em-Pits : 千葉研究所

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読書の夏

2012年07月23日 | 読書
 暑い、涼めるところ→図書館――というわけでもないのだけれど、まあ夏休みによく利用した刷り込みから図書館へ。
行ったのが先々週末。

 2年ほど前に読みきれなかったリチャード・ドーキンス『悪魔に仕える牧師 なぜ科学は「神」を必要としないのか』を半分くらいまで読む。ハードカヴァーでヴォリュームすごいんですもの。文字数あたりの情報量というか理解に要する時間も多いし(自然科学書で翻訳)。ドーキンスをもう一冊と思っていたのですが借りなくて良かった。

 しかし未だ『利己的な遺伝子』は読んでいない僕です。あと『虹の解体』はよく言及されるのでぜひ読みたい。

自負とは

2012年07月13日 | ネタ
 昨日エンジニアの集団である職場で「白熱電球の生産終了」の話題を出したが、ビックリするほど食いつきが悪かった。続いて「白熱球を使った表示機器の前の机に予備がたっぷり用意してあった」という話には輪をかけて反応が薄かった。ということがありましたのよ。やっぱ浮いてるのか私は。

雑記120706 節目

2012年07月06日 | 日記
 遠くない退職を決意しました。
 僕は他人との対話能力に問題があるので、意見をきちんと他人に伝えられるかは相手の姿勢に大きく依存してしまいます。結論が通じない場合は理由を説明しますし、理由を納得してもらえないならその前提を伝えようとしますが、大体この過程で相手が怒り出してしまい前提を伝えるに至りません。その辺りが僕の限界です。この論拠たる前提への認識の違い、要するに価値観の違いは興味深いのですが、そのことに自覚的な人とでないと上手く対話にならないようです。
 これは価値観の違いを言語化する前に感情的反発に至る人、これは僕の母がそうなのですが、そういう人をおそらく僕は内心見下していて、それが態度として表れるのを察知されてしまうためではないかという気がします。

 自覚的な点では、僕が問題を掘り下げて意見のすり合わせを行おうとする際の態度は相手の態度から察するに、ワガママで嫌な奴に映るようです。僕が覚悟を決めて最後まで議論を詰めたいときは感情の壁でどちらかが息切れし、僕の姿勢を相手に伝えられないまま話が終わってしまう時が多々あります。そういうとき、おそらく相手には“最後まで意見を曲げない扱いにくい人間”と印象に残ることでしょう。
 加えて、覚悟を決めていないときは口下手と他人への恐怖も相まって“そういう人もいるもんね”と勝手に納得して適当に話を合わせているだけなので、この僕の二面性は(信頼関係のない)相手を戸惑わせるには十分なのだと思います。多分僕のリミッターの外れている暴言家の姿しか知らない友人連中には意外だと思いますが、まーそうなんです。
 そこの調整と訓練は長期的な課題です。

 さておき、そういう今の僕には割と暗黙の了解や馴れ合いに頼って成り立っている(と僕には感じられる)今の会社は居心地が悪い。社員を統率するシステムの整備された、比較的規模の大きい会社で育てられた僕にはちょっと感覚が違いすぎる。この2年弱の間はとりあえず目立たぬよう適当に合わせてきたのですが(こんな変人が目立ってないはずはないけど)、それは僕の能力をきちんと生かすことにはならないし諾々と時間を多くない給料のために浪費することに外なりません。
 決定的だったのはこちらの不具合対策会議(僕は業務都合により途中退場)への客先指摘が概ね僕の問題意識に沿うものだったこと。これにより僕はそれなりに自分の考え方に自信を持ち、不器用なりに発言していく姿勢に改め始めたところでした。
 精算書類への疑問から始まり、上司との(対話における)相性の悪さと冒頭に述べた僕の対話能力の限界にぶつかり、対話に失敗したと同時に失望を覚えたためにこの会社と共に歩むことは得策でないと判断するに至りました。“自分が所属している”という贔屓目というか正常化バイアスなしに今の会社を分析し直す良い機会になりました。

 一つは議論と口論の区別がなく物事を表面的にしか見ていない上司の態度、もう一つはその会話からうちの会社で僕の居場所を確保するためのハードルの高さの上方修正が僕の損益分岐点を越えたことで以て退職の決意に至ります。
 ただ、即刻退職とは今の仕事の都合上いかないでしょうし準備期間なくては僕の方も徒に貯金を減らしてしまうので来年の夏まで位になるでしょう。今のお客さんや先輩からは学びたいことも多いし。ま、怒り心頭に発した別の上司辺りから「即刻辞めろ」と言われる可能性も考慮はしつつ。

 まあ、とりあえずこれで次はどんな生活をしようか、どうせなら丁度新幹線も延びるし長野県辺りに引っ越したいなーなどと考えている能天気な僕です。その前に歯医者だな。痛い。