25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

紅白歌合戦批判

2020年01月02日 | 音楽 ポップス
 紅白歌合戦の歴史は、歌に振りがついて、そのうちダンスがついてきた。踊りながら歌う。次第にグループでフォーメーションを作って踊り、歌う。Perfume を見ていると、これが音楽か、という「あきれさせ方」または「ビックリさせ方」を感じさせるだけである。とにかくグループで歌い、踊る者たちはみなお粗末で、せいぜいスーパーフレアーという女性の歌手が3分ほどの間歌の力で惹きつけて聴かせた。もっとはっきり言わせてもらえば、Misiaの歌もよいといえばよいのだけど、アメリカのほうにあんな歌い方をする歌手が幾人かいる。「ゆず」と「いきものがかり」では曲を交換しても同じような曲に聞こえる。とにかくじっくり聴かせる歌が少ないのである。「たけし」もどうしたんだい、とこの頃言いたくなる。「韋駄天」でのお粗末な落語。ぼくは呆れている。
 やっぱりユーミンの曲はよかった。彼女の才能を感じる。石川さゆりにたいしてはNHKも酷なことをするなあ、といつも思う。彼女は琉球の歌や民謡を研究し、新しい試みを多くやっている歌手である。
 もう紅白歌合戦も「歌合戦」ではないのだから9時から11時45分くらいまででいいと思う。
 もうやるべき傾向まではとことんやったのではないのだろうか。Perfume も究極だし、美空ひばりも究極である。武田のサックス付きの五木ひろし、マジック付きの水森かおりだ、ケン玉付きの三山ひろし。なぜここまでして画像に釘付けにさせなければならないものか。
 そしてやはり歌は歌として聴きたいものだ、と思ったのだった。
 
 息子らはスマホから情報をとりながら紅白歌合戦を観ている。ケン玉をしっぱいしたシーンをすぐにアップする者がいるものである。それを見たり、テレビ画面を診たりとテレビの見方も違っている。こういう見方NHKも総力上げて阻止しようとしているようである。
 
 「朝まで生テレビ」もみた。若い政治家が出ていた。ややポスト安部の雰囲気になっていた。31日。カルロス・ゴーンがレバノンに逃亡したニュースを聞いた。
 今日息子家族が帰り、交代で娘家族がくる。せわしい正月だ。


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