Holdsworth先生の通算7作目ソロですね。
先生にして‘これは君達がかつて聞いたどんなものとも全く似て非なるものだよ。’とまで言わしめた自信作だったようですね。
次作Wardencliffe Towerのリリース直後のインタヴューでも、この作品のレコーディングのスムーズさと創作過程での楽しさを熱く語っておられました。
この頃からギターでSteinbergerを使い始めたせいか音がシャープになり、今までのザラザラした感じが幾分抑えられたような気がします。
この作品のバックグラウンドについては、私の敬愛するFUSIONさんの記事(必見!)で既に詳述されていますので、今回は蛇足編です。
#1.City Nights:
先生のオフィシャルサイトのイントロテーマなので、ちょっとミミタコかも。(笑)
ギター弾きまくりで気持ちがいいです・・名曲ですね。
Vinnie Colaiuta(d)とは公式には初顔合わせになるようですね。
Zappa Familyのメンツは色んなとこで耳にしてたせいか、個人的には彼のドラミングに新鮮な驚きはあまり無く(暴言?)、クレジットを見るまで‘またChadかな’なんて思ってた記憶があります・・誰かさんにシバかれそうですね。(笑)
でもプレイのスタイルに関してはChad Wackermanと同類で、私的にはかなり好きなタイプなんですよ。
クレジットによればJimmy Johnson(b)とのトリオなんですが、↑の記事によればバッキングのシンセはSynthaxeではなく作曲者Gary Husband自身のプレイだそうです。
#2.Secrets:
ビール(だよね?)の栓を抜きグラスに注ぐSE・・自身のホームスタジオ‘Brewery’の暗示か?・・から始まるRowanne Markボーカル曲。
先生はSynthaxeでのインプロ・・まるでバンドネオンのような音です。
メンツはボーカル以外#1の基本トリオ・・エンディングのバリバリは一体何?意味深だな・・。
#3.54 Duncan Terrace ~dedicated to Pat Smythe~
上記トリオにAlan Pasqua(pf)を加えしっとりと・・Gordon Beckとのバージョンより繊細なアレンジで、消え入りそうなGuitar&Synthaxeのバッキングが美しいです。
エンディングはWardencliffe Towerへの前振りかな・・。
【Pat Smytheについて 】
Patはおそらく'83年5月7日に他界したJazz Pianistで、Stan Getz、Ben WebsterやZoot Simsといった面々と親交があり、The Joe Harriott QuintetでIndo-Jazz(インド風ジャズ!)という変わったFusion Musicを標榜してた人のようです。
彼の死後、The Pat Smythe 財団が創設され若いジャズプレイヤーの育成に生かされているなど、結構大物だったと見受けられます・・名前は英国人ぽいけど生まれや没年齢は依然調査中です。
状況から見て、Gordon Beckも共通の友人だったはずで、With A heart In My Songでのこの曲の初演もこれで納得がいきました。(参考記事です・・後の方に記載あり)
詳細不明ですが、Holdsworth先生とはBBCでセッションを放送したという記録もあるようです。
#4.Joshua:
キーボードが作曲者のSteve Huntに換わり、自身の息子に捧げた優しいプレイを披露。
先生がギターで‘ウギャー’なんて快活におしゃべりする様子、Steveがシンセで元気に遊びまわる様子、をそれぞれイメージしたような音使いなのが面白いですね。
すごくホノボノとしてて、私は大好きな曲ですね・・最後はオネムですか・・かわいいね。(笑)
#5.Spokes:
再びキーボードレスのトリオに戻り、先生はSynthaxeでインプロ全開。
音だけでは何ともコメントしにくい曲です・・でも先生の狙い通りなんでしょうね。
#6.Maid Marion:
再びSteve Huntが持ち曲で参加・・彼の曲は暖かい感じがしていいですね。
テーマはSynthaxe。最初のソロは、木琴音をシンクロさせたエレピ・・Steveでしょうね・・そして2つ目と最後のソロは先生のSynthaxeですね。
テーマがなんとなく‘ビギン・ザ・ビギン’みたい。
#7.Peril Premonition:
がらっとメンバーが変わり、兄Chad(d,keys)と弟Bob(b)のWackerman Bros.とのトリオでギター弾きまくり・・Chadの曲です。
頭のフランス語は先生の奥方Clair・・工事のハンマー音役の人もクレジットされてますね・・。
#8.Endomorph - dedicated to my parents -:
先生のSynthaxeとCraig Copeland(vo)とのコラボ。
・・言いたかったことが沢山ありすぎて言葉に出来ない・・と言うようなもどかしい気持ちを歌ってるようです。
Craigは'88年のCarl Verheyen Groupの‘No Borders’に参加した頃からの関係みたいですね・・いい声です。
先日Against The Clock聞いて、曲名がほとんど思い出せなくてショック受けてます・・。(汗)
最近傍系の作品ばかり聞いてるので、ライブに向けて本家の音をしっかり聞かなきゃと反省しきり・・会場はオール・スタンディングみたいな感じなのがちょっと不安だな・・。
先生にして‘これは君達がかつて聞いたどんなものとも全く似て非なるものだよ。’とまで言わしめた自信作だったようですね。
次作Wardencliffe Towerのリリース直後のインタヴューでも、この作品のレコーディングのスムーズさと創作過程での楽しさを熱く語っておられました。
この頃からギターでSteinbergerを使い始めたせいか音がシャープになり、今までのザラザラした感じが幾分抑えられたような気がします。
この作品のバックグラウンドについては、私の敬愛するFUSIONさんの記事(必見!)で既に詳述されていますので、今回は蛇足編です。
#1.City Nights:
先生のオフィシャルサイトのイントロテーマなので、ちょっとミミタコかも。(笑)
ギター弾きまくりで気持ちがいいです・・名曲ですね。
Vinnie Colaiuta(d)とは公式には初顔合わせになるようですね。
Zappa Familyのメンツは色んなとこで耳にしてたせいか、個人的には彼のドラミングに新鮮な驚きはあまり無く(暴言?)、クレジットを見るまで‘またChadかな’なんて思ってた記憶があります・・誰かさんにシバかれそうですね。(笑)
でもプレイのスタイルに関してはChad Wackermanと同類で、私的にはかなり好きなタイプなんですよ。
クレジットによればJimmy Johnson(b)とのトリオなんですが、↑の記事によればバッキングのシンセはSynthaxeではなく作曲者Gary Husband自身のプレイだそうです。
#2.Secrets:
ビール(だよね?)の栓を抜きグラスに注ぐSE・・自身のホームスタジオ‘Brewery’の暗示か?・・から始まるRowanne Markボーカル曲。
先生はSynthaxeでのインプロ・・まるでバンドネオンのような音です。
メンツはボーカル以外#1の基本トリオ・・エンディングのバリバリは一体何?意味深だな・・。
#3.54 Duncan Terrace ~dedicated to Pat Smythe~
上記トリオにAlan Pasqua(pf)を加えしっとりと・・Gordon Beckとのバージョンより繊細なアレンジで、消え入りそうなGuitar&Synthaxeのバッキングが美しいです。
エンディングはWardencliffe Towerへの前振りかな・・。
【Pat Smytheについて 】
Patはおそらく'83年5月7日に他界したJazz Pianistで、Stan Getz、Ben WebsterやZoot Simsといった面々と親交があり、The Joe Harriott QuintetでIndo-Jazz(インド風ジャズ!)という変わったFusion Musicを標榜してた人のようです。
彼の死後、The Pat Smythe 財団が創設され若いジャズプレイヤーの育成に生かされているなど、結構大物だったと見受けられます・・名前は英国人ぽいけど生まれや没年齢は依然調査中です。
状況から見て、Gordon Beckも共通の友人だったはずで、With A heart In My Songでのこの曲の初演もこれで納得がいきました。(参考記事です・・後の方に記載あり)
詳細不明ですが、Holdsworth先生とはBBCでセッションを放送したという記録もあるようです。
#4.Joshua:
キーボードが作曲者のSteve Huntに換わり、自身の息子に捧げた優しいプレイを披露。
先生がギターで‘ウギャー’なんて快活におしゃべりする様子、Steveがシンセで元気に遊びまわる様子、をそれぞれイメージしたような音使いなのが面白いですね。
すごくホノボノとしてて、私は大好きな曲ですね・・最後はオネムですか・・かわいいね。(笑)
#5.Spokes:
再びキーボードレスのトリオに戻り、先生はSynthaxeでインプロ全開。
音だけでは何ともコメントしにくい曲です・・でも先生の狙い通りなんでしょうね。
#6.Maid Marion:
再びSteve Huntが持ち曲で参加・・彼の曲は暖かい感じがしていいですね。
テーマはSynthaxe。最初のソロは、木琴音をシンクロさせたエレピ・・Steveでしょうね・・そして2つ目と最後のソロは先生のSynthaxeですね。
テーマがなんとなく‘ビギン・ザ・ビギン’みたい。
#7.Peril Premonition:
がらっとメンバーが変わり、兄Chad(d,keys)と弟Bob(b)のWackerman Bros.とのトリオでギター弾きまくり・・Chadの曲です。
頭のフランス語は先生の奥方Clair・・工事のハンマー音役の人もクレジットされてますね・・。
#8.Endomorph - dedicated to my parents -:
先生のSynthaxeとCraig Copeland(vo)とのコラボ。
・・言いたかったことが沢山ありすぎて言葉に出来ない・・と言うようなもどかしい気持ちを歌ってるようです。
Craigは'88年のCarl Verheyen Groupの‘No Borders’に参加した頃からの関係みたいですね・・いい声です。
先日Against The Clock聞いて、曲名がほとんど思い出せなくてショック受けてます・・。(汗)
最近傍系の作品ばかり聞いてるので、ライブに向けて本家の音をしっかり聞かなきゃと反省しきり・・会場はオール・スタンディングみたいな感じなのがちょっと不安だな・・。
先ず、私のブログを紹介下さいまして心より感謝致します。何よりもアラン博士でありますelmar35さんからアラン先生の事でリンク頂くことは光栄です。本当に有難う御座います。
私のレビューといえば「ギター・マガジン」を参照した言わばカンニングの様なものです。ですから「知ったかぶり」的なレビューになっています。
その点、elmar35さんのレビューは参加ミュージシャンの情報や曲の機微、演奏等を独自の視点と情報でレビューされていますね。本当に勉強させられました。
>エンディングのバリバリは一体何?意味深だな・・。
実は私も同じように感じていました・・・チョッと怖いですよね・・・あのタイミングにあの音は。
それと、Pat Smytheの件はビックリです。徳のある方だったのですね。
ライブの件ですが・・・私の住んでいる所には当然の事ながら来ません(涙)ライブの報告を今から心待ちにしています。
長くなってしまいましたが、改めて感謝致します。
最後に・・・elmar35さんの前でアランさんの事を語るのは勇気が要りますよ・・・本当に。
勝手に記事を引用させて戴き、誠に申し訳ございませんでした。(笑)
しかし、今回の私の記事には貴殿のすばらしい情報がどうしても必要だったのですよ。
インタビュー記事はある意味本人の告知ですから、貴重な資料として興味ある人が共有するすべが必要と思ってます。
ですから、カンニングではなく、引用として堂々と参考にしていいと、私は思いますよ。
要は、どれだけ正確な情報を提供できるかということが、たとえばこんな記事に必要なことだと思います。
私が貴殿の記事に感心してるのは、必ず自身の言葉で、引用資料なり作品なりの本質を看破されてることです。
貴殿は評価されて当然のBLOGERですよ。(笑)
当方の記事こそ正確さに欠けるし、主観入りまくりなんで、反省しきりです。日々精進ですね。
Pat Smytheの件は、先生が世に出るきっかけの一つとして名高い‘Ronni Scott's Clib’からの情報なんで、断定しちゃいました。
とりあえず、アラン博士は勘弁してください。(涙)
オールスタンディングとか、入った順に座れるのとかって、困りますよね。
情けないのですが、最近立ってる時間が長いと腰が痛くて(T_T)
チケット発送はまだまだ先だし、ドタキャンが何より怖いです。(笑)