るるの徒然

気持ちの赴くままに、つらつらと。

モアイ像の寄贈

2012-08-23 | 日記
チリのモアイ像、被災地へ 「日本よ元気に」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2100G_R20C12A8CR0000/
日本経済新聞2012/8/21 11:32





 【リオデジャネイロ=共同】チリから宮城県南三陸町に贈られたイースター島のモアイ像の複製が東日本大震災の津波で損壊したため、島民が造ったモアイ像をチリ政府が新たに贈る計画が進んでいる。本体は既に完成し、制作者は「お世話になった日本人に元気になってもらいたい」と激励。震災2年を前に町に届く予定だ。

 チリ政府がイースター島の石で造ったモアイ像を外国に寄贈するのは初めて。島民や在チリ日本大使館によると、8月中にまげをかたどった頭部を造り、9月ごろにチリ本土に海軍の船で運ぶ。完成式典の後、日本の海運会社の協力で横浜港へ運搬される。

 チリも地震や津波が多く、チリ政府には被災国同士の友好を深める狙いがある。ピニェラ大統領が3月の訪日時に同町を訪れ、新たなモアイ像の寄贈を約束していた。損壊したモアイ像は1960年のチリ地震の津波で南三陸町が被災したことから、チリが91年に両国友好の証しに贈ったが、当時はチリ本土の石で造られた。

 新モアイ像制作は、島でモアイ像の複製造りを長年手掛けてきたトゥキ一家が担当。大統領訪日後、一家が名乗りを上げた。7月中旬に地震や津波に耐えるよう硬い玄武岩を選別。島唯一の村にあるトゥキ家の敷地まで運び、4人がかりでのみなどを使って彫った。

 本体は高さ約2.5メートルで、7月末に一家約10人で立ち上げた。まげや台座も合わせると、高さ約5メートル、重さ6トンの巨大像になる。経費は日本と関係が深いチリの企業などが負担する。島の石を運び出すことに反対する島民もいたが、政府が説得。島民の一部から「島の石でなければマナ(霊力)がなく、被災地に贈る意味がない」との声が上がり反対はなくなった。 イースター島ではモアイ像修理などで日本政府や企業が支援を続けており、島を訪れる日本人旅行者も多い。モアイ像造りの有名職人で、制作を指揮する家長のマヌエル・トゥキさん(91)は「これまでの援助の恩返し。島からモアイが行くことで、日本の皆さんが幸せになってもらえればうれしい」と話している。



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イースター島の石で作ったモアイ像の寄贈は世界初。
それだけ人々の思いがこもったものであることがわかります。

被災地のためにわざわざマナ(霊力)のある石を使って、島の職人さんが作ってくれているということ、

それと、「これまでの援助の恩返し」
という言葉に、さらにありがたい思いが強くなったのでした。

このモアイの運搬など、経費は「日本と関係が深いチリの企業などが負担する」。
ここからも、日本のこれまでの援助がどれだけ感謝されているか窺い知ることができます。


さて、これまで日本がしてきた援助の中身がどういったものか、
内容が多いので次回へ続きます。

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