連日のように熱戦が続く「TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011」。14日の準決勝第１試合は、サントスがネイマールの芸術的ゴールなどで柏レイソルに勝利して決勝進出一番乗りを果たしました。15日は横浜国際競技場（日産スタジアム）でバルセロナ（スペイン）VSアルサッド（カタール）が行われました。優勝候補の最有力であるバルセロナがいよいよ登場！メッシなどのスター選手たちのプレーが日本で見られる時がやってきました。準決勝のアルサッド戦では、華麗な攻撃＆ゴールラッシュが期待されていましたが、結果はどうなったんでしょうか？
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バルセロナ
GK 1 バルデス
DF 5 プジョル(cap)
DF 21 アドリアーノ
DF 22 アビダル
DF 14 マスチェラーノ
MF 8 イニエスタ
MF 11 チアゴ
MF 15 セイドゥ・ケイタ
FW 7 ビジャ
FW 10 メッシ
FW 17 ペドロ
アルサッド
GK 18 サクル
DF 3 ベルハジ
DF 4 イ・ジョンス
DF 13 イブラヒム
DF 21 コニ(cap)
MF 5 ウェサム
MF 6 モハメド
MF 15 アル・ブロウシ
MF 12 K・ケイタ
MF 14 アル・ハルファン
FW 9 ニアン
バルセロナはメッシ、イニエスタ、ビジャ、ペドロ、プジョルなどが先発入り。ベンチにはセスク・ファブレガス、シャビ、ブスケツ、ダニエウ・アウベスと豪華な顔ぶれです。
前半立ち上がりからバルセロナが試合の主導権を握り、何度もアルサッド陣内を攻め込みますが、アルサッドDF陣が堅い守備でゴールを割らせません。前半８分にイニエスタのスルーパス→ペドロがシュートを放つもDFにブロックされ、10分にはイニエスタがドリブル→ビジャが浮き球パス→イニエスタ抜け出すもシュート打てず。16分には中盤でメッシ→イニエスタが左サイドへパス→ペドロクロス入れるが、ビジャ合わせられず。17分、アルサッドDFジョンスのクリアボールが相手選手に当たり、こぼれたボールをビジャが拾ってシュート。しかし、GK・サクルにキャッチされてしまいます。
なかなか先制ゴールが取れない中で迎えた前半25分、左サイド・ペドロが右足でクロスを上げるが、アルサッドDF・ベルハジが一旦クリア。しかし、GKのサクルがうまく処理できず、ゴール前に詰めていたアドリアーノが押し込んでゴール。バルサようやく１点をもぎ取ります。アルサッドにとってはアンラッキーな失点。
バルセロナは先制点を奪った後も攻撃の勢いは止まらず。34分にペナルティエリア内でDFに囲まれていたビジャがバックパス→イニエスタが中央手前から強烈な左足ミドルを放つが、GKの好セーブに阻まれ、こぼれ球をビジャが押し込むもオフサイドを取られる。その１分後、イニエスタのロングパスに反応したビジャが相手DFと交錯して足を痛めてしまい負傷退場。急遽サンチェスが投入されました。
前半も終わりに近づいた43分、チアゴのパスを受けたアドリアーノが、左足シュートを決めて２点目。２点ビハインドのアルサッドは、45分にK・ケイタがアビダルやマスチェラーノをかわしてシュートをはなつもバーの上。前半終了間際にはニアンがFKを獲得するも決まらず。前半はアドリアーノの連続ゴールでバルサ２点リードで折り返します。
後半に入ってもバルセロナのペースは変わらず。後半２分にメッシがペナルティエリア内で倒されるもノーホイッスル。６分にはイニエスタの浮き球パス→メッシが反応するもハンド。10分、エリア手前からメッシが相手DFをかわしてシュート。しかし、ボールは右に逸れて３点目ならず。続くCKでプジョルが頭で合わせるもダメ…。
後半17分、ゴール正面でのFKをメッシが左足で直接狙う。ボールは枠に飛んだんですが、GKの好セーブに阻まれ得点ならず。その２分後の19分、メッシのスルーパス→セイドゥ・ケイタが抜け出し、右足で流し込んで３点目のゴール。さらにアルサッドを突き放し、あとはメッシのゴール待ち。21分、メッシがロングボールに反応し、DFとGKをかわすと、オーバーヘッドシュートを狙ったが、ボールは左へ流れて行った…。
バルセロナは後半36分、チアゴが左サイドでスルーパスを入れ、途中出場・マクスウェルがドリブルから左足を振り抜き、ダメ押しの４点目を奪います。40分、チアゴ→ペドロ右サイドでグラウンダークロス→メッシがゴール前で詰めるも押し込む事が出来ず…。結局試合は４－０でバルセロナが圧勝。
バルセロナ強すぎるわ～！終始アルサッドを圧倒し、前半にアドリアーノが２ゴールを挙げると、後半も２点を追加。アルサッドに力の差を見せつけての完勝で決勝進出を果たしました。注目のメッシ選手はゴールこそ奪えませんでしたが、後半に見せ場が相次ぎ、惜しいFK、後半19分の３点目のアシスト、さらにはオーバーヘッドまで披露しました。バイシクルシュートが決まっていれば、場内総立ちになっていたんだけどなあ。決勝戦ではメッシの豪快なゴールが見たいぞ～！
主役が不発だったこの日は、アドリアーノ選手とチアゴ選手が活躍しました。アドリアーノは「ごっつぁんゴール」で先制点をもぎ取ると、２点目は自分の力で決めて見せました。チアゴ選手は２点目と４点目のゴールをお膳立てし、２アシストの活躍。バルサ下部チーム出身で、現在20歳というチアゴ選手、来年のロンドン五輪にも出てくるでしょう。バルセロナはスター選手ばかりのイメージだけど、若手を育てるのも上手ですなあ。
ところで、前半に負傷退場したダビド・ビジャ選手は、左足脛骨骨折と診断され、決勝戦を前に緊急帰国する事になりました。決勝戦でビジャ選手が抜けるのは非常に痛い。ビジャの代わりにスタメン入りするのは誰だ？一部報道では完治まで半年かかると言われており、今季絶望どころかEURO2012も間に合わない可能性も…。スペイン代表のエースが出られないと、連覇がかなり厳しくなりそうな予感。
準決勝が終了し、18日の決勝＆３位決定戦の組み合わせが決まりました。16時30分にキックオフの３位決定戦は、柏レイソルVSアルサッドのアジア勢対決。開幕戦と準々決勝を勝利し、大会を大いに盛り上げたJ王者・柏レイソルは、レアンドロ・ドミンゲスが出場停止。司令塔不在というピンチを乗り越え、日本勢３度目の３位入賞なるかどうか？そして決勝戦は、バルセロナVSサントスFC！メッシとネイマールの直接対決が横浜で実現！どちらも素晴らしいプレー＆ゴールを期待せずにはいられません。クラブ世界一決定戦もいよいよ大詰め、３決＆決勝はどっちも激闘必至だ！
