エコライフ in かわぐち

~川口市地球温暖化防止活動推進センターのブログです~

夏を涼しく過ごすコツ

2016-08-20 08:46:06 | エコ情報

今日は雨で涼しいものの、暑い毎日が続くとぐったり

「夏は暑いのが当たり前!」

ですが、少しでも涼しく過ごすことができたらどんなにいいでしょう

そこで今日は、夏を涼しく過ごすコツについて書きたいと思います。

 

さてここでクイズです!

夏、外の暑さは、家のどの部分から一番たくさん入ってくるでしょう?

1番 「屋根」

2番 「壁」

3番 「窓」

答えは・・・

 

3番の「窓」です

(出典:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会「1992年省エネ基準で建てた住宅モデルにおける例」)


なんと暑さの7割が「窓」から入ってきます

ということで、窓の対策をしっかりすれば、外から暑さが入ってくるのを防ぎ、家の中を涼しくすることができます。

「窓」の対策はいろいろありますが、手軽にできることといえば・・・

カーテンや障子を閉めること。

「なーんだぁ」

と思ってませんか?

実際、どのくらい効果があるのか見てみましょう。

この写真は、ベランダから外に向けて赤外線カメラ(温度を色で表現)で撮影したものです。外は38度の暑さで真っ赤になっていますが・・・両側に見える青い部分、これは何だかわかりますか?

普通のカメラで見ると・・・

そう。レースのカーテンです。

カーテンの内側は約30度。

カーテンをするだけで、こんなに違うんです。

もう1つ、こちらは和室です。

左側は真っ赤で40度近くになっていますが、右側は黄緑色に少しオレンジがかかるくらい(約33度)。この差はなにかと言うと・・・

「右は障子を閉めていて、左は障子を開けている」

ためです。

たったこれだけでもずいぶん違ってきます

 

それから・・・

夏のベランダは太陽の熱でものすごい暑さになっています。

日なたの部分は、お昼前ですでに50度近くに

このベランダに蓄えられた熱が、その後、室内を温めることになります。これを少しでも防ぐために、ベランダにグリーンカーテン、よしず、オーニングを設置するのは、とても効果的です。

でも、どの家にもあるもので、もっと手軽に日射を防ぐ方法があります!

それは、

「洗濯ものを干す」です。

赤外線カメラで撮影してみると・・・

20分ほどで、50度近くあったベランダは41度まで下がっていました。直射日光が直接当たっていないところも緑色になり、温度が下がっています。(右上の、「真っ黒く見える物体」が、洗濯ものです

 

朝、洗濯ものを干してから出かければ、

夕方家に帰ってくると、洗濯物は乾くし、家の中は涼しい・・・いいことずくしです

 

最後に、もう1つ写真をご紹介したいと思います。

これはわが家から見た、外の様子です。

手前の赤い部分は、ベランダの手すり。向こうに見える「青いかたまり」、そしてその周りの「白いベルト」は・・・?

「青いかたまり」は公園、「白いベルト」は道路です。緑があるだけでこんなに温度が下がるということと、アスファルトで覆われた夏の道路はものすごい熱さになってしまうことがおわかりいただけるかと思います。

「緑」の力はすごいですね

昨年、グリーンセンターで「はとがやに里山を作る会」の皆さんが「すずしさ調査隊」を実施しました。こちらもよろしければどうぞ。

みなさんも、いろいろ工夫してみてくださいね(浅羽)

コメント
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