「後継者社長へ、後継者に必要とされる能力とは」

2018-05-27 19:08:57 | 日記

社長と同行二人                H29.5.27

「後継者社長へ、後継者に必要とされる能力とは」

 

皆様こんにちは、お元気ですか?

今日は「後継者社長へ、後継者に必要とされる能力とは!」

について私の経験や、セミナー、本、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。

後継者社長の皆様、貴方たちに必要とされる能力は何だと思われますか?

 

「リーダーシップ能力?」「組織運営能力?」「営業能力?」「コミュニケーション能力?」それぞれ必要ですよね!

 

私が考えるには「挑戦能力」所謂「未知への挑戦意欲」だと考えますがいかがでしょうか?

 

後継者には、得意先もある、取引銀行もある、社員もいる、仕入先もある、手形も発行することが出来る等殆どが備わっているのではありませんか?

 

たしかに赤字会社では、資金繰り、銀行返済等、お金の問題でご苦労されている後継者の方も沢山いらっしゃることでしょう!

 

また人手不足で困難に直面されている社長も多いと存じます!

 

私自身、数億の借り入れ、債務超過の会社を継承した3代目として、赤字会社の運営はそれこそ血が滲むようなことだとは十分承知しております。

 

またヒトの問題では、集金の持ち逃げ、突然の出社拒否など多くの問題に直面しました。

 

不渡り手形を掴ませられる等、お金にまつわる話をすれば沢山出てきます。

そんな経験をしてきた私ですが、後継者社長に必要なのは「挑戦能力」だと確信しております。

 

殆ど取り揃っている後継者はどうしても「独立独歩」の気合が少なくなり従前の顧客、商品を継承していくことに主眼を置きがちです。

 

しかし待って下さい。この進化、進歩の著しい現代に於いて、過去の延長では生き残ることは不可能ではありませんか?

 

そこで後継者社長が必要なってくるのが「挑戦能力」、新しいことにトライする能力です。

目先の資金繰りに追われて、将来の「夢」「ビジョン」を描ききれなかった私自身、欠落していたのがこの「挑戦」だったのです。

 

先代から引き継いだ商品、得意先、銀行、社員等、いろんな柵から抜け出せずにもがき苦しんでおりました。

 

ついつい考えるのは「今月の手形、落とせるかな?、借入金利息、元本返済できるかな?社員の給与支払えるかな?、リース代大丈夫かな?」ばかりでした。

 

そんな暗い顔をした社長には社員は付いてきませんよね!

だから、入社、退社の繰り返しだったと思います。

これで私は目覚めました「挑戦する」ことを忘れたならば、社員はいなくなると!

 

確かに「管理能力」は必要です。

これは否定しません。しかし「管理能力」とは出来上がったものを「管理する」いわばリスクマネジメントではありませんか?

 

しかし社長は「未来」を創るのが仕事です。社員に「明るい未来」を示しベクトルを合わせて、それに向かって邁進する、そんな能力が必要だと思います。

 

その「未来」には色んなリスクが伴います。そのリスクを取っていかなければ、明るい「未来」は掴むことは出来ません。

 

先ほどの「管理能力」に「挑戦能力」を加えた能力を後継者社長に持って頂きたいと思います。

 

この未来への「挑戦能力」が社員を惹きつけ、一緒に困難に立ち向かっていく原動力になると考えます。

 

社長が意気消沈して、過去のことを懐かしがって、ぼやいている、「昔は良かった」と言っている会社へ新卒社員が入って来ることは絶対と言っていいほどありえません。

 

困難だけども、歯を食いしばって明るい将来へ向かって「旗を振る」新しいことに「挑戦する」ことの大切さを後継者社長の皆様に分かって欲しいのです。

 

明るい顔、元気な声で月曜日には社員に「おはよう」と声かけしませんか!

 

苦しい時でも笑顔で、明るく振舞う、弱音を吐かない、やるといった事は最後までやり遂げる、小さな事かもしれませんが、それが「挑戦」に繋がると考えます。

 

今日もお読み頂きありがとうございました。

皆様の御意見をお待ちしております。

また来週もよろしくお願い致します。

 

 


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