日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

北京オリンピック閉幕

2008年08月25日 | Sports

17日間に渡って行われた北京オリンピックが遂に閉幕しました。今大会、日本が獲得したメダル数は、金メダル:9個、銀メダル6個、銅メダル10個、合計25個獲得しました。北島康介選手の2連覇もあれば、なでしこジャパンの大健闘、ソフトボール日本代表が悲願の金メダル、ウサイン・ボルトが全て世界新記録で3冠達成と様々な種目で私たちを感動させました。そこで、私が勝手に選んだ名場面ベスト10&個人部門賞を紹介しようと思います。

まずは名場面勝手にベスト10から。
第10位:内柴正人 息子に捧げる金メダル
3日目に登場した柔道男子66kg級・内柴正人選手が2連覇を達成したとき、奥さんと息子がいる観客席に向かって「ひかるーっ!ひかるーっ!」と叫ぶ姿が印象的でした。内柴選手が勝てない時期に長男・輝くんが、「パパはチャンピオンなのにどうして勝てないの?」と言われたことがきっかけで、かつての強さを取り戻しました。輝くん、お父さんは強いんだよ~。

第9位:塚田真希あと少しで金メダルを逃してしまう
あれは本当にショックでした。女子78kg超級の塚田真希選手が決勝戦で中国の選手に途中までリードしながらも、残り10秒近くで一本背負いで逆転一本負けを喫してしまいました。90%近く手中にしていた金メダルが…。でもよく頑張ってくれました。

第8位:フェンシングに初のメダル!
男子フルーレの太田雄貴選手が現メダルを獲得して、日本フェンシングに初めてメダルをもたらしました。準々決勝では世界選手権を制したペーター・ヨピッヒ、準決勝ではアテネで銀メダリストのサルバトーレ・サンツォと強豪を次々と撃破して決勝進出。決勝では敗れましたが、価値ある銀メダルといって良いでしょう。太田選手はフェンシングに専念したことでニート状態、現在求職中だそうです。日本一強いニートはどんな会社に就職できるのか?

第7位:ママでは銅
日本人金メダル第1号として期待されていた谷亮子選手でしたが、準決勝でルーマニアの選手に敗れて五輪3連覇ならず。3位決定戦では一本勝ちで意地を見せ付けて銅メダル。92年のバルセロナ五輪から5大会連続メダルを獲得したのでした。谷選手は試合後は引退を示唆していましたが、24日にテレビで現役続行を宣言しました。陸上ではラドクリフさんやヌデレバさん、赤羽有紀子選手が育児をしながらも競技に出続けてるんですから、谷選手だってまだまだ出来るはずです。今度のロンドンこそ「ママでも金」実現なるか?

第6位:リレー日本代表銅メダル!
男子400mリレーで日本代表が38秒15のタイムで銅メダルを獲得、リレー種目では男女初、トラック種目では1928年のアムステルダム大会の人見絹枝さん以来80年ぶりの快挙達成となりました。アメリカ、イギリスといった強豪が消えたこともあるんですが、日本の緻密なバトンパスの練習の成果が発揮できたことがメダル獲得の秘訣だったと思います。決勝レースを見たときは家族みんな大騒ぎとなり、メダル獲得の瞬間は大興奮で泣きそうになりました。アンカーの朝原選手はこの大会を最後に現役引退を表明していて、最後のレースが最高の形で終えたのは嬉しいでしょう。

第5位:マイケル・フェルプス8冠達成
アメリカ競泳のエース、マイケル・フェルプス選手が200m自由形、100m&200mバタフライ、100m&200m個人メドレー、100m&200m自由形リレー、400mメドレーリレーの8種目で金メダルを獲得。これはミュンヘン五輪でのマーク・スピッツの7冠を上回る前人未到の偉業です。このうち7種目で世界新記録、100mバタフライではまさかの敗北を喫すかと思われましたが、ゴール寸前で大逆転のドラマを起こしました。9日間で17レースを泳ぎきったそうで、本当にお疲れ様というしかないですね。

第4位:なでしこジャパン大健闘
サッカー女子日本代表がベスト4まで進出するという大健闘を見せました。一度は厳しい状況まで追い込まれましたが、ノルウェー戦で圧勝してベスト8入りを果たしました。決勝トーナメントでは中国に2-0、準決勝のアメリカ戦では2-4で完敗に終わりました。3位決定戦も敗れて4位に終わりましたが、過去最高の成績をおさめました。なでしこジャパンはノルウェー戦での後半4得点、地獄から這い上がってきて中国に勝利、準決勝で大野選手が先制ゴールと様々なインパクトを起こしました。日本の女子サッカーがここまで強くなったのは本当にお見事です。男子五輪代表もなでしこを見習って欲しいですよ。

第3位:ソフトボール代表悲願の金メダル
日本のエース・上野由岐子投手が準決勝・3位決定戦・決勝の3試合で先発し、全て投げきり、2日間で28イニングも投げていました。決勝で対戦したアメリカとは2度対戦して2連敗、3度目の対戦となった決勝で遂にアメリカを倒しました。上野投手の力投がもたらした金メダルといっても過言ではありません。本当に上野投手のスタミナには驚かされましたわ。アメリカの五輪4連覇を阻止して、いったん最後となる五輪で金メダルを獲得。2016年大会は復活してほしいものです。

第2位:ウサイン・ボルト3冠全て世界新記録!
ジャマイカのウサイン・ボルト選手が100m、200m、400mリレーで3冠達成、しかも全て世界新記録のおまけつき。100mでは流しながらも9秒69の世界新、200では全力で19秒30を出しました。ボルト選手が世界新を出したとき、NHKのアナウンサーが「人類史上最速の欽ちゃん走りと言い、ゴールした後のパフォーマンスは思わず真似しちゃいました。金のスパイクを履いていたのもボルトらしかったですね。ボルト選手はどこまで記録を伸ばすのか楽しみになってきました。


第1位:北島康介アテネに続いて2冠達成
北島康介選手が100m平泳ぎで58秒台をたたき出して世界新記録、200mも世界新の期待が集まりましたが、惜しくも更新ならず。それでも五輪新で2冠を達成しました。100mの時は「凄い!やったー!」と思い、200mは「やっぱり強かった」という印象を受けました。400mメドレーリレーで銅メダルを獲得して今大会は3つのメダルを獲得しました。北島選手は北京を最後に引退する噂があるんですが、本当に引退してしまうんでしょうか?引退したら日本水泳界にとって痛手となることは当然です。できればロンドンまで現役を続けてください!




続いては個人賞です。
敢闘賞:澤穂希(なでしこジャパン)
なでしこジャパンの不動のエースは、今大会チーム最多の3得点を挙げました。準々決勝ではヘディングで先制ゴールを決め、ベスト4進出に貢献しました。やっぱりエースはやってくれますねぇ。
技能賞:谷本歩実(柔道)
女子63kg級の谷本選手は全て一本勝ちで連覇達成。全て一本勝ちで連覇というのは難しいのに、谷本選手は簡単にやってしまいました。これは文句無く技能賞です。
殊勲賞:ウサイン・ボルト(陸上)
ソフトボールの上野投手、水泳の北島選手も捨てがたいんですが、ここは外国人のボルトに決定です。あの速さは衝撃的としかいえません。誰も破れないだろうと思われたマイケル・ジョンソンの200m世界記録を更新したときは、日本人が金メダルを獲ったこと以上に感動しました。ボルトを超える選手は当面いないかもしれません。
新人賞:内村航平(柔道)
体操の内村選手は団体、個人総合で2つの銀メダルを獲得。19歳とは思えない美しい演技を見せ、個人総合は体操ジャパンの世代交代を印象付けた銀メダルでした。ロンドンではもちろんエースとして活躍し、北京で果たせなかった金メダルを獲得してくれることでしょう。
見ればよかった賞:ケイリンの永井清史選手
日本発祥のスポーツである競輪で、日本人選手が始めてメダルを獲得しました。それなのにテレビで見れなかったのは残念としかいえません。競輪好きな私にとって、このメダル獲得は嬉しいです。女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワの世界新記録の瞬間も見たかったんですが、ここは永井選手とします。
サポーター賞:江頭2:50
国際映像に江頭さんの顔が映し出されたのには本当にビックリしました。全身金色のタイツ姿で応援していたんですから。そんな江頭さんは女子レスリング会場で吉田沙保里選手、伊調千春選手を応援していて、吉田選手が金メダルを獲得したときは祝福?していました。江頭さんと女子レスリング代表には意外な関係があり、①吉田選手が長野で聖火リレーをしていたとき、沿道で応援している江頭さんを見て手を振っていた②伊調千春姉さんがエガちゃんのファンであるということです。そんな「女子レスリング界の勝利の女神」的存在の江頭さんは、32.8%の瞬間最高視聴率を獲得。またも江頭伝説を作り出してしまいました。

というわけで、日本中を興奮させた北京五輪は終了。日本選手団の皆さん、本当にお疲れ様でした!2012年のロンドン五輪も日本人選手の活躍に期待しましょう。


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