25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

世界を転戦するアスリート

2019年10月27日 | テレビ
 ラグビーについては今回のワールドカップで初めて見た。ルールがわからいものだから、ルール解説の特別枠があったらなあ、と思ったのだった。
 とてつもなく強いニュージーランドが「ハカ」をするフォーメーションを取るとイングランドがニュージーランドチームを飲み込むようにVの字になったのだった。これは面白かった。そして試合はその通りのようになった。アイルランドには圧倒した強さだった。ところがイングランドにはミスが多く、強いディフェンスに阻まれ、どうにもできなかった。イングランドは2年半

ニュージーランドを倒すことを目標に励んできたという。
 昨日はスポーツ観戦で忙しかった。次はフィギアスケートである。紀平梨花もショートで一位、羽生結弦も一位。日本列島人の若者が、ラグビーもそうだが、卓球、バドミントン、テニス、バスケット、スピードスケート等(もっと言いたいのだが、正式な競技名が浮かんでこない、ボルダリングとかスケートなんとかとか)に目を見張るものがある。日本を背負っているというよりは、国境を軽々と越え、世界中を転戦していく。こういう若者に国などを背負わせてはいけない。「日の丸日本」だの、「サムライ日本」など、ぼくはしらけるばかりだ。
 この前も、テレビ番組「ひるおび」で三雲某コメンテーターが「大和魂」という言葉を使っていて呆れたことがあった。ああ、この人は見たこともない観念を安易言ってしまう人なのだ、と思ったのだった。60代と10代、20代はずいぶんとちがうと思うが、どうだろう。