日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

萩野公介が男子400m個人メドレーで金メダル!瀬戸大也も銅を獲得し、日本人ダブル表彰台!

2016年08月07日 | Sports

現地時間5日に開幕したリオデジャネイロ五輪。大会2日目の6日は、競泳の男子400m個人メドレーで日本のエース・萩野公介選手と、世界選手権で2連覇中の瀬戸大也選手が登場。金メダル候補同士の日本人対決を制したのは?



まず予選で、予選3組に登場した萩野選手は、最初の50mを先頭でターンすると、100mを折り返した時点で2番手に約1秒の差をつける。背泳ぎで後続を引き離し、200m時点で約3秒差。後半に入っても先頭で泳ぎ続け、最後は流す感じでフィニッシュ。4分10秒0のタイムで決勝進出。
予選4組目には、瀬戸選手が登場。スタートから果敢に飛ばし、最初のバタフライで体1つ抜け出すと、前半200mを1分57秒86で折り返す。ところが、平泳ぎでチェース・ケーリシュ(アメリカ)がグイグイと追い上げ、瀬戸に0.64秒差まで迫る。ラストの自由形は、瀬戸とカリシュのマッチレースとなり、最後はカリシュが瀬戸を逆転してゴール。カリシュが4分8秒12で全体トップ、瀬戸は4分8秒47と自己ベスト記録を打ち立てた。

そして迎えた決勝。予選3位の萩野は3レーン、4レーンには予選トップのケーリシュ、5レーンに瀬戸が入る。1つ目のバタフライで、瀬戸と萩野がほとんど並んで最初の50mをターン。50~100mで瀬戸がわずかに差をつけ、55秒23で背泳ぎに入る。萩野も0.34秒差の2番手。背泳ぎに入り、萩野が瀬戸に並びかけると、150m時点で萩野がトップに立つ。150~200mで、萩野が瀬戸との差を拡げ、体1つ分のリードを作る。
平泳ぎでも萩野が先頭を行くが、瀬戸も前との差を詰め、平泳ぎが得意なケーリシュが3番手から追い上げ、300mターンの前でカリシュが瀬戸を抜いて2番手。300m通過時点で萩野先頭、ケーリシュが0.74秒差の2番手、3番手の瀬戸は萩野に1秒10差。メダルの行方はこの3人に絞られた。
最後の自由形、萩野が先頭で粘り、カリシュが2番手を追う。瀬戸は350m時点でトップに1秒71も遅れた。ラスト50mを切り、ケーリシュが萩野に迫ろうとするが、萩野もラストスパートを見せ、カリシュの猛追を振り切り、4分6秒05のタイムでフィニッシュ!瀬戸はトップから3秒以上遅れて3位でゴールしました。


日本人の1,2独占の期待が高かった男子400m個人メドレーは、萩野公介選手が金メダルを獲得。ケーリシュ選手が銀メダル、瀬戸大也選手が銅メダルを獲得しました。この種目で日本人が優勝したのは史上初、さらに競泳で日本人が複数メダルを獲得したのは、1956年のメルボルン五輪の男子200m平泳ぎ以来、実に60年ぶりの快挙となりました。
日本の金メダル第1号となった萩野選手、最初のバタフライで瀬戸選手に次ぐ2番手、背泳ぎで逆転すると、最後はケーリシュ選手との競り合いを制し、日本新記録で優勝しました。予選で余力を残した分、決勝で素晴らしい泳ぎを見せてくれました。瀬戸選手も初めての五輪で見事に銅メダル。世界王者としての意地は一応見せましたね。
小学生時代から競い合ったライバルでもあり、親友同士である萩野選手と瀬戸選手。4年前のロンドン五輪では萩野選手が銅メダルを獲得しましたが、2013年の世界選手権では瀬戸選手が金メダルを獲得。昨年の世界選手権では、萩野選手が大会直線に右肘を骨折して欠場しましたが、瀬戸選手は400mメドレーを連覇。その瀬戸選手も昨年9月に両かかとを手術。2人ともケガと手術を乗り越え、この大舞台でメダルを手にしました。4年後の東京五輪こそは、2人のワンツーフィニッシュが見たいですね。
萩野選手はこの後、200m自由形、200m個人メドレー、800mリレーに出場。瀬戸選手は200mバタフライに出場します。メダルをもう1個獲得できることを期待しましょう。



この日の競泳競技は、16歳の超新星・池江璃花子選手が女子100mバタフライに出場。予選で57秒27を出し、自らの持つ日本記録を更新。準決勝では前半50mを6番手でターンしますが、後半一気に追い上げて、1着でゴール。タイムも57秒05をたたき出し、またも日本新記録を樹立。全体でも3番手に入り決勝に進出しました。
そんな池江選手は、800mリレーの予選と決勝にも出場し、1日で4レースも泳ぎ切りました。16歳なのにスタミナがありますなぁ。日本新記録連発で勢いに乗っているから、8日の100mバタフライ決勝では、56秒台突入どころか、メダルまで取っちゃうかもしれません。(期待薄やけど)


男子400m個人メドレーのWメダル以外にも、6日は日本勢のメダルが相次ぎました。
柔道では、男子60キロ級の高藤直寿選手が、準々決勝で一本負けを喫しましたが、敗者復活戦で勝ち上がった後、3位決定戦でオルカン・サファロフ(アゼルバイジャン)に優勢勝ちを収めて銅メダル。女子48キロ級の近藤亜美選手は、準決勝で敗れましたが、3位決定戦でウランツェツェグ・ムンフバット(モンゴル)に勝利し、銅メダルを獲得しました。
女子重量挙げ48キロ級は、前回のロンドン五輪銀メダリストの三宅宏実選手が出場。腰の痛みを抱えながらの戦いでしたが、スナッチで81Kg、ジャークで107kgを成功させ、合計188㎏を記録して銅メダル。ロンドンに続き、2大会連続でのメダル獲得を果たしました。
日本勢はこの日、全体で金メダル1個、銅メダル4個を獲得。オリンピックはまだ始まったばかり。今後もメダル獲得者が続々と出てくることを願うばかりです。




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