「ファイバーデトックス」をという言葉を聞いたことがありますか?
現代日本人が不足しがちな食物繊維のよさを広めようと作られた言葉だそうです。
日本人の食物繊維の1日平均摂取量は14グラムで、厚生労働省などが摂取の目標として約20グラムの7割ほどにとどまっています。
1950年ごろには平均23グラム摂取していたとされ、当時に比べ今は約4割減だということです。
摂取量が減ったのは、野菜類を取り入れた食事が減り、白米がきれいに精白されたことが大きな原因の一つとされます。
こうした状況を打開しようと、医師らが参加する学術団体が提唱したのが、「ファイバーデトックス」です。食物繊維には腸内にたまった老廃物の排出を促す働きがあることから、食物繊維(ダイエタリーファイバー)による解毒という意味で名づけられました。
食物繊維には、ビタミンなどの栄養素の吸収率を高めるという作用もあるとされます。
食物繊維を十分とると腸内の老廃物が排出され、腸の機能が活性化。
必要な栄養が吸収され、体全体に行きわたりやすくなります。
食生活改善は、ダイエットや美肌づくりの基本でもあります。
ぜひ、食物繊維の十分な摂取を習慣にしたいですね。