日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ルメールマジック恐るべし!ウオッカがジャパンカップを制し7冠達成!

2009年11月30日 | 競馬

日本馬と海外馬のガチンコバトル・第29回ジャパンカップ(GI)が29日、東京競馬場で行われました。今年はブリーダーズカップターフで連覇を達成、欧米GI4勝の⑯コンデュイットが参戦。このレースが現役最後のレース、引退後は日本で種牡馬生活を送る馬が日本でも強い走りを見せられるか?他には⑪マーシュサイド、⑮インターパテイション、⑦ジャストアズウェルのアメリカ勢3頭、イギリスから⑫シンティロが出走しました。
迎え撃つ日本勢は、GI馬8頭が出走し、今季GI2勝の⑤ウオッカを始め、昨年のJC覇者・⑱スクリーンヒーロー、春の天皇賞馬⑧マイネルキッツ、昨年の菊花賞馬・⑩オウケンブルースリ、⑥レッドディザイアと⑨リーチザクラウンの3歳組が登場しました。


直前の単勝オッズでは、1番人気がウオッカ(3.6倍)、2番人気にオウケンブルースリ(4.7倍)、コンデュイットが3番人気(4.9倍)、4番人気以降は、スクリーンヒーロー、リーチザクラウン、レッドディザイアと続き、6番人気までが10倍を切っていました。
スタートでコンデュイットがやや立ち遅れ気味となり、先行争いでは④エイシンデピュティ、①アサクサキングス、リーチザクラウンが前に出るが、1コーナー時点でアサクサが先頭だったが、リーチが2コーナーで先頭を奪いました。注目のウオッカは4,5番手でゴール板を通過。ディザイアとスクリーンは中段、コンデュイットとオウケンは後方からの競馬となりました。バックストレートに入り、前半1000mを58~59秒台で通過。逃げるリーチはマイペースに持ち込み、アサクサは2番手キープ。ウオッカは4,5番手と先行気味、ウオッカの後ろにはスクリーン7番手、マーシュサイド8番手、シンティロが10番手の位置。11番手付近には、レッドディザイアとジャストアズウェルが並走、コンデュイットは13番手にいる。後方では③エアシェイディ16番手、後方2番手にオウケンブルースリ、マイネルキッツ最後方で3コーナーに入る。
残り800m~3,4コーナー中間地点を過ぎてもリーチが逃げ続け、ウオッカは5番手、コンデュイットはまだ馬群の中。4コーナー地点でスクリーンが4番手まで浮上してきた。直線に入り、逃げるリーチをエイシンデピュティが並びかけ、残り400mを切ってウオッカが間から抜けてきた!更に大外からオウケンブルースリが猛追しウオッカを追い詰める!3番手争いではコンデュイットとレッドディザイアの競り合いから、ディザイアが抜け出した。そしてゴール前でオウケンがウオッカに並びかけ、2頭ほぼ同体でゴール!ゴール前は日本馬2頭の際どい一騎打ち、ウオッカが粘ったか、それともオウケンがかわしたか?写真判定の結果は…。


最終成績&払戻金
1⑤ウオッカ       2:22.4
2⑩オウケンブルースリ  ハナ
3⑥レッドディザイア   1.1/2
4⑯コンデュイット    1.1/4
5③エアシェイディ    1.1/4
6④エイシンデピュティ   1/2
7⑦ジャストアズウェル   1/2
8⑧マイネルキッツ    ハナ
9⑨リーチザクラウン   1.1/2
10②ネヴァブション    2
11⑫シンティロ     クビ
12⑰コスモバルク     3.1/2
13⑱スクリーンヒーロー   1/2
14⑭インティライミ     1/2
14⑮インターパテイション 同着
16①アサクサキングス    5
17⑪マーシュサイド     1/2
18⑬ヤマニンキングリー   6
単勝 5 360円
複勝 5 140円 10 160円  6 260円
枠連 3-5 460円
馬連 5-10 1,020円
馬単 5-10 2,020円
ワイド 5-10 360円  5-6 600円  6-10 770円
3連複 5-6-10 2,460円
3連単 5-10-6 11,690円


ウオッカがオウケンブルースリの追撃を振り切り、ハナ差でジャパンカップを制覇!オウケンはわずか2cm差で涙をのんで2着惜敗。3歳牝馬・レッドディザイアは大健闘の3着、世界最強古馬・コンデュイットは4着で有終の美を飾れず。序盤逃げたリーチザクラウンは最後は失速して9着、前回覇者・スクリーンヒーローは13着惨敗でした。その他の外国馬は、ジャストアズウェル7着、シンティロ11着、インターパテイション14着、マーシュサイドはブービーの17着という結果でした。
ウオッカは3回目のJC挑戦で初優勝、今年3度目のGI制覇、通算でもGI7勝目。ディープインパクト、シンボリルドルフ、テイエムオペラオーに次いで史上4頭目、牝馬では史上初の快挙達成です。鞍上のクリストフ・ルメール騎手はジャパンカップ初制覇でJRAGIは4勝目。牝馬でのJC制覇は1989年のホーリックス以来20年ぶり、日本馬では初めてとなります。
終わってみれば上位人気2頭による決着、日本勢が上位を独占しました。ウオッカが距離不安を撥ね退けて勝利、強いウオッカが久々に見れて嬉しい!過去にも「女傑」と呼ばれた牝馬はいたけど、名実ともに歴代最強牝馬ですよ。東京2400mでの勝利はおととしのダービー以来2回目、優勝タイム・2分22秒4の好タイムは素晴らしい。並んでゴールした時、フジテレビのカメラでは僅かにオウケンブルースリが僅かに先着しているように見え、場内カメラでも本当に微妙でした。ウオッカが勝った瞬間、調教助手が泣いてましたな。ここ最近連敗が続き、ようやく勝てたのでよほど嬉しかったんじゃないかと思います。ルメール騎手の手綱さばきも見事で、道中は5番手で追走し、直線ではムチを使わぬまま先頭に立ち、残り200でようやくムチを解禁しました。どんな馬でも復活に導く「ルメール・マジック」は恐るべしだ…。日本人騎手もルメールの好騎乗を見習ってほしい。
コンデュイットは周囲の期待もあったんですが、結局4着に終わりました。直線で馬群から抜け出せなかったのもそうだけど、ハイペースに対応できなかったのが敗因だといえる。コンデュイットはJCに勝てなかったけど、今後生まれてくるコンデュイット産駒の馬が大舞台で活躍する事でしょう。
ところで心配なニュースが入ってきました。JRAの発表によると、JCを制したウオッカがレース中に鼻出血を発症していた事が明らかとなりました。鼻出血の馬は1か月間の出走停止という規程があり、ウオッカは12月29日まで出走できず、来月27日の有馬記念は出走できなくなってしまいました。有馬ではファン投票1位なのに…。鼻血を出しながらも勝ったのは凄いけど、その代償は大きかった…。今後は未定、このまま引退するのだろうか?

来週は阪神競馬場でジャパンカップダートが行われます。日本からは現在GI2連勝中のヴァーミリアン、フェブラリーステークスを制したサクセスブロッケン、エスポワールシチー、ワンダーアキュート、シルクメビウスなどが登録。海外勢ではサマーバードが出走予定でしたが、調教中に骨折が判明し出走断念。ティズウェイのみとなりそうです。


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