新型インフルエンザが全国各地で流行中！

今年５月～６月にかけて世界中で猛威をふるった新型インフルエンザは、８月に入って日本全国で大流行しています。集団感染の数が増えれば、子供たちが新型に感染して重症化、そして３人の患者が死亡する事態になってます。


国立感染症研究所の調べによると、国内の新型インフルエンザの感染が流行水準に達しており、７月から増加傾向。７月20～26日までの0.28から週ごとに上昇し、８月３～９日までの間は0.99。研究所が流行水準と定めている「１」の目前に迫った事で、舛添厚生労働大臣が会見で「第１波の本格的な流行が既に始まったと考えられる」と述べました。
都道府県別の集団感染件数では、沖縄が217件で全国最多、続いて大阪が184件、東京は160件で全国３番目、埼玉県では72件が確認されています。

15日に沖縄で57歳の男性が日本で初めての死者、18日には神戸市で77歳の男性、その翌日には名古屋在住の81歳の女性が死亡しました。３人の死因について、沖縄の男性は肺炎を併発したことによる敗血症、神戸の人は気管支炎による肺気腫の悪化、名古屋の老婆は重症肺炎とされています。さらにこの３人の共通点は、海外の渡航歴が無く、心臓や腎臓といった内臓系に疾患を抱えていたことです。

スポーツ界でも新型の集団感染が明らかとなりました。プロ野球の日本ハムファイターズの選手とコーチ計５人が感染。この中にはチームの主力選手であるスレッジ選手も含まれています。感染者の１人である宮西尚生投手と金森敬之投手は19日付で１軍登録を抹消されました。球団側はサイン会などのファンの交流イベントを自粛。
高校野球では、甲子園開幕前に天理高校（奈良）の野球部員16人が感染し、寮を閉鎖する出来事がありました。19日には島根県代表の立正大淞南高校の登録メンバー４選手が新型感染で欠場。東農大二高校（群馬）戦では14人で戦わざる得ない状況でしたが、試合は見事に勝利しました。またPL学園の選手がA型インフルに感染したためベンチ入りせず。山梨学院大付高校の試合の応援に参加した生徒も新型感染、６人が症状を訴えるというニュースもありました。
大相撲でも集団感染が相次ぎ、19日には北の湖部屋所属の幕下以下の力士５人、木瀬部屋の力士１人合計６人が感染。これで力士の感染者は12人となっています。相撲界は夏巡業の最中ですが、９月の秋場所で新型感染で休場する力士も出てくるかもしれません。


５月の終わりごろに一旦は終息したはずだったんですが、夏休みになってから本格的に流行してますね。特に初の死者が出た沖縄県で感染者が目立っているようで、３人の子供が重症化する事態も起きました。これから沖縄に行こうと思っている人の中には、マスクを買った人もいれば、飛行機やホテルをキャンセルしようと考えている人もいるはず。新型流行で風評被害も大きいのではないでしょうか…。
それにマキシマムザホルモンのギター＆ヴォーカルのマキシマムザ亮君が新型感染が発覚し、ドクターストップにより今後出場予定のロックフェスティバルの出演を辞退することになりましたが、公式ホームページで体調が回復したと発表しました。メンバーの感染もなかったので、23日のライブで活動再開する事になりました。感染が分かった時は症状が悪化しないか心配でしたが、無事とわかって安心しましたよ。
夏休みもそろそろ佳境に突入、新学期が始まるころには更に感染者が増加するだろう。皆さんも新型インフルエンザと夏バテには十分気をつけて、残り少ない夏休みを楽しんでください。帰宅時の手洗い・うがいを心がけましょう。