派遣・請負の特徴を、自分なりにまとめてみました。とりあえず10コほどリスト・アップします。(派遣と請負は法的には別ですが、実際の現場では、ひとつの会社が派遣・請負・委託のうち複数を取り扱っていることもあるので、まとめて派遣・請負としました。)
①労働力の商取引的性格の高さ。
②使用者責任の分離・あいまい化。
③派遣先と派遣労働者との対等な労使関係がないこと。
④細切れ雇用
⑤年齢・容姿差別
⑥中間搾取
⑦演技労働
⑧密告
⑨セクハラ・パワハラ・いじめの温床。
⑩相互不信→スパイ扱い
⑪派遣先会社はたいていい辺鄙なところにある。(2006/8/12補足)
ちょっと分かりにくいところがあると思うので、解説します。
⑦演技労働
短期間ごとに派遣される先の企業・職場の正社員になったつもりで働け、と派遣会社は労働者にハッパをかけます。そのため、演技も仕事のうちなのです。たとえ、正社員に比べて賃金・保障が半分以下であっても、そうしなければならないわけです。
⑧派遣は、不安定雇用の最たるものです。次もまた派遣会社の営業から、勤め先を
紹介してもらいたい、と願うあまり、いっしょに苦労して働く同僚アルバイターのあることないことをチクることがあります。
それから、⑥中間搾取。
これは以前から有名な話という気もするのですが。
下請けだけではなく、孫受け、ひ孫受け、ひ・ひ孫受けと、ハイアラーキーが下のほうの企業に行けばゆくほど給与も低く、人間ではなくモノ的な扱いを受けます。
これに関して労働組合アクティヴィストの小山正樹は、「業務請負会社から派遣される労働者の賃金は、自給900~1200円程度、会社から請負会社への支払いは一人一時間あたり1300円~1600円。」つまり、その差は一時間あたり400円。つまり、一日八時間労働だとすれば、3200円/日の「ピンはね」ですね。(月間労働組合 労働大学調査研究所発行 2004年7月 特集/派遣労働の現状と組織作り 「製造業務の派遣解禁と課題ーーJAM/労使協定基準を明確に取り組みへーー」20P)
現場に入ったものとして情報を補足すると、ユニホーム代として一日500円だとか、作業用の手袋や長靴代として一日200円だとかいうように、日給から引いてゆく派遣・請負の会社もあります。その場合、ピンはねの額はさらに上回ることになるのです。
まだ解説することがあるのですが、とりあえずここでいったん切ります。
読者も、ご自分の体験があれば、どんどんコメント欄にカキコしてください。
あるいは、別の情報・資料の提供もお願いします。
①労働力の商取引的性格の高さ。
②使用者責任の分離・あいまい化。
③派遣先と派遣労働者との対等な労使関係がないこと。
④細切れ雇用
⑤年齢・容姿差別
⑥中間搾取
⑦演技労働
⑧密告
⑨セクハラ・パワハラ・いじめの温床。
⑩相互不信→スパイ扱い
⑪派遣先会社はたいていい辺鄙なところにある。(2006/8/12補足)
ちょっと分かりにくいところがあると思うので、解説します。
⑦演技労働
短期間ごとに派遣される先の企業・職場の正社員になったつもりで働け、と派遣会社は労働者にハッパをかけます。そのため、演技も仕事のうちなのです。たとえ、正社員に比べて賃金・保障が半分以下であっても、そうしなければならないわけです。
⑧派遣は、不安定雇用の最たるものです。次もまた派遣会社の営業から、勤め先を
紹介してもらいたい、と願うあまり、いっしょに苦労して働く同僚アルバイターのあることないことをチクることがあります。
それから、⑥中間搾取。
これは以前から有名な話という気もするのですが。
下請けだけではなく、孫受け、ひ孫受け、ひ・ひ孫受けと、ハイアラーキーが下のほうの企業に行けばゆくほど給与も低く、人間ではなくモノ的な扱いを受けます。
これに関して労働組合アクティヴィストの小山正樹は、「業務請負会社から派遣される労働者の賃金は、自給900~1200円程度、会社から請負会社への支払いは一人一時間あたり1300円~1600円。」つまり、その差は一時間あたり400円。つまり、一日八時間労働だとすれば、3200円/日の「ピンはね」ですね。(月間労働組合 労働大学調査研究所発行 2004年7月 特集/派遣労働の現状と組織作り 「製造業務の派遣解禁と課題ーーJAM/労使協定基準を明確に取り組みへーー」20P)
現場に入ったものとして情報を補足すると、ユニホーム代として一日500円だとか、作業用の手袋や長靴代として一日200円だとかいうように、日給から引いてゆく派遣・請負の会社もあります。その場合、ピンはねの額はさらに上回ることになるのです。
まだ解説することがあるのですが、とりあえずここでいったん切ります。
読者も、ご自分の体験があれば、どんどんコメント欄にカキコしてください。
あるいは、別の情報・資料の提供もお願いします。
それがいやなら、ご自分で就職活動をされることです。次々と仕事を紹介してくれると言うことは、それだけ経費をかけて仕事を探す営業社員がいることになります。
そう考えると、
「自給900~1200円程度、会社から請負会社への支払いは一人一時間あたり1300円~1600円。」つまり、その差は一時間あたり400円。つまり、一日八時間労働だとすれば、3200円/日の「ピンはね」ですね」
ではなくて、当然の経費と考えます。
もし、当然の経費と主張したいのであれば、もっと説得力のある理屈を記載して下さい。私は、自由主義者の端くれのつもりでしますが、いたずらに貧富の差が拡大するような構造と理屈には大反対です。
ピンはねで成長する会社やから、こういう不満を言う奴も居て当然や。
むしろ最近はそういう意識がなさすぎる。
金の出所とか自分の会社に興味が無い社員が都合良い会社や。
そしてただひたすら、そういう有能な(笑)社員を増やす事が成長する道しかない会社や。
今の世の中にピッタリの会社形態や。
流行るわそら。
汚く思えるなら辞めるしかないな。