D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

There And Back('80)/ Jeff Beck

2008-08-10 19:26:26 | jeff beck-connection
お盆に突入ということで、朝から墓参りに行ってました。
心なしか車の数がいつもより少ないような気がします。
しかも、暑いですね・・陽光で火傷しそうです。

相変わらずアーカイヴの充実を図るべくジタバタしてる訳ですが、この辺もまだでしたね。
Jeff Beck(ジェフ・ベック)御大のインスト3部作のラスト“There And Back”で御座いますな。
個人的には、この作品あたりからようやくオンタイムで聴ける状況になったのでした。

ご存知の方も多いと思いますが、このジャケは御大のギターケースを接写したものです。
確か、グリーンブラックのレスポールが入ったやつなんじゃなかったかな。


【promotional photo of this album】

personnel:
Jeff Beck(g)
Jan Hammer(kb,d)
Simon Phillips(d)
Tony Hymas(kb)
Mo Foster(b)

面子は、まず“Wired”やツアーに引き続きヤン・ハマーが加わってます。
当初、サイモン・フィリップスらを加えて7,8曲を録り終えてましたが、御大によれば全てハマーの作品で埋め尽くされてた状況が許せず一旦リリースを御破算にしてます。
とりあえず出来がよかった3曲のみ残し、残りの制作のため新たな人選を始めました。
Max Middleton(マックス・ミドルトン)からの紹介で引き合わされたのが、トニー・ハイマスだったそうです。
これが運命の出会いというやつで、その後両者の関係は非常に深いものとなってゆくわけですね。
ベースに関しては、ロンドン界隈で録ってたこともあり、英国人で仲良しだったスタジオミュージシャンのモ・フォスターを起用したとのことです。

tracks:
1.Star Cycle
2.Too Much To Lose
3.You Never Know
4.The Pump
5.El Becko
6.The Golden Road
7.Space Boogie
8.The Final Peace

なんか事実関係の羅列ばかりで恐縮ですが、この辺はインタヴュー記事からの引用でガセではございませんので、悪しからず。
くだんのハマーの曲は#1~3で、あとは#8を除き全てハイマス&フィリップスの曲となっております。

#1“Star Cycle”は、今でも御大のスタンダードな1曲としてよく採りあげられてますね。
シークエンサーによるこのバッキングメロディは、一度聴けば忘れられません。
ドラムもハマーが叩いてますが、良く聴けば結構難しいことを演ってるようですね。
ちなみに、フィリップスはハマーが細かく指定するリズムパターンに萎えていたそうで、ハマーが自ら叩いたのもその辺が原因だったのかもしれません。

#3“You Never Know”もたまに演ってますね。
ライヴ向けのアップテンポな曲調が、御大の気に入るところとなったようです。

同じように#5“El Becko”もカッチョエエ曲です。
御大のスライドが炸裂してますね・・一押し!
こういうノリの曲って、実は今までほとんどなかった訳で、この辺はフィリップスの功績が大じゃないでしょうか。
縦ノリ・グルーヴの重要性を御大に認識させたという点でネ。

また、高速シャッフルの#7“Space Boogie”も、ある意味一時代を築いた感もある曲じゃないでしょうか。
この辺のフォロワーが後にゾクゾクと登場してきましたしネ。

で、ラストのハイマスとのデュオ曲“The Final Peace”がまた絶品です。
自宅でリハをチョロっと演った後スタジオに場所を変え、ハイマスが弾くコード進行に合わせてフリー・インプロで弾いたメロディが一発で決まったそうな。
この曲のセッションあたりが、御大の魅惑のトーン・コントロールが神業に域に突入してゆく切欠となったのは、おそらく間違いないでしょう。
御大としても、この時にノン・リズムでも良い曲が出来ることにはじめて気付いたそうです。

という訳で、この作品はクソ暑い中でも結構気持ちよく聴ける一枚じゃないかなと思います。
適度な浮遊感が心地よいのかもしれません。

まだまだ暑さが続きますが、皆様ご自愛くださいませ。
『音楽』 ジャンルのランキング
コメント (2)   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« Dawn Explosion('77)/ Captai... | トップ | AIRPLAY('80)/ AIRPLAY »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感慨深いアルバムですネ (FUSION)
2008-08-11 17:36:35
お邪魔します。
このアルバムが切欠でelmar35さんとの交流が始まったのですね・・・そんな意味でも感慨深いアルバムです。
様々な情報も取混ぜながらのレヴュー、本当に参考になりました。有難う御座います。
私も「ブロー・バイ・ブロー」は発売されてから大分経ってから聴いたのですが、このアルバムは仰る様に「オンタイムで聴ける状況になった」・・・ですネ。後になって気付いたのですが、「Star Cycle」で初めてローランドGRギターシンセなるモノを知った様な・・・また、「El Becko」では「スライド・ギターはブルースやカントリー以外でもこんなにかっこ良く響かせることが出来るんだ~」などと子供(笑)ながらに思ったりと、何かと想い出深いアルバムです。おっと!終わりそうに無いのでこの辺で!
FUSION様 (elmar35)
2008-08-11 18:55:00
コメントありがとう御座います。
ほんとに感慨深いものがありますね。(笑)

>「Star Cycle」で初めてローランドGRギターシンセなるモノを知った様な・・・
おぉ、そうでしたね。
スタンリー・クラークとの来日公演でも披露されてました。
すっかり忘却の彼方へ飛んでいってましたよ。
ポール・ギルバートのEl Beckoの件といい、色々勉強させて頂きつつもうすぐ3年ですか。
早いというより、早すぎますね、ほんまに。(笑)

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
検体番号18 <THERE AND BACK(ゼアー・アンド・バック)> (FUSION (フュージョン) MUSIC 研究所)
今回解析するのはJeff Beck(ジェフ・ベック)の<THERE AND BA