社長と同行二人 H29.4.29
「後継者社長へ、結束力を高めるためには!」
皆様こんにちは、ゴールデンウィーク真っただ中ですね!
お元気ですか?
今日は「後継者社長へ、結束力を高めるためには」
について私の経験や、セミナー、本、コンサルでの会話などから、考えを述べさせていただきます。
一昨日に、ある後継者社長と面談しておりました
その社長から、「社内で結束力がないので、運動会か飲み会でもやろうと思いますが、何をすれば結束力がたかまるでしょうか?」と質問を受けました。
確かに、運動会や飲み会も大切な事だと思います。
私自身、前職の時には、社員旅行、歓送迎会、忘年会、経営計画発表会等で社員を巻き込んで色んな行事を行いました。
それらも「結束力」を高める重要なことだと思いますが、社長の日々の行動にもやることは沢山あると思います。
それは、社内にある共通の価値観「理念」「ビジョン」を共有させることです。社員になったら会社の価値観を理解し、それに従うべきなんです。社長はこれを社員に理解させ、意識に染込ませることが大切なのです。
後継者社長は先代からの社員も多くいる場合があります。
後継者社長の殆どが、この状態ではありませんか?
ここで、気をつけなければならないのは、会社の「軸」です。
この「軸」をぶれさせては絶対にいけません。
一人でも例外を認めると、それで社長の権威は失墜します。
新卒の社員は、割とこの「軸」をぶらすことはありませんが、問題は先代社員からの古参社員です。彼らの中には若い後継者社長を甘く見ているきらいが多く見受けられます。ここで、後継者社長は毅然とした態度を取って下さい。
古参社員は面従腹背をはじめ、後継者社長のやることなすことに異論を唱えてくる場合が多く見受けられます。
そんな時、ついつい後継者社長は古参社員の顔を立てて、例外を作るきらいがあります。
皆さんの会社では、いかがでしょうか?そんなことはありませんか?
社員は、この不平等に大変敏感なのです。そのことを後継者社長は分かって頂きたいのです。
一人でも例外を認めると「なんで、あの人だけ許されるのか?」と社内に亀裂が入ってくるのです。
一度亀裂が入ると修復するには多くの時間と、忍耐が必要となってきます。この状態が「結束力」を著しく弱めてしますのではありませんか?
先週も書きましたが、この価値観「理念」「ビジョン」共有できな
い社員は、外科的な方法もあると考えます。
私自身、社長時代に、「軸」をぶらす社員を退職させました。
一時社内の空気は混乱しましたが、結果的に社内が引き締まったことも事実です。
先代からの社員だから、新卒だからと仕事の面においては区別して対応しても良いのですが会社の根幹をなす「軸」に対しては社員全員を公平に扱う必要があります。
後継者社長の皆様、まずは「理念」「ビジョン」等で自分自身の「軸」をしっかり創ってください。決めたらこれをぶらさない。これが「結束力」を高める秘訣だと考えます。
まずはこれから始めませんか?
今日もお読み頂きありがとうございました。
皆様の御意見をお待ちしております。
また来週もよろしくお願い致します。