日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

勝ったのはいいけれど、あの5回は…。

2009年05月31日 | HAWKS

木曜日の巨人戦で連勝がストップした福岡ソフトバンクホークスは、この週末はヤフードームで中日ドラゴンズとの2連戦です。中日は和田一浩とブランコが共に12本塁打とセリーグの本塁打ランキングで上位争いをしています。特にブランコはナゴヤドームの天井に当てるほどの破壊力を持っているので、投手陣は警戒が必要です。30日の先発は先週のヤクルト戦で2勝目を挙げた大隣、対する中日はチェンが先発でした。

ソフトバンクこの日のスタメン
1(二)本多雄一
2(遊)川崎宗則
3(三)オーティズ
4(左)松中信彦
5(指)小久保裕紀
6(右)多村仁志
7(中)長谷川勇也
8(捕)田上秀則
9(一)森本学
 (投)大隣憲司
この日は打順とポジションを入れ替え、小久保がヒザの痛みを訴えてDHに入り、多村が6番、長谷川が7番に入りました。森本学が9番ファーストで久々の先発出場です。

大隣は初回、井端を遊撃ゴロに打ち取った後、続く荒木にセンター前へ弾き返されます。1死1塁で森野の場面で荒木が盗塁を敢行しますが、田上が盗塁を阻止。2死走者無しとなり、森野をスライダーで三振に仕留めました。その裏のソフトバンクの攻撃は、チェンの前に3者凡退に倒れ、両チーム無得点でスタート。
大隣は2回に和田とデラロサを連続三振に仕留めて3者凡退にしますが、3回に1死から平田に四球を許すと、2死2塁の場面で井端に直球を狙われライト前ヒット。2塁から平田が本塁を狙うが、右翼手・多村が好返球で本塁憤死。多村のファインプレーで先制点を与えません。
3回裏、長谷川がチーム初安打となるライト前ヒットを放つと、続く田上の送りバントが中日2塁手・荒木が落球して田上がセーフ。無死1,2塁の後、森本が犠打を決めて1死2,3塁と先制のチャンス。この場面で本多がチェンの2球目の直球をセンターへ、大きな打球は中堅手の頭上を越えるタイムリー2塁打。2人が生還してホークスが2点先制。川崎のバントヒットで1死1,3塁とチャンスが続き、オーティズがあと少しでホームランというレフトへの犠牲フライで1点を追加。この間に1塁走者・川崎が2塁を狙うもタッチアウト。結果的にはダブルプレー。多村の好プレーで流れを掴み、その裏に3点を先取しました。
4回、松中と小久保が倒れて2死の後、多村がセンター前ヒット。中日先発・チェンは、肩に違和感を訴えてベンチに下がり治療を受けましたが、続投が不可能となり降板。2番手に長峰が登板。中日にとっては非常事態。2死1塁で試合再開、長谷川はフルカウントからの7球目のスライダーをレフトへ放つと、左中間を破る2塁打。1塁から多村が生還して1点を追加。なおも2死2塁で田上も続き、右中間を破る2塁打で5点目。連続タイムリー2塁打で2点追加し、中日を突き放します。
5点の援護を貰った大隣ですが、5回に先頭の和田に内野安打を許すと、続くデラロサの2塁打で無死2,3塁、藤井と平田の連続タイムリーで2点を返されます。4連打を浴びた大隣は、谷繁に死球を与えたところで降板。この回1死も取れず、勝利投手の権利も消滅。2番手で登板した水田も中日の勢いを止められません。井端の犠牲フライでまた1点を返され、荒木にライト前タイムリーを打たれて点差が1点差に。森野四球で1死満塁となり、ブランコに押し出し四球を許してついに同点に追いつかれてしまいました。完全に中日ペース、なおも1死満塁と更なる大量失点の可能性もありましたが、3番手・佐藤誠が和田を併殺打に打ち取って3アウト。ようやく猛攻を止めましたが、5点あったホークスのリードが一気になくなったのでした。
最悪の5回表が終わり、その裏のホークスは先頭の本多が四球で出塁すると、続く川崎がレフト前ヒット、1塁の本多は3塁まで進んで無死1,3塁。オーティズ四球で満塁となり、松中の併殺崩れで1点を勝ち越します。小久保死球で再び満塁となり、多村がライトへの犠牲フライを放って1点を追加。この回2点を奪い、ホークスが再びリードします。
この後6回も続投した佐藤が中日打線を無失点に抑え、7回には3番手・摂津が2死から連続四球でピンチを作りますが、和田を3塁ゴロに打ち取って反撃を与えず。8回は4番手・ファルケンボーグが3者凡退に抑える好投をみせます。打線の方は2イニング連続3者凡退に倒れた後の8回、1死の場面で多村が中日5番手・平井の2球目のフォークをすくい上げ、打球はレフトスタンドへ飛び込むソロ本塁打!多村にとっては今季初アーチとなりました。この後長谷川が2塁打、2死2塁で森本がレフトへの2塁打で1点を追加して9点目。4点差で迎えた9回、セーブのつかない場面で登場した馬原が無失点に抑えて試合終了。ソフトバンクが乱打戦を制して交流戦首位をキープです。


交流戦 2009/05/30(土)
ソフトバンク-中 日 1回戦 
(ソフトバンク1勝、ヤフードーム、14:00、30387人)
D 000 050 000   5
H 003 220 02X   9

【投手】
(中)チェン、長峰、河原、高橋、平井-谷繁
(ソ)大隣、水田、佐藤、摂津、ファルケンボーグ、馬原-田上、山崎
【責任投手】
(勝)佐藤7試合1勝
(敗)長峰2試合1勝1敗
【本塁打】
(ソ)多村1号ソロ(8回、平井)


多村の一発などもあって連敗を阻止したんだけど、5回の5失点は本当に最悪でした。1死1塁の場面でデラロサのレフトへの当たりを左翼手・松中がジャンプしても取れず、頭上を越えて2塁打となりました。松中の守備ミスが原因で流れが中日に傾き、大隣が3失点、水田も反撃を止められず同点にされました。もしこれで負けていたら、松中がこの日の「戦犯」として叩かれていたでしょう。松中の代わりになれる(レフトの守備ができる)人は誰かいないの?松中さん、今回の件を深く反省して、これからはチームが後にガタガタに崩れていくだろう守備ミスを犯さないでください。
今回は本当に打線が良かったですねえ。チーム全体で10安打9得点、9得点のほとんどがタイムリー2塁打で、3回に本多、4回に長谷川と田上、8回には森本と5本出ました。そして打のヒーローである多村に嬉しい今季1号が飛び出しました!この日は3打数2安打2打点、守備では3回に好返球を見せて中日2塁走者・平田を本塁で封殺。好守に渡って勝利に大きく貢献しました。木曜日は4安打放ち、この日は一発も出た。打撃好調だから「完全復活」といえるでしょうね。この日は長谷川が4打数3安打の猛打賞で、最初の打席で先制点のきっかけとなるヒット、2打席目は4点目となる左中間への2塁打を放ちました。.363は現在パリーグの打率3位、交流戦でも長谷川のバットは元気です。
投手陣では、先発の大隣が5回途中まで6安打・5奪三振・5失点という内容。4回までは毎回奪三振を奪う好投を見せていましたが、5回に4連打を浴びてしまいました。4回までの好投が続けば3勝目が見えていたのに…。この日の勝利投手は佐藤誠で、5回2死満塁の場面で和田を併殺に打ち取って逆転のピンチを凌ぎきると、6回も無失点の好投。佐藤は7試合目の登板で今季初勝利となりました。
日曜日は杉内俊哉が先発予定だそうです。今年5月は3勝を挙げていて、連勝記録も12に伸ばしています。5月最終日も勝利を挙げ、無敗記録の継続&5月度月間MVP3年連続受賞を確実なものにしたい。そのためには完投しないとね。その裏では競馬の祭典・日本ダービーもあるんだよな…。夜にはキリンカップ「日本VSベルギー」の試合もある。たとえホークスが勝ったとしても書けないかもよ…。



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