon Championshipsのチケットを求めて並ぶ人々の長~い列でした。Wimbledon Championshipsのチケットの入手方法は独特で、Public Ballotという抽選に応募する必要があります。しかも、その際に日にちも見たい試合も指定できません。チケットの大部分がこのPublic Ballotによって売りさばかれますが、このPublic Ballotに当たらなかった人はどうするかというと・・・残りのチケットを求めて並ぶのです。多くの人々が並ぶためにルールが必要なようで、並び方についても説明がされているのが興味深いところです。フォトギャラリーではWimbledon Championshipsと並んで名物となっているこの列について大きくクローズアップされていました。
Wimbledon Lawn Tennis Museum5

チケットを入手するためにはキャンプだってします。テニスを愛する者にとってそれは苦にならないようです。
Wimbledon Lawn Tennis Museum6

そして、並ぶ事はもはや楽しみでもあるようです!?
Wimbledon Lawn Tennis Museum7

博物館への入場券を買うと、後でガイドがセンターコートに案内するから時間までに戻って来てと言われました。センターコートに入れるとは思っていなかったのでとてもラッキーでした。これが世界のテニスプレーヤーの聖地であるCentre Courtの入口です。
Centre Court1

そして、こちらがそのCentre Courtです。ガイドさんの説明によると、15000人を収容できるそうです。ツアーに参加していた人が「テレビで見るよりも小さく感じますね。」と言うと、ガイドさんは「物事は何でもそうだよ。テレビだと誇張されるんだ。」と言っていたのが何だか哲学的な言葉で印象的でした。Centre Courtは1年のうちWimbledon Championships期間(13日間)しか使用されないのに、警備は24時間365日だそうです。それにはもちろんセキュリティ上の理由もありますが、キツネが出る事もその警備の理由なのだそうです。キツネがCentre Courtにダメージを与えないようにするのも立派な警備の仕事のようです。微笑ましいエピソードです。
Centre Court2

そんなCentre Courtでふと上を見上げると、抜けるような青空が広がっていました。ウィンブルドンで優勝を勝ち取った瞬間に上を仰ぐと、真っ先に目に入ってくるのはこの青空のはずです。言葉では例えられないようなプレッシャーの中で戦いを終えた優勝者の目にはこの青空はどんな風に映るのでしょうか。
Centre Court3

6月20日からいよいよWimbledon Championshipsが始まります。今年はどんな戦いが繰り広げられるのか楽しみです。Centre Courtをはじめとする主要なコートには残念ながら5歳未満は入場できないので、私達は観に行くことはできませんが、テレビで応援したり、名物の長~い列を見にWimbledon Parkに行って雰囲気を楽しもうと思っています。


Karela

2011-06-09 16:45:16 | フード

主人がスーパーでゴーヤを発見したと言って買って帰って来ました。どこからどう見てもゴーヤですが、商品名にはKarela(カレラ)と書かれていました。産地はケニア、値段は小ぶりなのが3本入って2ポンド(約270円)でした。
Karela

実際に食べてみるとゴーヤに変わりはありませんでしたが、とにかく苦いのです!日本で食べていたゴーヤは苦味が程良い感じでしたが、このゴーヤは食べた瞬間からとにかく苦く、苦味しか記憶に残らない感じでした。。。

イギリスにはアジアの野菜が多く売られていますが、ゴーヤまであるとは・・・。ゴーヤは沖縄原産だと勝手に思い込んでいましたが、熱帯アジア(インド)原産だそうです。イギリスにはインド系の移民が多いので、ゴーヤの需要もあるのでしょうか。


ジンジャーブレッドマン

2011-06-07 23:07:40 | フード

スーパーなどで良く見かけるとっても可愛らしい形をしたこのクッキーはジンジャーブレッドです。人の形をしたジンジャーブレッドを特にジンジャーブレッドマンと言うそうです。ジンジャーブレッドという名の通り、生姜入りです。生姜以外にもシナモンなどのスパイス類が少し入っているので見た目よりは大人の味がしますが、食感はとても素朴なクッキーです。
ジンジャーブレッドマン

自分でオリジナルのジンジャーブレッドマンを作れるようなキットも売られていて、何もトッピングされていないクッキーに目や口、ボタンを付けられるようにアイシング、チョコやチョコチップなどがセットになっています。娘がもう少し分別がつくようになったら、そういったキットを使って一緒にオリジナルのジンジャーブレッドマンを作ってみたいと思います。