以前、「ドリル」でも触れた土花亭のバルコニーのリフォーム工事も無事に完了。
元は8帖ほどの雨は凌げないけど、工場などで使うファイバーグレーチングを敷き込み、歩けるようには
してあったスペース。
(下は透け々で少し、慣れが必要ですが・・・)
それがやはり、冬の雪だけは凌ぎたいとグレーチングの上に板を載せるようになる。
最初は冬の間だけ載せて、春になれば降ろしていた板もやがて載せ放しに・・・。
そりゃ~腐ります。(笑)
ってことで何か良いモノは無いかと考え行き着いたのが「ポリカボーネイト」。
よく住宅のカーポートやテラスの屋根に使ってある材料ですね。但し、アノてのモノはご承知の通り薄いモノ。
それじゃ~その上を歩行するのも無理。ってことでトップ写真のあまり見慣れない「5mm厚」もの
ポリカボーネイトを採用。
片面がエンボス加工がしてあり丁度、型ガラスのような印象を受けるシロモノ。
エンボス面を歩行面にし、ファイバーグレーチングの上にステンレス製のタッピングビスで要所々留めて行く。
そして、出来上がったのが名付けて「スケルトン・フロアー・バルコニー」。
スカートで歩行すると下から覗かれそうですがエンボス加工が丁度、ボカシになり支障はない(筈・・・。笑)
晴れの日にはバルコニー下の玄関アプローチに優しい日差しが差し込む。
そして雨の日には床を漂う雨水が面白くも観える。
下から覗くと、雨の波紋すら楽しめる。(写真では分かり辛いですが)
そして夜、下から灯りで照らすとご覧のような具合。
しかし、この「Skeleton floor balcony」は仕事柄、少し奇を衒ったところがあるのと、
建築コスト的にもあまりお勧め出来る工法ではございませんので、悪しからず。。。
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