社長と同行二人 H29.1.29
「貴方は社員の年齢を知っていますか?」
社長の皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?
今回は、「社長、貴方は社員の年齢を知っていますか?」について私の意見を述べさせていただきます。
私は42歳で社長になりました。
名古屋所長、専務として約10年勤め、平成7年に社長就任でした。
就任直後は何から手をつけてよいか全く分かりませんでした。
取り合えず、金融機関、得意先、仕入先に就任の挨拶回りに行った時の事でした。
メインの得意先の社長に言われました「あんたは何歳や、社員の歳は知っているか?」と、、
その時は何を言われているのか全く分かりませんでした。
当然自分の年齢を答え、社員の年齢は分かりませんと回答しました。
その社長から「社員の年齢はしっかり覚えておけ」とお叱りを頂きました。
帰社してゆっくり考えてみると、その社長の言わんとすることがおぼろげながら分かってきました。
要するに自分の歳と比較して社員が何歳かを明確にすることが3年後、5年後の会社を創るときに非常に役立つことだと思いました。
それから縦軸に年齢、横軸に社員の名前を書いて眺めました。
自分の名前は一番左に書いて、年齢順(社会保険労務士に聞いて)に私から順番に左に書き始めました。
そのグラフに赤ペンで3年足したとき、青ペンで5年足したとき驚きました
なんと社員のほとんどが60歳を超えているではありませんか!
そうです、若い新入社員が入社しないと毎年平均年齢が1歳づつ上がっていくのです!数字だけ見ていると目に付かなかったことが、グラフ化すると一目瞭然でした。
それから3年後のビジョンを設定する際には必ず社員の年齢を書いたグラフを見て、誰を主任研修させようか? また昇格の際にも2、3名の内、誰を課長にする計画を立て、本人確認させ、実践する。そのための研修機関を探しスケジュールを立て実行していくかを? を考えました。
このグラフのおかげで、中期、長期計画を立案することが出来ました。
計画の中で、誰が何時までにに、何を、どこまでやるかを明悪にすることが出来たのです。
また数字からグラフにすると本当に危機感が募りました。
自社の将来計画を立てるときには、社長一人では出来ません。
当然社員の力が必要となってくるのです。
それから中途社員採用から大学新卒採用が変わり、そのための会社案内の作成、就職フェアーへの参加、採用担当者の任命、新卒者を受け入れる社内体制つくり、社内の改装、会社説明会の準備等やるべき事は、沢山ありました。それと平行して岐阜4大学、名古屋8大学のキャリア支援センターへの訪問し説明会への誘導を行いました。
最初の会社説明会は1名の参加者だったことを今でも覚えております。
しかし私が前職の社長時代、最後の会社説明会へは20数名が参加したこともしっかり覚えております。
社員の年齢をグラフ化し、色付けすることで会社の内容はこんなに大きく変化して行きました。
皆さんの会社も一度社員の方の年齢をグラフ化して3年、5年後のことをじっくり考えられてはいかがでしょうか?
また皆様のご意見もお待ちしております。
今日もお読み頂きありがとうございました。
また来週もよろしくお願い致します。