先日、妻の恩師がアメリカから遊びに来た。中国での招待講演の道すがら日本に立ち寄ってくれたのだった。わざわざ日本まで会いに来てくれた彼女に本当の日本食をご馳走しようと割烹にご招待した。彼女はいわゆる割烹会席料理は初めてだったようで鉄板焼き、寿司などアメリカの代表的な日本料理と違う彩りなどの繊細さに興味を示していた。子供たちにはお子様ランチをオーダーしたのだが、こちらにも興味を示していた。そこにはお子様ランチにつきもののスパゲッティーとハンバーグがあって子供たちは喜んで食べていたのだが、それを見て、自分の姪も子供でスパゲッティーが好きだ、どこも同じだね、どの子供は生まれついてのイタリア人なんだね、と言っていた。こちらもつられてハンバーグも好きだからドイツ人かアメリカ人かもね、と言った。
後からふと思ったことだが、日本の子供はカレーも好きなのでインド人的要素が入るのかもしれない。もっともインドのカレーと日本のカレーは違うが、、、、
日本のインド料理店ではナンがよく出てくるが、これはインドカレーだけでなく日本カレーにもよくあうと思う。冬はシチューの季節なら夏はカレーの季節、よってこれからはナンの季節だ。また、本当に暑い季節になってしまうとパンの発酵が進みすぎるのでいわゆるflat bread じゃないとうまく焼成できなくなってしまう。そういった点でもナンはこれからの季節にぴったりのパンであると言える。でも、焼成は高温で一気に行うため、作る側としてはつらいものがある。自分のナンはインド料理店のものと比べても遜色ないできと思っているし、家族も喜んで食べてくれているが、この苦労、わかってるかな?
本当はオイル抜きで捏ねてグルテンを出してからオイルを加えると良いが、今回は面倒で初めから全てを混ぜて捏ねた。あと300度にあがってそれほど時間をおかず焼成したのでピザストーンがきちんと温まらず予熱が十分でなかった。その2つの理由で少々、滑らかさが失われ、膨らみが悪くなってしまった。
強力粉 1CW 150g
薄力粉 150g
水 190ml
全粉乳 60g
ヨーグルト 10g
塩 3g
砂糖 15g
赤サフ 5g
オリーブオイル 15g
全てをキッチンエイドの中へ
こねた後1次発酵
分割 70~90g
手で成形後、ピザストーンを入れたオーブンで300度予熱とし、
やけどに気をつけながらピザストーン上にナンを置いて焼成。
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