日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

3歳牝馬はリバティアイランドだけじゃない!ブレイディヴェーグがエリ女でGⅠ初制覇!

2023年11月12日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第48回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 15頭立て)が12日、京都競馬場で行われました。4年ぶりの京都開催となった今年は、前回覇者⑦ジェラルディーナ、昨年3着⑪ライラック、府中牝馬ステークスを勝った⑥ディヴィーナ、重賞2戦連続2着②ルージュエヴァイユ、⑭マリアエレーナ、⑬サリエラなどの古馬勢、オークス2着③ハーパー、ローズステークス2着①ブレイディヴェーグ、⑧シンリョクカの3歳世代3頭が参戦しました。



単勝オッズは、1番人気ブレイディヴェーグ(2.4倍)、2番人気ジェラルディーナ(4.6倍)、3番人気ハーパー(6.2倍)。4番人気以降はライラック、ルージュエヴァイユ、サリエラ、マリアエレーナ、ディヴィーナと続きました。


スタートでジェラルディーナが出遅れ、ブレイディヴェーグも内に寄れた。スタンド前でのポジション争いで、アートハウスが先手を奪い、④ローゼライト、⑫ゴールドエクリプス、ハーパーも先団につける。ブレイディヴェーグ5番手あたり、ルージュエヴァイユとシンリョクカは中団。ライラック9番手、サリエラ11番手、ディヴィーナとジェラルディーナは後方でゴール板を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面に差し掛かるところで、アートハウスとローゼライトの2頭が飛ばす。前の2頭から離れた3番手にハーパー、外側4番手にゴールドエクリプス、ブレイディヴェーグはその後ろの5番手を追走し、マリアエレーナ6番手。スタート出遅れたジェラルディーナは7番手まで押し上げ、8番手にルージュエヴァイユ。9番手シンリョクカ、10番手⑩ククナ、11番手ディヴィーナ、12番手ライラック、13番手⑤イズジョーノキセキ、14番手サリエラ、最後方に⑮ビッグリボンとつづく。
外回り3コーナーで、前を行くアートとローゼの2頭と、3番手以降の差が徐々に縮まる。ハーパー3番手、エレーナ5番手、ブレイディ6番手、7番手のジェラルが残り600mで早めに仕掛ける。後続ではディヴィが大外をぶん回す。サリエラとエヴァイユはまだ後方。
4コーナーを回って最後の直線コース。アートハウスがまだ逃げ続ける。外からハーパー、馬場の真ん中からブレイディヴェーグが追い上げる。大外からジェラルディーナとディヴィーナも猛追し、ブレイディの内からルージュエヴァイユもやってきた。残り200mでアートのリードが無くなり、ラスト100mでブレイディがアートをかわして先頭!内からエヴァイユ、外からハーパー、さらにはライラックも襲い掛かるが、ブレイディヴェーグ先頭でゴールイン!3歳馬ルージュエヴァイユが、古馬を退けて重賞初制覇!!



【エリザベス女王杯 全着順】
1着①ブレイディヴェーグ
2着②ルージュエヴァイユ
3着③ハーパー 
4着⑪ライラック
5着⑦ジェラルディーナ
6着⑬サリエラ 
7着⑥ディヴィーナ 
8着⑤イズジョーノキセキ 
9着⑧シンリョクカ 
10着⑩ククナ 
11着⑮ビッグリボン 
12着④ローゼライト 
13着⑨アートハウス 
14着⑫ゴールドエクリプス 
15着⑭マリアエレーナ 

【払戻金】
単勝 ① 240円
複勝 ① 130円  ② 290円  ③ 180円
枠連 1⃣-2⃣ 570円
馬連 ①-② 1,580円
馬単 ①-② 2,210円
ワイド ①-② 630円  ①-③ 380円  ②-③ 1,160円
3連複 ①-②-③ 2,910円
3連単 ①-②-③ 9,780円



3冠女王・リバティアイランドに次ぐニューヒロインが誕生です!1番人気の3歳馬・ブレイディヴェーグが、直線差し切って優勝。デビュー5戦目で秋の女王の座に就きました。3歳馬がエリザベス女王杯を制したのは、2017年のモズカッチャン以来です。2着だったルージュエヴァイユは、エプソムカップ、府中牝馬Sに続き、またしても2着惜敗。3番人気のハーパーも直線追い上げたけど3着。オークス2着、秋華賞3着、今回も馬券圏内に来たけど、GⅠタイトルが遠い・・・。連覇を狙った2番人気のジェラルディーナは、スタートでの出遅れが響き5着。3コーナー辺りでブレイディより先に仕掛けたんですが、直線伸びてきませんでした。
勝ったブレイディヴェーグは、デビュー5戦目で古馬GⅠ制覇。イクイノックスに並ぶ最少キャリアタイ記録だそうです。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は秋GⅠ3連勝。エリ女では通算3勝目を飾りました。ブレイディを管理する宮田敬介調教師は、厩舎開業4年目でJRA・GⅠ初勝利を達成しました。
ブレイディヴェーグは昨年8月の新馬戦2着の後、未勝利戦と1勝クラスで連勝。4戦目のローズステークスでは1番人気に支持されながらも2着に敗れました。今回のエリ女は、実質2勝クラス、重賞未勝利にもかかわらず1番人気になってるので、過剰人気だと思いましたが、本当に強かったです。
「リバティアイランド1強」と言われている3歳世代の牝馬ですが、このレースでブレイディ1着、ハーパーも3着に入っているからレベル的には高いのではないかと思います。来年のドバイか大阪杯あたりで、リバティアイランドVSブレイディヴェーグの対決が実現してほしいですね。





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