地底人100物語

相手にとって不足なし

咲花温泉「湯元館」(新潟)

2017年03月07日 | さらば愛しき地底人
咲花温泉「湯元館」

新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!

2016年10月に突然閉館したとのウワサを聞いていたので訪れてみた。
玄関には閉館を知らせるような張り紙類はなかったが、館内の灯りは消え、玄関のガラス戸も鍵がかかり閉まっていた。
「本日は都合によりお休み」といった感じなのだが…


何度となく利用させていただいた温泉だったので残念。
いい湯をありがとうでした。

2017年3月のメモより


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ここ「湯元館」は屋号のとおり源泉施設を持っているらしい。
肉眼で確認はしていないが駐車場にあるそうだ。

小さな温泉宿で、玄関を入ったところにソファーがおかれ、湯上りの待ち合わせや、ちょっと一休みに便利だ。
この少しトボケたような薬師如来様を拝んで浴室へ。


男女別に内湯があるのみだ。
浴室は阿賀野川に面し、一面のガラス窓となっているので明るく眺めもよい。
冬のこの季節は
・鉛色の垂れこめる雲
・産毛のような枯れ木と雪を頂いた山
・暗く滔々と流れる阿賀野川
を眺めながらの入浴となる。
タイミングにもよるが、阿賀野川のライン下りの遊覧船がUターンしていくのを見ることもでる。

浴室内は換気不足で湯気もうもう、ミストサウナ状態。
そのモノトーンの中に3人程度の小さな湯船が1つ。


熱めの湯が岩の湯口からザコザコ投入され、洗い場にザコザコ溢れでている。
タイルの色も関係するのだろうが、淡い翠色が綺麗だ。

さっそくかぶり湯をして入浴。
湯船から溢れ出た湯がザザーと洗い場全体へ。
湯船に身を沈めると、熱い湯に冷えた体がジンジンと痺れる。
思わず「んぅ~」と声が出てしまう。
そのままドップり入っていると、それほど熱くもなくなってくるのが不思議だ。
湯口におかれた枡でグビリと一杯。(自己責任ですよ)
苦味とエグ味の入り混じったマズイ味。
臭いも苦味を感じるタマゴ硫黄の香り・・・でも気持ちいい。
湯上りはそれほど火照らず、おき火のように体の芯が温まり続けるのもグッドです。

■ 咲花温泉6号井
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
50.2℃ 成分総計1163mg/Kg(平成16.9.17)

新潟県五泉市佐取3049-1
TEL 0250-47-XXXX

2010年1月の入浴メモより

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