歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

ズバリ習近平主席の笑顔にだまされるな

2017-11-22 16:02:49 | 産経新聞の記事から抜粋

 

                      

  

   今日の産経新聞8面はさながらすべての記事がチャイナ関係で、日本は今現在、日本に向かってくる敵国の一つであるチャイナに対しては無関心であり得るはずが無いからだとも言えます。とにかくこの特定アジアが、日本に好意を示す事など無いと心得るべきです。

  韓国も反日と用日を交互に出したり引っ込めたりしていますが、特定アジアが何か動き出している時は、その殆どが自国の事情によります、しかもすべて、経済的目的が主です。平たく言えば借金の申し込みです。しかし問題は時の政府の勢いも大きい筈です。甘く観られていました。

       

  チャイナ関係で埋まっている産経8面から、チャイナ共産党の理論誌「求是」の最新号に「中国こそが世界最大の民主国家だ」と題した文章が掲載され、改革知識人らから批判の声が上がっているという記事です。見出しに「全世界の物笑い」「恥知らず」と批判が続出、

  習近平は焦っていると思います。その一方で見出しに「人権派弁護士に懲役2年」「当局の締め付けさらに強化」すなわち共産党に逆らえば、その有無を問わず一方的に罰せられます。訳の分からない国です。

    中国湖南省長沙市の中級人民法院が短文投稿サイト「微博」で公開した、判決公判に臨む江天勇氏の映像=21日(共同)

  中国湖南省長沙市の中級人民法院が短文投稿サイト「微博」で公開した、判決公判に臨む江天勇氏の映像=21日(共同


  相変わらず尖閣諸島の定期的威嚇的行動はやめないし、北朝鮮に対する影響力を強力に行使するなどという日本向けのアピール魔全くありません。習近平皇帝がにこやかに謁見するくらいの感覚なのでしょう

  

 

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  産経新聞・平成29年11月22日 付

   

  【矢板明夫の中国点描】
   

  ズバリ習近平主席の笑顔にだまされるな

 

    ここ数カ月、日中関係は回復基調にある。中国側の対日姿勢が変化したことが原因だ。官製メディアによる日本たたきの記事が急減し、11日にベトナムで行われた日中首脳会談の冒頭で、

     習近平主席が「中日関係を引き続き改善していきましょう」と安倍晋三首相に笑顔で呼びかける場面があった。

      11日、ベトナム・ダナンでの会談を前に、笑顔で握手する中国の習近平国家主席(右)と安倍晋三首相(代表撮影・共同)

    11日、ベトナム・ダナンでの会談を前に、笑顔で握手する中国の習近平国家主席(右)と安倍晋三首相(代表撮影・共同)


  2014年11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の開催に合わせて北京で行われた両氏による初の日中首脳会談の際、仏頂面で渋々と握手に応じ、歴史問題などで説教した習氏とは、まるで別人になったようだ。

  一方、安倍政権の対中政策は発足した当時からほとんど変わっていない。にもかかわらず、習氏はなぜ日本に対する態度を急に軟化させたのか。

     理由は複数ある。10月下旬に日本で行われた総選挙で自民党が圧勝し、中国が期待していた政権交代は当分望めないことのほか、習政権が推進している経済圏構想、一帯一路に、資金とノウハウを持つ日本を誘い込みたい思惑があるとも指摘される。

     それよりもっと重要なのは、中国を取り巻く外交環境が最近、著しく悪化していることだ。習政権は日本との関係回復を突破口に、四面楚歌(そか)的状況を早く改善したいと考えているようだ。

  3年前のAPEC当時と比べて最も大きく変化したのは、中韓関係だ。高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備問題をめぐり、蜜月だった中韓関係が一気に冷え込み、対立が長期化した。中韓が連携して歴史問題で対日共闘していた時代が終わりを告げた。

  もう一つの大きな変化は、南シナ海だ。16年7月、国際仲裁裁判所の裁定で中国が完敗し、国際社会から中国による人工島建設を批判する声が高くなった。

     そして、中国とインドとの関係も悪くなっている。中国とブータンの国境付近で、人民解放軍とインド軍がにらみ合い、一触即発の状況が2カ月も続いた。

  さらに香港や台湾との関係も変化した。香港で若者を中心に中国から独立を求める政党がいくつも誕生し、選挙などを通じて影響力を拡大した。

     台湾では独立志向の蔡英文政権が誕生した。頼清徳行政院長(首相に相当)が「私は台湾独立を主張する政治家だ」と公言するようになった。

   

  台湾、インド、東南アジアなど中国と対立した周辺の国と地域は、軒並み日本との関係強化に乗り出しており、日本を中心とする“中国包囲網”が出来つつある。

     党大会を終えて、権力闘争を一段落させた習氏は、対外関係を改善するため、まずは日本との関係修復が必要としている。

  習指導部が発足してから約5年間、20人以上もいる中国共産党の政治局員以上の要人は1人も訪日していない。

     ここに来て、中国メディアは序列2位の李克強首相が近く訪日する可能性をささやきはじめた。

    

実現すれば、日中関係史にも残る節目となる出来事だが、中国のペースにはまってはいけない。

  日中関係史をひもとけば、中国はいつも国内の都合で反日色を強め、勝手に首脳会談を中断する。必要だと思うときに関係修復に乗り出す。

     これに対し、歴代日本政府は、中国が笑顔を見せると、無警戒に相手の誘いに乗り、「日中友好」を謳(おう)歌(か)する。中国にとって、実に都合のいい国である。

  尖閣周辺で中国の公船の徘徊(はいかい)がいまや常態化している。温泉業者など8人の日本人は理不尽な理由で中国でスパイとして拘束され、裁かれている。双方が合意した東シナ海の共同開発は棚上げされたままである。

  日中関係を修復することに異論はないが、交渉する際に主張すべきことをしっかりと主張する必要がある。習主席の笑顔にだまされてはならない。(外信部次長)

 

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  アメリカが本気を出して居ると言う影響について矢板明夫氏は書いていません。急に習近平が安倍首相に近づいてきたのは日米の強力な同盟関係を見せつけられたからです。習近平も怖いのですが、何でもなさそうに振舞わないとさらに、思想を付けた主席には見えません

  北京春秋と言う太鼓持ちみたいなコラムもあります。長くチャイナに住んで、チャイナの毒にも薬に真成らないコラムもたまに書きます。

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 【北京春秋】
習近平主席、ウチの食堂に招待します ただし代価は…

  私事ながら、中国に赴任して1年余り、体重が8キロ増えた。50年ちょっとの人生で初めての経験である。まるで北京で楽をしているかのようだが、実情は正反対。心労が絶えない。

  太った理由は一つ。毎日、中国人スタッフがランチを作ってくれるのだ。総局の狭い食堂で、野菜炒めやマーボー豆腐、回鍋肉などの家庭料理を中国人職員たちと一緒に食べている。

  海外暮らしは長いが、毎日、こんなにしっかりと昼食を取った記憶がない。シンガポールではよくバナナを食べていた。バナナ・ダイエットなる言葉があるなんて知る由もない。効果てきめん、体重が激減した。

  さて、ふっくらした習近平国家主席の好物は何だろうと思って調べたら羊肉だという。出身地の陝西省の料理にもよく使われる。毛沢東は湖南省の紅焼肉(豚の角煮)、トウ小平は四川省の担担麺と、いずれも故郷の料理が好物だった。

  習主席は陝西省の村で食事をよばれたとき、わざわざ90元(約1500円)を払って領収書も書かせている。庶民派、清廉さをアピールしたいのだ。

  ならば…産経新聞の人民食堂へどうぞ。羊肉料理でも用意しましょう。ただ、領収書はありません。料金をいただいていませんから。代価は「言論の自由を保障すること」で結構です。(藤本欣也)

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  産経新聞はチャイナではその筋では日本より有名かも知れません。本当は追いだしたいのでしょうが、ほかの新聞も同調するか、産経新聞だけが急に日本で信用されてしまう事態が出てきだしたらチャイナにとっては一大事です。

   

  チャイナの言う事をすぐに飛びついて何回も痛い目に遭っているのに、中々日本政府の頭はいいが頭が固い。しかしチャイナにはからきし、弱い日本の外交官が多すぎますが河野太郎外務大臣は見直しました。チャイナの外相に貴方には失望したという最高の誉め言葉を貰ったのです。