社長と同行二人 H28.7.31
「会社のステージを考える!」
社長の皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?
今日は「会社のステージを考える!」について考えを述べさせていただきます。
私が入社した頃の会社は10名くらいで、典型的な家業のところでした。
会社は万年赤字、それでも4月には昇給、7、12月には昨年比数パーセントの賞与アップ等、利益に関係なく支給しておりました。
もちろん社員はP/Lは分かりませんし、いわんやB/Sなどまったく不明でした。
毎年1回12/29に社長訓示、「今年も赤字だった。来年はがんばっていこう。以上」でした。
そんな会社に危機感を感じ、成果主義を持ち込みましたが、散々な結果で、社内で不信感や利己主義がはびこっただけで不発で終了しました。
猛省しております。
また苦心して採用し、将来を任せようと思っていた優秀な中途社員も複数退職して大きな損失が出ました。
この原因の全ては私が、商工会議所のセミナーで聞いてきた「成果主義」を内容を吟味せず社内にもち込み、成果の出した社員だけを優遇しようとした結果でした。
翻って得たことは、「他人のやり方をそのまま真似してもダメ。会社にはステージがあってそれに沿ったやり方がある」と言うことでした。
今から思うと軽乗用車に3000ccのエンジンを積み込んで全速力で走るような、無謀なことでした。
会社には歴史や、社員の資質、文化、業種の慣行などがあり、他の会社が成功したからと言ってすぐに導入することは大きな危険があることを
高い授業料を払って学びました。
変革の前に自社をしっかり見つめて、まずは改善を行い、そこで成果が出てから初めて改革を行ったほう方が空中分解しないのではないでしょうか?
やはり成功には原理原則があると考えます。
その会社にあった仕組みを取り入れることだと大いに反省したしだいです。
また皆様のご意見をお聞かせください。
今日もお読み頂きありがとうございました。
また来週もよろしくお願い致します。
株式会社 デュオ経営総研
経営コンサルタント 齊田隆治
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