「後継者社長へ、№2を育てる!」

2018-07-29 19:01:42 | 日記

社長と同行二人                H29.7.29

「後継者社長へ、№2を育てる!」

 

皆様こんにちは、お元気ですか?

今日は「後継者社長へ、№2を育てる!」

について私の経験や、セミナー、本、コンサルでの会話、大学での授業を振り返りなどから、考えを述べさせていただきます。

 

私自身、社長をしていた時に、社員数が15人~20人位まではトップダウンで運営していきました。

しかし15~20人を超えた時くらいから全てに目を配ることがだんだん出来なってきました。

 

営業、製造、業務、経理、配達等を全て社長が目を光らせること難しいのではないでしょうか?

 

ある方は30人くらいまで大丈夫と言われていましたが、私は15人から20人くらいまでが限度だと思います。

 

ある規模を超えたとき、今までのやり方で「社長」一人で全てをこなすことは不可能になってくるのではないでしょうか?

こんな時に、自分と同じ目線、角度で問題解決に当たってくれる社員は、それこそ喉から手が出るほど欲しいと思います。

 

しかし現実にはどうでしょうか?なかなか社内にいない。社外から持ってくるしか仕方のない状況ではないですか?

 

前職でも、気合と根性で売上を作ってきましたが、ある時点からはマーケッテングを応用して売れる仕組みを創ってきました。

 

いわゆる力技から仕組みで売ることを考えてきたのです。

この時に必要なのが、その仕組みを理解して社員を導く「No2」なのです。

 

年には関係なく「志」「意欲」がある人材には、多くの機会を与え経営者目線で考え、行動し、PDCAを回せる経験を積ませて、それなりの職責、給与を与え、教育していく必要があります。

 

そのような社員育成には常に「質問」することをお勧めします。

社長の考え、そして行動を、その社員に「質問」するのです。

 

「なぜ、社長はその考えをしたのか」「なぜそのような行動をするのか?」 彼に「聴いてみる」のです。

聞かれる方は、まず考えます。社長の頭の中を想像するのです。

最初は「トンチンカン」な事を言ってきますが、それでOKなのです。

先ずは「考えさせること」が一番大切なのです。

 

「社長は日々何を考えて行動しているのか?」

「社長は今、何に関心があるのか?」

「社長はライバルと、どう差別化していくのか?」

「社長は何故、自分の考えと違うことをするのか?」

等々を「質問」「考えさせること」で教育していくのです。

 

 

ワンマン社長の会社ですと社員は言われたことしか出来ません

私自身そうでしたが、、、、、、、

そんな時ほど社長は「うちの社員は言われたことしか出来ない」と嘆かれますが、それは違います。

社員に考える事を放棄させているからです。

考える習慣を付けさせていないからです。

 

そのように、複数の社員に「質問」することで、社員の「頭の中」「内実」が分かります。

「全く考えていない社員」、「考えたくない社員」、「何から手を付ければよいか分からない社員」等々

そこから「考えることを厭わない」社員を見つけ出していくのです。

 

初めは誰でも「考えたくない」ものです。

言われた事さえやっていれば、給与が貰える、「易きに流れる」ものです。

 

しかし、その中でも「探せ」ば出てきます。

兎に角社員に「質問」するのです。

「これから会社をどうしたい」「3年後、5年後、貴方はどうなりたい」等社員に「質問」を投げかけ続けることが必要です。

 

3ヶ月、半年続けていると、だんだん社員が変わってきます。

「将来こうなりたい」「5年後には家を建てる給与が欲しい」など

 

ここから「将来の会社像」を考えている社員を見つけて、先ほどの教育をして、NO2に育て上げていくことが大切です。

この社員が社長にとって、一番のNO2となっていくのです

 

しかし、問題は他の社員の「やっかみ」です。

多くの社員の「やっかみ」が有能な社員を退社に導きくことも考えなくてはなりません

 

人間の性として、目立つものの足を引っ張る傾向があります。

所謂「嫉妬」です。

自分と違う方法で、仕事をしている人間を引き摺り下ろしたい傾向にあるのです。

 

それは規模の大小に関わらずあると思います。

そんな時に必要なのが社長の強い意思です。

会社の将来、それに纏わる自分の将来を真剣に考える社員を「嫉妬」から守らなければなりません。

 

えこひいきするのでは無く、彼の考えていることを他の社員に「問いかける」、そこで他の社員の考えを聴きだすことで会社の融和を図っていくことが必要と考えます。

 

単年度の業績を上げる「姑息な能力」ではなくて「企業の価値を高める」社員を社内において「リーダー」と考えるようになってきます。

 

単年度ならば、固定費を削減して可能かも知れません。

しかし、企業価値を高めて、継続的に成長させることを社長は求めておりますので、こんな「NO2」は必ず必要となってきます。

 

私自身、15~20人規模から脱したのは、こんな「NO2」を育てたからだと実感しております。

皆様の会社では、将来を見据えて「NO2」を育ててみてはいかがでしょうか?

 

今日もお読み頂きありがとうございました。

皆様の御意見をお待ちしております。

また来週もよろしくお願い致します。

 

 

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