Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2009年6月6日(土)エメラルドの清流、鈴鹿・元越谷にちょっと涼しい沢登り

2009年06月08日 | 沢登りの記録
ポツポツと小雨の振る、しかも肌寒い天気。気温18度。
野洲川ダムを過ぎ、大河原橋を渡り元越谷沿いの林道に入るとすぐに、
土砂が林道に流れ込んで車はその先、進めなくなっている。

予定より1キロほど余計に歩かねばならないが、仕方ない。
身支度を整え、出発。
今日はちょうど行動しやすい5人パーティ。
Mr.Dash、ともちゃん、元気者ふみちゃん、F山さん、Mのたんという顔ぶれ。

猪足谷分岐は橋を渡らず左へ。ほどなく大堰堤だ。ここで入渓。
最初は平凡な流れ。2つの堰堤を続けて右から巻き、さらにもうひとつ巻く。


やがて大きな釜。滝そのものは1~2m程度なのに異常に立派。
エメラルド色が本当に美しい。
通常、腰まで浸かって渡るそうだが、腰痛ぎみで冷やしたくないMr.Dashは
左岸の微妙ホールドを頼りにトラバース。
元気者ふみちゃんはいきなり泳いで突破していた。さすが。

次にお出ましは、落差15mの元越大滝。なかなかの迫力だ。
先行する二人組のパーティが休憩していた。
ここは左岸を巻くが、フィックスロープを見落として、大きく巻いて懸垂下降する
ハメに。さっきの二人組が下からいとも簡単に登ってくるのを見て、
「ああ、そんなトコロにルートがあったのか」。
おかげで思わぬところで時間を食ってしまった。


ここからしばらくは、爽快な小滝の続くゴルジュ帯だ。
少し日が差してきたこともあり、みんな流れを楽しそうに正面突破していく。


しかし、暖かかったのはこの一瞬。すぐにかげってしまい、肌寒いまま。

ゴルジュの出口、少し先の右側に植林のガレ場が見えるあたりで昼食。
水溜りにイモリがたくさん群れていた。
用を足しに右岸の枝沢のほうに足を運んだら、薄い踏み跡があった。
帰りに通るのかなと、ふと思った。

しばらく眠くなりそうな凡流となるが、やがて小滝群。ここは簡単。
もう一度平凡になり、そして最後の見せ場へと導かれる。

右からいい感じに末広がりの滝が落ちている。水量も多く、本流かと
思うほど。これが仏谷。
左の本流をとるが、細いゴルジュとなり、2段6mが流れ落ちる。
下の3mは両手両足を突っ張って突破、上の3mは左を巻く。
後続のために再びお助け紐を出す。

続く50mの薄暗い廊下は、特に右側の苔むした斜めの岩壁がスゴイ迫力!
たぶん、一枚岩なのだろうな。

ここを難なく抜けると、眼前に30mの腰がくだけた滝。

途中に巨大な岩が流れを遮っているので、見栄えが良くないのが残念。
右に豊富なホールドがあり、全員、ノーザイルのフリーでクリア。
滝はこれで最後。


きれいな自然林の中を、ゆるやかな詰めが続く。
最後の(最初の?)一滴を見届けると、急登をほんの少しで稜線に飛び出す。
稜線は強い風が吹きぬけ、寒い寒い。本当に6月か???

稜線を左にとると、ガレた930mピーク。
ややガスがかかっているが、伊勢湾の眺めがいい。手前の山は入道ヶ岳だろうか。


尾根上にはベニドウダンが美しく咲いていた。


水沢峠からは薄い踏み跡をたどり下山。
林道へはうまく合流できず、かなり下ってから、いよいよ踏み跡が途切れて
少し戸惑ったが、なんとなく人の入った気配を感じる方向に等高線を
トラバースしなおした。
ともちゃんが「ア、動物になってる!」とMr.Dashを笑って指さす。
と、すぐに右上に林道のガードレールが見えた。動物的勘の勝利だ(笑)。

17時前に、駐車ポイントに帰着。意外に時間がかかったなぁ。
身体はヒエヒエ。

最後のオチ。
着替えの最中に、Mのたんが、ふくらはぎをヤマヒルに食われたことが、
あとで温泉に入って判明。
Mのたんも、これで沢ヤの仲間入りだ。


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