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2018年8月21日 新宿区内で9カ月間「ごみ収集」を体験した研究者。

2018年08月21日 | 環境・ごみ収集(新宿区)

  ~新宿区内で9カ月間「ごみ収集」を体験した研究者 藤井誠一郎さん~
 藤井誠一郎さんは現在、大東文化大学法学部政治学科准教授で、「地方自治・行政学・行政苦情救済」を専門にしています。以下は、著書のトピックスです。
  〔現場主義を貫く〕
 
 研究テーマを「自治体職員と地方自治の活性化ー名もなき職員の大きな貢献ー」として、表舞台には登場せず、地方自治の基盤確立のために尽力している自治体職員にスポットライトを当てたい思いが有った。中々思うように研究が進まなかった時、新宿区と相談をする機会を得て、幾つかの部署の中から、直ぐに現場に入ってもよいと返事がきたのは「清掃部門」だった。
  〔清掃体験期間〕
 2016年6月~7月、毎週月曜日に清掃職員の指導のもと、清掃業務を体験。実際に収集業務に携わり、「ふれあい指導」や「環境学習にも同行して貴重な体験を積む。この期間だけでは、十分に理解できるはずがないと云う思いが有った。
 2016年9月~2017年3月まで「一現業職員」として実践するために、新宿東清掃センターに通うことになった。当初は、収集・運搬しか見えていなかったが、徐々に中間処理・最終処分という一連の流れが視野に入るようになった。清掃工場や東京湾の最終処分の見学会にも参加して、清掃行政の全体像を体系的・俯瞰的に見ることができた。