日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

WBA世界フライ級タイトルマッチ  亀田大毅2度目の世界挑戦も判定負け

2009年10月07日 | Sports

WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦、「デンガオセーン・カオウィチットVS亀田大毅」が6日、大阪府の大阪市中央体育館で行われました。挑戦者の亀田大毅(WBA11位)は、2年前のWBC世界戦で、王者・内藤大助選手への反則を連発し、大差の判定負けでプロ初黒星。その後マスコミから大バッシングを受けました。あれから2年が経ち、今回2度目の世界挑戦に挑みます。対する王者・デンガオセーンは、昨年の大みそかに当時王者・坂田健史選手を2RKOで破り王座奪取。この試合が2度目の防衛戦、大毅相手に王者の貫録を見せつけたいところ。


試合は序盤から打ち合いとなり、デンガオセーンが大毅のボディを狙うのに対し、大毅は左のパンチで対抗します。3ラウンドに大毅の右フックがヒットし、王者を挑発する。4ラウンド、デンガオセーンはアウトボクシングで距離を置きに行くが、大毅に詰められるとクリンチ。
中盤に入ると大毅のパンチが当たり出し、左右のフック・ボディ・アッパーを放ち、6ラウンドにはデンガオセーンの顔にヒットさせる。5,6ラウンドは共に大毅がポイントを奪い、試合の流れは大毅に傾くか?7R、デンガオセーンが大毅の圧力をクリンチでかわすと、ワンツーや細かいパンチを的確にヒットさせる。大毅は左フックで応戦。8Rに大毅がボディを連打、デンガオセーンはボディが効いたのか大毅に抱きつき、ホールディングの注意を取られる。9R、デンガオセーンはアウトボクシング、大毅は積極的に左のパンチを浴びせるが、王者の老獪なテクニックの前に仕留める事が出来ない。
試合も残り3ラウンド、10Rに大毅がフックとボディで攻め立てると、相手をロープに追い込んで連打を決める。デンガオセーンはクリンチで大毅の猛攻を止める。11R、デンガオセーンはアウトボクシングを見せるが、大毅は左フック&ボディ、中盤には連打を打ちこむ。それでもデンガオセーンは倒れない。そして最終ラウンド、ゴングと同時にリング中央で打ち合いを始める両者。デンガオセーンは右ボディ、大毅は手数を出し続けるも最後まで決定的なパンチを決められず試合終了。勝負は判定に持ち込まれた。
注目の判定の結果、1人が114-114のドロー、残り2人のジャッジはともに115-113でデンガオセーンを支持。結果2-0でデンガオセーンの判定勝ちで2度目の防衛に成功。亀田大毅の2度目の世界挑戦も失敗に終わりました。

判定の結果が出る前、相手をぐらつかせるような一撃が出なかったのでドローか僅差の判定でどちらかだったんですが、デンガオセーンが苦しみながらも判定で勝ちました。坂田戦で見せた破壊力のあるパンチが見られず、動きからして調子が悪いのかなと思ったんですが、アウトボクシングとクリンチで相手の攻撃をブロック。それにボディ攻撃が上手く決まったのも勝因だったと思います。
敗れた大毅選手は、最後まで王者を追い詰めるところがあったけど、一発に頼ってばかりで王者の老獪なテクニックに苦しめられました。2年前はサミングや相手を投げつけたりしていたんですが、今回は一度も反則行為もなくしっかり戦いました。でも、やはり両者の経験の差が勝敗を分けた気がします。もう一度世界に挑戦するなら、日本王座か東洋のベルトを獲り、世界ランカー上位との試合を積み重ねたほうが良いでしょうね。旬の過ぎた元世界王者、謎の外国人といった格下の選手ばかりではダメです。世界王者は簡単になれるものではありません。

亀田大毅が敗れたため、日本のジムに所属する男子の世界王者は6人のままです。11月29日には長男の亀田興毅がWBC王者・内藤大助選手に挑戦します。この日本人対決は、興毅が2階級制覇、内藤選手が6度目の防衛をかけて戦います。内藤選手には興毅を倒し、亀田家との因縁に終止符を打ってほしい。国民の期待は「亀田家追放」なので、その期待に応えるような勝ちっぷりが見たいものです。




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