日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

今週もミルコ&ハービンジャー産駒!3歳馬のペルシアンナイトが秋のマイル王に輝く!

2017年11月19日 | 競馬

2017年の秋のマイル王決定戦・第34回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が19日、京都競馬場で行われました。3年連続出走の⑫イスラボニータ、スプリンターズステークスを制した⑦レッドファルクス、春の安田記念を勝った⑤サトノアラジン、桜花賞馬⑨レーヌミノルのGⅠ馬4頭に加え、前走の富士ステークスで快勝した⑪エアスピネル、皐月賞2着⑱ペルシアンナイト、4連勝と勢いに乗る④サングレーザー、逃げたらやばい⑧マルターズアポジー、サマーマイルシリーズ覇者⑯ウインガニオン、⑩クルーガー、⑬グランシルクなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気イスラボニータ(3.9倍)、2番人気エアスピネル(4.2倍)、3番人気レッドファルクス(5.0倍)。4番人気以降は、ペルシアンナイト(8.8倍)、サトノアラジン(9.1倍)、マルターズアポジー、サングレーザー、クルーガー、マルターズアポジーと続きました。

スタートは18頭綺麗に揃い、サトノアラジンとペルシアンナイトはすぐに後ろの位置に下げた。前の争いでは、ウインガニオンと⑮ムーンクレストが行くかと思いきや、マルターズアポジーがスッと抜け出してハナに立つ。2番手に③ヤングマンパワー、3番手⑥ダノンメジャー、4番手ムーンクレスト、5番手レーヌミノル、内側6番手②アメリカズカップ、外側7番手にウインガニオン。8番手の位置にエアスピネル、その外側の9番手に⑰ジョーストリクトリ。中団の10番手にサングレーザー、11番手イスラボニータ、その後ろの12番手にレッドファルクス。13番手クルーガー、14~16番手にグランシルク・⑭ガリバルディ・ペルシアンナイトの3頭が並び、サトノアラジン17番手、①ブラックムーンが最後方。
縦長の状態で外回り3コーナーを過ぎ、アポジーがマイペースで引っ張り、ダノメジャとムンクレが迫る。レーヌが5番手、エアスピは6番手あたり。ファルクス・レーザー・ボニータ・ペルシアンは中団馬群、アラジンが大外に持ち出した。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線コース。先頭のマルターズアポジーに、ムーンクレスト,ダノンメジャー,ヤングマンパワー,レーヌミノルが接近し、ゴール残り200mを切ったところでエアスピネルが馬場の真ん中から抜け出して先頭に浮上。レーヌが内で食い下がり、後続からサングレーザーとペルシアンナイトが追い込む。エアスピがこのまま押し切るかと思われたが、ゴール前でペルシアンが襲い掛かり、最後は2頭並んでゴールイン!エアスピネルが粘ったか、ペルシアンナイトが最後に捕らえたか?


マイルチャンピオンシップ 全着順&払戻金
1着⑱ペルシアンナイト  1分33秒8
2着⑪エアスピネル     ハナ
3着③サングレーザー    1/2馬身
4着⑨レーヌミノル     3/4馬身
5着⑫イスラボニータ    クビ
6着①ブラックムーン
7着⑩クルーガー
8着⑦レッドファルクス
9着⑬グランシルク
10着⑮ムーンクレスト
11着⑭ガリバルディ
12着⑤サトノアラジン
13着⑥ダノンメジャー
14着③ヤングマンパワー
15着⑧マルターズアポジー
16着②アメリカズカップ
17着⑯ウインガニオン
18着⑰ジョーストリクトリ

単勝 ⑱ 880円
複勝 ⑱ 290円 ⑪ 180円 ④ 430円
枠連 6⃣-8⃣  820円
馬連 ⑪-⑱ 2,480円
馬単 ⑱-⑪ 5,520円
ワイド ⑪-⑱ 1,000円 ④-⑱ 2,100円 ④-⑪ 1,240円
3連複 ④-⑪-⑱ 9,300円
3連単 ⑱-⑪-④ 55,890円


重賞勝ち馬が15頭も参戦した今年のマイルチャンピオンシップは、3歳馬のペルシアンナイトが、ゴール手前でエアスピネルを捕らえて優勝。3歳馬のマイルCS優勝は、2000年のアグネスデジタル以来17年ぶりです。エアスピネルは残り200mの時点で抜け出したけど、ペルシアンの強襲に遭いハナ差の2着。ゴール残り200mで抜け出したところで勝ったかと思ったんですが…。GⅠでは全て5着以内、今回が6度目の挑戦でしたが、悲願達成とはなりませんでした。3着のサングレーザーは、外から良く伸びたけどなあ。4着のレーヌミノルは、1200~1600mがベストだなあと実感。
1番人気のイスラボニータは5着に終わり、このレースの1番人気は8連敗。スプリントとの2階級制覇を狙ったレッドファルクスは8着、安田記念馬のサトノアラジンは12着。3歳勢が4着までに3頭入り、先輩GⅠ馬が総崩れに終わったので、マイル戦線は世代交代といえるでしょう。
優勝したペルシアンナイトは、アーリントンカップ以来の勝ち星を挙げ、重賞2勝目。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、先週のエリザベス女王杯に続いてのGⅠ勝ちを収め、今年でGⅠ6勝目。この秋GⅠで4勝の固め打ちです。GⅠ年間6勝は武豊騎手、岩田康誠騎手、池添謙一騎手、安藤勝己氏に並ぶタイ記録。残り6戦で新記録更新の可能性が高いですね。ハービンジャー産駒も2週連続GⅠ勝利。ディアドラ、モズカッチャンに次いで、3頭目のGⅠ馬誕生。そして、ペルシアンを管理する池江泰寿調教師は、マイルGⅠ春秋連覇を果たしました。
前走の富士ステークスでは、不良馬場と古馬相手に何もできず、それに休み明けもあって5着。今回は大外枠を引き当て、当日は体重が前走から12キロも増加。向正面では後方の位置にいたけど、直線ではミルコ騎手の神騎乗に導かれて1着になりました。3歳でマイルCSを勝った馬といったら、タイキシャトルとのアグネスデジタルが有名で、タイキシャトルは翌年にフランスのマイルGⅠを勝ち、アグネスデジタルは芝とダートのGⅠ、さらには香港カップまで優勝。ペルシアンナイトも偉大な名馬と肩を並べられるかどうか…。



来週は東京競馬場で国際GⅠ・ジャパンカップが行われます。天皇賞春秋連覇を果たしたキタサンブラックがGⅠ7勝目に挑み、ダービー馬・レイデオロ、オークス馬・ソウルスターリングの3歳世代、宝塚記念馬・サトノクラウン、2016年ダービー馬・マカヒキ、春天2着・シュヴァルグラン、秋天3着・レインボーライン、ヤマカツエース、シャケトラなどが登録。
海外勢からはイキートス(ドイツ)、ギニョール(ドイツ)、アイダホ(アイルランド)、ブームタイム(オーストラリア)の4頭が参戦。イキートスは昨年に続いての参戦、ブームタイムは豪州GⅠ・コーフィールドカップを優勝しています。アイダホの調教師は、「世界№1トレーナー」エイダン・オブライエン氏。それにライアン・ムーア騎手が乗るんですから、不気味な存在になりそうだ。



この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018年のクラシックの主役誕... | トップ | アジアプロ野球チャンピオン... »
最新の画像もっと見る

競馬」カテゴリの最新記事