略  歴

 昭和28年生まれ。大学卒業後東京のプラスチック商社入社。主に新規開拓従事4年間で約20社のユーザー獲得。入社2年目で2年間に3件の貸し倒れ発生、債権回収で奔放。その後名古屋支店転勤、商習慣の違いで悩むが新規開拓15社開拓。昭和61年父が経営する典型的な家業に入社。専務取締役を経て平成7年社長就任。在任中に売上げ3倍以上自己資本比率3.5倍、借入金を実質0円に減少させ家業から事業への脱皮を図る。自創経営を導入し、人材教育を重点的に行い中途採用から新卒者採用へ、また既存社員との融合に注力する 後継者不在のために平成25年M&Aにて会社を売却。ヒト、カネで悩める社長を助ける社長のブレーンとなる。

「会社のステージを考える!」

2016-07-31 18:53:03 | 日記

社長と同行二人                H28.7.31

「会社のステージを考える!」

社長の皆様こんにちは、お元気ですか?

いかがお過ごしでしょうか?

 

今日は「会社のステージを考える!」について考えを述べさせていただきます。

 

私が入社した頃の会社は10名くらいで、典型的な家業のところでした。

 

会社は万年赤字、それでも4月には昇給、7、12月には昨年比数パーセントの賞与アップ等、利益に関係なく支給しておりました。

 

もちろん社員はP/Lは分かりませんし、いわんやB/Sなどまったく不明でした。

毎年1回12/29に社長訓示、「今年も赤字だった。来年はがんばっていこう。以上」でした。

 

そんな会社に危機感を感じ、成果主義を持ち込みましたが、散々な結果で、社内で不信感や利己主義がはびこっただけで不発で終了しました。

猛省しております。

 

また苦心して採用し、将来を任せようと思っていた優秀な中途社員も複数退職して大きな損失が出ました。

 

この原因の全ては私が、商工会議所のセミナーで聞いてきた「成果主義」を内容を吟味せず社内にもち込み、成果の出した社員だけを優遇しようとした結果でした。

 

翻って得たことは、「他人のやり方をそのまま真似してもダメ。会社にはステージがあってそれに沿ったやり方がある」と言うことでした。

 

今から思うと軽乗用車に3000ccのエンジンを積み込んで全速力で走るような、無謀なことでした。

 

会社には歴史や、社員の資質、文化、業種の慣行などがあり、他の会社が成功したからと言ってすぐに導入することは大きな危険があることを

高い授業料を払って学びました。

 

変革の前に自社をしっかり見つめて、まずは改善を行い、そこで成果が出てから初めて改革を行ったほう方が空中分解しないのではないでしょうか?

 

やはり成功には原理原則があると考えます。

その会社にあった仕組みを取り入れることだと大いに反省したしだいです。

 

また皆様のご意見をお聞かせください。

今日もお読み頂きありがとうございました。

また来週もよろしくお願い致します。

 

 
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「信無くば立たずNO1」

2016-07-24 19:38:07 | 日記

社長と同行二人                H28.7.24

「信無くば立たずNO1」

社長の皆様こんにちは、お元気ですか?

いかがお過ごしでしょうか?

 

今日は「信無くば立たず」について考えを述べさせていただきます。

 

専務10年、社長約20年経験し感じたことは、「社員との信頼感の創造」です。

社員が社長を信頼し、社長が社員を信頼しないと会社は運営できないと感じました。

 

社員は信じていない社長にはついて来なく、ただ会社に失望し、をお金目当てだけで出社するか、黙って去っていきます。

 

私も何人の社員を面接し、入社させ、何人退社していったやら!!

人には言えない失敗が山ほどあります。今から思うと汗顔の至りです。

 

それを打開するために、また社員の気持ちを一つにするために経営理念を創り、3年後のビジョンを立てましたが、なかなか社内に浸透しませんでした

 

むしろ古参社員は気持ちが離れて感覚がありました。

先代からの社員にとっては、社長とは私ではなくて先代社長でしたからです。その中で理念実現のためにいろんな事を考え実施しました。

 

やったことは3つありました。

 

1つは幹部社員に私の年収を公開することでした。

2つは「オープンブックマネージメント」いわゆるP/L、B/Sの社内公開です。

3つは毎日のトイレ掃除です。

 

社員にとっては会社の利益はほとんど社長の懐に入るとの思いがあったみたいでした。

そのために月次決算書類を社員全員に回覧、捺印し会社の状況を知ってもらいました。また幹部社員には私の年収を教えました。

 

もう一つのトイレ掃除は社長業約20年、会社に出社した日は必ず実行しました。これは一倉定先生の教えですが、、、事務所、工場、倉庫3つのトイレを毎日巡回し掃除をしました。

年末の大掃除もトイレ掃除は私の役割でした。

 

わたしはこの3つを約20年間やり続けることで社員との溝は狭くなったと思っております。

 

また皆様のご意見をお聞かせください。

今日もお読み頂きありがとうございました。

また来週もよろしくお願い致します。

 

 

 

 


「セミナー案内1」

2016-07-17 21:06:49 | 日記

社長と同行二人                H28.7.11
「セミナー案内1」
社長の皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?

今日は「セミナー案内1」案内させていただきます。

来る9月15日、13:30~16:30まで、ウインクあいち1801号室。
今年2回目のセミナーを開催いたします。
前回は5/14(土曜日)に今年1回目を開催いたしました。

その際には11名の参加者で、こちらから出した課題に対して各自が自社分析をして頂き、ビジョンについてもワークをして頂き、大変盛り上がった雰囲気の中で終了しました。

セミナー終了後も複数の会社の方からも個別相談の依頼がありました。

しかし、2時間でキャッシュフローの内容を全てお伝えすることは不可能だと確信しました。

そこで今回は3時間で、「お金」「ヒト」についてのセミナーを開催します。

いつものセミナーの通り私の話は、成果を出した実体験に基づいております。
会社に所属しているサラリーマンコンサルタントと違って、この講義の裏には10倍以上の失敗体験と1千万円以上の投資実績があります。

この実績を通しての講義なので、参加者の期待を裏切ることは無いと確信しております。

皆様の来場をお待ちしております。

URL http://www.duo-k.co.jp
又は「デュオ経営総研」


「賞与を渡す際の面談について!」

2016-07-10 21:19:27 | 日記
社長と同行二人                H28.7.10
「賞与を渡す際の面談について!」
社長の皆様こんにちは、お元気ですか?
いかがお過ごしでしょうか?

今日は「賞与を渡す際の面談について!」を述べさせていただきます。

前回も賞与について、お話いたしましたが皆様の会社では、賞与を渡す際の面談は、どのようにされておりますか?
賞与とは基本的に会社の利益配分ですね。

出来るだけ多くの賞与を渡し、社員の笑顔を見たいですよね!
その賞与の原資である利益を捻出することも社長の大きな仕事です。

賞与は多ければそれに越したことではありませんが、その賞与を社員に渡しても個人の更なる成長、ひいては会社の成長につながらなければなりません。

私が面談の際にしてきたことは、
①前期よりどれだけ成長したか?
②部下、後輩をどれだけ成長させたか?
③自部門、会社の業績向上にどれだけ貢献できたか?

それぞれを、チャレンジシート(年間計画表)ランクアップノート(月間、週間、日々)を確認しながら、一人一人約30分以上かけて行いました。

昇給した社員、同額の社員、中には降給した社員も居ました。
それぞれが100%とは行かないまでも、出来るだけ納得し、明日の仕事に意欲を持って臨ませるだけの賞与を支払うのが社長の使命ではないでしょうか?

賞与の一時の増加は、衛生要因にはなるかも知れませんが、満足要因にはなりません。

これを満足要因、(達成感、承認、昇進、成長)等に移行させるのが社長の手腕ではないでしょうか?
わたしはこのように考えました。
また皆様のご意見をお聞かせください。

今日もお読み頂きありがとうございました。
また来週もよろしくお願い致します。




「賞与は二つの封筒で!」

2016-07-03 19:57:43 | 日記


社長と同行二人                          H28.7.3

「賞与は二つの封筒で!」



社長の皆様こんにちは、お元気ですか?

いかがお過ごしでしょうか?



今日は「賞与は二つの封筒で!」について述べさせていただきます。



7月に入ってそろそろ賞与の季節になりました。

前職で社長を務めていたおりに、私が幹部、新卒者教育担当に渡した賞与は二つの封筒に入れました。



一つ封筒は本人の努力、成長に対しての一般的な賞与でした。

この賞与は、チャレンジシート、ランクアップノートを横に置きながら、本人に成長の進捗度、目標と実績の乖離を確認し、

その結果をA,B,Cランクに分けて共通の認識の上、現金で渡しました。これは自宅に持って帰り、奥さんに手渡し家長としての威厳を保つためにしたのです。



もう一つの封筒には、幹部ならば部下との食事代、軽い飲食代を含んだコミュニケーション費用としての賞与でした。

本人にしっかり内容を説明し、その成果を期待するする旨も説明しました。



当然、顧客や仕入先との接待は領収書をもらい、会社で接待費と落としました。

しかし千円単位の部下との食事や飲み物代は領収書なしで幹部の自腹から払い、領収書ももらわなければ、部下も納得するところがあり、

幹部の面子も立つことでしょう!



新卒教育担当者にはONでの指導のほかOFFでも新卒者と食事、お茶などでコミュニケーションを深めてもらい会社への要望や改善点を聞きだしてもらいました。

それを新卒者教育に活かしました。



この二つ目の賞与は、会社の机の中や鞄に入れて、部下や新卒者との同行、残業の際の食事、飲み物代として上司、先輩の立場を維持するために渡しました。



私自身酒が飲めない体質ゆえ、部下に色々と役割を演じていただきました。

皆様の会社では、どのように賞与を渡していらっしゃいますか?

また皆様のご意見をお聞かせください。



今日もお読み頂きありがとうございました。

また来週もよろしくお願い致します。