「後継者社長へ、計画書の3点セット!」

2018-06-03 22:08:30 | 日記

社長と同行二人                H29.6.3

「後継者社長へ、計画書の3点セット!」

 

皆様こんにちは、お元気ですか?

今回で130回目を迎えることができました。

これもひとえにメルマガを見て頂ける読者方いらっしゃるからです。

また最近は複数の方からの感想や励ましのメールを頂いており、これもメルマガを続ける要因なっております。

今後も宜しくお願いします。

 

今日は「後継者社長へ、計画書の3点セット!」

について私の経験や、セミナー、本、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。

先日、あるコンサル先の後継者社長と面談しておりました。その社長から「計画書を書きたいけれど、何を書いてよいか分かりません。教えて下さい」と言われました。

 

その会社は社員15名ほどですが、社長の号令の下、社員は一生懸命頑張っており今期も黒字で終了する予定です。

3代目社長は、将来を見据えて「計画書」を作成するつもりで本を買いましたが「難しすぎて、よく分からない」と言われました。

 

そこで私が」お話したのは「理念(社長の思い)、3~5年後の目標、来年の目標」この3点を抑えて下さい、でした

 

確かに本ではいろんなことが書いてありますが、最初に作られる「計画書」では、この3点が書かれていれば良いと考えます。

 

最初から「あれもこれも」と考え、書いていくと社員が「理解できない状態」になり、机上の空論に陥りがちです。

 

往々にして、社長が頭でっかちになると社員は付いてきません。

過去に実際経験してる私自身、社長になり始めの頃は、あれこれ難しい言葉を羅列して社員からそっぽを向かれました。

 

社長は新しい言葉を覚えてくると、ついつい使いたくなるのです。

後継者社長の皆様、気をつけて下さいね!

 

後継者社長の皆様、この「計画書」があると社員にとって「進む方向」「期待されること」が明確になってきます。

 

特に新卒社員は「やる気まんまん」ですが、やり方が分からない場合が見受けれられます。どちらに向かっていくのか、その「道標」があると間違わずに行動できるのです。

 

この方針を示して、不明な点は上司、上長が新卒社員と対話をして、より明確な方向性を見つければ、後は自発的に行動させれば結果、自創する社員になってきます。

 

これは新卒社員だけに当てはまることでは有りません。社長も自分の「方向性が」明確になってきます。

 

「将来会社を発展させるのは、どのような心持で運営すれば良いか

!?」も分かってくるのです。

 

私が思うのは「計画書」の中でこの「理念」が一番大切だと!

「何のために、この仕事をするのか?」「この仕事を通じて、社会にどんな影響を及ぼすのか?」社長と社員の気持ちを一つにするのがこの「理念」です。

 

しかし、ここで気をつけて頂きたいのが後継者社長の「魂の叫び」です。

借りてきた「理念」、本に書いてあった「理念」を自社の「計画書」に入れることは大変危険です。

なぜならば、そこには後継者社長の「熱き思い」「魂」がはいっていないから社員に簡単に見透かされます。

 

また社員から「言っている事と、やっていることがまるっきり正反対」と言われて誰も「理念」に従いません。今以上に会社の雰囲気は悪くなっていきます。

 

「紙に書く」「壁に貼り付ける」等で社内に明示することは、かまいませんが、肝心なのは「社風」まで落とし込むことです。

 

毎日の仕事が「理念」に沿っているか? 組織のあらゆる階層でチェクしているか? ある仕事をしていても「理念」に沿っていないと、やり直しを命じられる、ここまで行けば本物です。

社員全員が「口」にして、先輩から後輩、またその後輩まで受け継がれ、前述の「社風」となることを期待しております。

 

この「理念」こそが他社と差別化できる、大きな柱なんです!

ここを履き違えて、「儲かるから」と言う理由で場違いな業種に進出し痛手を蒙った会社を見てきました。

 

 

次は「5年後の目標」です。

これは外部環境を考えて、既存得意先、既存商品から一歩踏み込んだ戦略を考えるものです。

勿論社長が中心となって考えますが、この方向性については社員も巻き込んだほうが良いと考えます。

 

中小企業に社員は自発的に考え、行動する意識が乏しいと思いますがいかがでしょうか?

 

そんな社員を巻き込んで、3~5年後の戦略を考えると彼らも言った手前、他人のせいには出来ません。

そこで社長に注意していただきたいのは、一番初めに言った社員を「褒める」ことです。

だれでも「褒められる」と悪い気はしません。

他の社員にも伝染していくのです。

 

ヒトは理屈では動きません。感情で動く事を再確認して下さいね!

一人では思いつかなかったアイデアが3人いれば急速に増殖していきます。

 

このようにして3~5年後の戦略を考えてはどうでしょか?

ここからブレークダウンして来期の計画を立てて下さい。

 

計画書を書いたら必ず金融機関へ持参して下さい。彼らの一番の関心は「貸したお金の返却」ですが2番目は「将来に資金需要」です。

 

今のうちに3~5年後の設計図を明示すると彼らの自社を見る目が変わってきます。それを狙って持参して下さいね!

 

 

あと一つは来期の数値目標を出来れば月別に書き入れてください。

その数値目標を達成するための行動目標を考えてください。

難しい言葉は要りません。後継者社長の考えを書いてください。

出来れば銀行への返済計画もあれば万全です。

私はこの「計画書」作成で銀行から億単位の融資を実行しました。

 

最後に「計画書」は創ることが目的ではありません。

創ったら、必ず毎日読み込んでください

当然修正部分はありますので赤ペンで修正しておいてください。

 

一番ダメなのは創ったら、そのまま机の引き出しに仕舞っておくことです。「絵にかいた餅」にしないこと、くれぐれも注意してくださいね!

 

もしこの計画書作成で不安のある方がいらっしゃれば、いつでも連絡くださいね。

もちろん無料でお手伝いいたします。

 

 

今日もお読み頂きありがとうございました。

皆様の御意見をお待ちしております。

また来週もよろしくお願い致します。


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