ダンワールドから皆さまへ

体と心と脳の健康づくり
人と社会と地球の健康づくりをサポートします。

気をつけたい脂質の質と量

2019-07-30 09:35:55 | コラム

こんにちは。ダンワールドです。

 

ふだん摂取する脂質は、ぜひとも「種類」に注目したいところです。どんな種類の脂(油)を選ぶかによって、健康に大きな影響があると言われています。

 

牛や豚などの動物性の脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれます。とり過ぎが続くと血液中のコレステロールや中性脂肪を増やし動脈硬化を促進させます。一方、植物性の脂肪は、一般にリノール酸などの不飽和脂肪酸が多いため、血液中のコレステロールを抑制する働きがあります。

 

ただ、魚の脂肪は動物性ですが、植物性の油と同じように不飽和脂肪酸が多く、コレステロールを抑制する作用をもっています。その上、EPA(エイコサペンタエン酸)など魚特有の多価不飽和脂肪酸が含まれていて、コレステロール値を抑えるだけでなく、血液の凝集(血栓)を防ぐ働きももっているとされます。

 

つまり脂肪は量だけでなく質も考えてバランスよくとる心がけが大事だということですね。

かつての日本人は、低脂肪、低たん白質の食生活をしてきましたが、戦後、食事の欧米化によって脂肪をとる量は増えました。多くの人が「とり過ぎ」だとも言われます。

 

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、1日にとる総エネルギー量のうち、脂肪でとるエネルギー量の割合は、成人で20~30%が適当だとしています。

 

この割合は、サラダ油、バター、マヨネーズなどの油脂製品だけでなく、肉や魚、ピーナッツなどの食品中の脂肪も当然含んだ脂肪エネルギーの総量です。食品の選択に注意してとり過ぎないようにしましょう。


お腹やせにはヨガがいい?

2019-07-27 10:00:41 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

ご存じのとおり、脂肪には2つの種類があります。「皮下脂肪」と「内臓脂肪」です。おなかをつまんでわかるのが皮下脂肪です。腸などの内臓のまわりについているのが内臓脂肪で、栄養が小腸で吸収され蓄えられたものです。両方とも出腹の原因になります。

 

若い時にはスリムな体でも、中高年になると太る人が多いです。加齢に伴って代謝量が減ります。その上、体を動かさなくなりがちで、差し引き余ったエネルギーが脂肪となって「皮下」と「内臓」にたまります。

 

肥満のタイプにも大きく分けると2つのパターンが見られます。上半身、特におなかが太るリンゴ型と、お尻や太もものが太る洋ナシ型。リンゴ型は男性に多く、その大部分は内臓脂肪がたっぷりついています。

 

内臓脂肪でも皮下脂肪でも、減らしたいときは、有酸素運動や呼吸とともに体を動かすヨガなどのトレーニングが効果的だと言われます。


よく噛んで食べよう!

2019-07-24 10:03:54 | コラム

人間の食欲をコントロールしているのは、胃袋ではなく、脳の下垂体視床下部にある食欲中枢です。

 

食事によって血糖値が上昇すると、それを食欲中枢が感じとって食欲にブレーキをかけるのですが、これには一定の時間がかかります。

 

早食いをすると食欲のブレーキがかかる前にどんどん食べてしまうので、どうしても過食になってしまいます。早食いの人に肥満が多いのはこのためです。

 

アメリカの栄養学者ホーレス・フレッチャー氏は、食べ物をよく噛んで食べる「食べ方健康法」を唱えた人です。

 

フレッチャー氏は肥満解消の簡単な方法として、1口100回噛むことを薦めました。自分の体重をこの方法で20kg以上減量したといわれています。

 

100回噛むかどうかは別にしても、ゆっくりよく噛んで楽しい食事をすることは、洋の東西を問わない立派な健康法といえるでしょう。

 

もう一つ心がけたいのが、「楽しい食事」です。

 

食事と人の心は密接な関係にあります。たとえば非常に悲しい体験をすると、多くの人は食欲をなくします。これは胃腸の消化機能が神経系や内分泌系によって微妙に調節されているからだそうです。

 

そのため、ストレスにさらされている状態で食事をすると、胃などの活性が低下しているため消化液の分泌も少なく、食べたものの消化吸収も悪くなってしまうといいます。

 

それと反対に、家族がそろって楽しい雰囲気で食事をすれば、消化液の分泌も高まりおいしく食べられる上に、消化吸収もよく、食べたものが効果的に利用されることになります。

 

やはり食事は、できるだけ家族そろって楽しく食べるのが理想だということですね。家族そろって食事をするときは、スマホやテレビはやめ、リラックスして楽しい雰囲気と会話を心がけたいものです。


本膳料理とは

2019-07-21 10:03:16 | コラム

こんにちは、ダンワールドジャパンです。みなさんは「本膳料理」というのを聞いたことがありますか?

 

江戸時代まで、冠婚葬祭などの饗宴のもっとも本格的な料理として、用いられたのが、この本膳料理でした。

 

本膳料理では、「一の膳」「二の膳」「三の膳」という3つの膳が出されます。(一の膳から五の膳までつくこともある)。この一の膳を、ほかの膳に対して、本膳と呼んだことから、本膳料理と呼ばれるようになったといいます。

 

本膳料理が始まったのは、室町時代のころといわれ、江戸時代に本格化しました。明治にはいってからは、一時は一般市民のあいだに普及しました。結婚式や法要などには本膳料理が出されたこともあったようですが、その後、生活の簡素化と西欧料理の普及につれて、しだいにすたれていきました。今日では、一般には、ほとんど用いられなくなりました。

 

膳の特色は黒塗り、または朱塗りの宗和膳を用いたそうです。宗和膳というのは、四方に低い足のついた膳で、江戸時代の茶人、金森宗和が愛用したところから、この名がつけられたものといいます。

 

料亭などでは、蝶足膳や猫足膳などと呼ばれる、足の形の変わったものが使われたといいます。また、蝶足膳というのは、膳の四方の足の形が蝶の形に似ているところから名づけられたもので、膳の外側は黒、内側は朱塗りで、もっぱら祝儀用とされ、猫足膳は足の形が猫の足に似ているところから名づけられたそうです。


健康のバロメーター「快眠、快食、快便」

2019-07-18 10:00:12 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

健康かどうかの目印として「快眠、快食、快便」の3つが挙げられます。よく眠れて、1日3回の食事がおいしくて、気持ちのよい便通のあるのが健康のバロメーターだというのです。

 

快眠ができるということは、生活のリズムが整っているということ。さらに、睡眠を妨げるような強いストレスを感じていないことも意味します。

 

また、快食できるということは、胃が元気で、栄養をしっかりと補給できているということです。もう一つの快便は、栄養を吸収し、毒素を排出するという重要な体のメカニズムが働いていることを示しています。

 

ところが、この三拍子がなかなかそろわない現代人が多いようです。とりわけ難しいのが、「快便」。せっかく時間をつくってトイレに座ったのに、用を足すことができないというビジネスパーソンのお悩みはよく耳にします。

 

便秘の原因としては、食生活の偏りや運動不足など様々なことが感がられますが、一つのポイントになるのがストレスです。過剰なストレスを抱えていると、自律神経のバランスが乱れ、腸がかたくなりやすいといいます。


赤ちゃんの成長とおもちゃ

2019-07-15 10:05:14 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

子供の発育にとって、玩具(おもちゃ)は大きな役割を担っていると言われます。とりわけ乳幼児期に接するベビー用のおもちゃは、脳の様々な面の発達に貢献すると考えられています。

                                                                                     

ベビー用のおもちゃは赤ちゃんの興味を刺激し、さらに遊びたい意欲をひき起こします。これは、多くのお母さん、お父さんが実感していることでしょう。また、考える力、集中力、持続力、器用さ、観察する心といった能力にも働きかけるとされ、創意工夫の楽しさ、成し遂げたときの満足感や自信をもたせてくれます。

 

さらに、おもちゃを通して相手になってくれる親、兄弟姉妹、そして友だちとのコミュニケーション(交流)の大切さ・楽しさを身につけることができます。自分のおもちゃを大事にすることや、他人のものもあることを知るようになります。社会性を身につけさせるのに大きな働きをするのですね。

 

赤ちゃんは日一日と成長し、その要求も変わっていきます。ですから、赤ちゃんの発達の段階にあわせて、ふさわしいおもちゃが変わっていくのは当然ですよね。専門家は、与えるのが早すぎたり、多すぎたりしないように注意する必要があると言います。運動能力の発達具合と、心に満足感を与えるものとの両方の面から考えて、おもちゃを選ぶといいようです。

 

たとえば生後1~2か月くらいは、良い音のするガラガラ(音響玩具)がとても人気があり、多くのことを学べるといいます。動くオルゴールや音の出る動くモビールなどもいいようです。

 

生後3か月くらいからは、自分で動かせるものや、何度も聞けるくりかえしのあるものが好まれます。起きあがり人形など手や足に触れると音がして動きのあるものもが、発育に役立つと言われます。


ストレスとの付き合い方

2019-07-12 10:00:41 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

皆さんは普段、ストレスに悩んでいませんか。心と体が「助けて」と信号を発していないでしょうか。

 

たとえストレスを感じていても「ストレスに負けて、私はだらしない奴だ」などと思わないことが大切です。ストレスがたまるような状況に置かれたら、だれだってストレスを感じるのは当然です。決して自分を責めないようにしましょう。

 

人は適度なストレスがないような場所では成長できません。適度なストレスが励みになって、積極的な姿勢をとることができるのです。腸内細菌に善玉菌と悪玉菌があるように、ストレスにも善玉ストレスと悪玉ストレスがある、ということですね。

 

私たちがやるべきことは、まずはストレスの原因であるストレッサーを見定めること。何が心や体を疲れさせ、イライラさせるのか。職場などの対人関係がストレスの原因になっている人も多いでしょう。

 

一つの方法としては、ストレッサーから逃げるという道があります。部署を異動させてもらうなど環境を変えれば、ストレスはなくなります。

 

でも、そう簡単にはいかないのが現実ですね。そのうえ、一度は逃れても、また新しい環境でも何らかのストレッサーは必ずあるでしょう。

 

どこへいっても人間関係からは完全には逃げられません。だから、ただ逃げただけではなく、ストレスと上手につき合うテクニックを身につけるのがベスト。

 

まずは、ストレッサーを見定め、もし少しの努力で克服できそうなのであれば、克服に向けてトライしてみましょう。克服するのがとても無理そうなら、うまくずらしたり、だましたりの柔軟なやり方で、なんとかストレスを「いなす」ようにしましょう。ストレッサーと遊ぶくらいのつもりでのんびり構える。それがストレスとの上手なつき合い方ではないでしょうか。


心と脳のチカラが「夢」を引き寄せる

2019-07-09 10:00:27 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

モノがあふれかえっている現代社会。便利な物質に頼って快適に暮らす私たちは、ついつい「目には見えないもの」の存在を忘れがちです。でも、目に見えないものは、思っている以上に人生を大きく左右しています。その一つが「潜在意識」です。

 

今から千数百年前のインドでは、早くも潜在意識の大切さが説かれていました。インドで生まれた「唯識(ゆいしき)」という思想があります。これは「あらゆる存在は、ただ『識』が生み出したものに過ぎない」という考え方です。識とはすなわち心や感覚のことで、眼・耳・鼻・舌・身・意、末那(まな)識、阿頼耶(あらや)識があります。

 

このうち眼から身までの五識は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感です。意は総合的な認識や思考などを司(つかさど)ります。一方、末那識(まなしき)と阿頼耶識(あらやしき)が深層心理や無意識に当たります。

 

末那識は、どうしても自分にこだわり執着してしまう心です。阿頼耶識はさらに奥底の最深部で、様々な心の働きの源泉である、人間存在の“根っこ”といえるものです。唯識の思想では、すべての存在、事象は「空」なのに、まるで実在するかのように、私たちが思い込んでしまうのも、結局のところ阿頼耶識によるとされます。

 

いわゆる現代の「引き寄せの法則」も、目に見えない人間の心の作用がもたらすインパクトの強さを唱えたものです。脳がひたすら願うことで、夢が現実へと近づいていくという現象を示しています。


便秘には食物繊維

2019-07-06 09:24:26 | コラム

みなさんは、しっかりと食事を摂ってらっしゃいますか?

 

朝食は抜き、昼はコンビニ弁当、夜は居酒屋で酒盛り・・・なんて食事スタイルだと、食物繊維が不足しがちになります。それは、便秘への近道です。

 

排便をスムーズにするには、その元になる消化・吸収されない食物繊維がなければなりません。食物繊維は便の体積を増やし、腸のぜん動運動を促進します。プカプカ浮くような軟便は、食物繊維が不足している証拠ですし、からだが不調を訴えています。

 

我が国で便秘などの腸のトラブルに悩まされる人が急増しているのは、食生活が欧米化したことが関係していると考えられています。農耕民族だった日本人は、食物繊維の豊富な米や麦、イモ類を主食にしてきました。戦後、日本の食文化は欧米化して肉中心の食卓になりました。その結果「食物繊維不足」というツケが回ってきました。

 

私たちは腸内細菌には善玉菌と悪玉菌がありますが、両者はそれぞれが好む餌が異なっているとされます。善玉菌のほうは、食物繊維の豊富な野菜や穀物類を好みます。一方、悪玉菌のほうは肉や魚など、タンパク質や脂肪をたくさん含むものを好む傾向があるといいます。

 

食卓の欧米化は、便秘だけでなく、生活習慣病の要因のひとつといわれるようになっています。それとともに和食が見直されてきています。

 

便秘は食物繊維の不足だけではなく、ストレスなどが原因になることもあります。便秘が大腸ガンの引き金にもなるともいわれますので、バランスのとれた食生活とストレス解消で悪玉菌を減らしましょう!


7月の年中行事「七夕祭」

2019-07-03 09:21:11 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

7月の年中行事には、七夕祭(7日)、盂蘭盆会(うらぼんえ、13日~16日)、中元(15日)のほか、藪入り(16日)、土用(21、22日頃~立秋まで)などがあります。

 

このうち「七夕祭」とは、五節句のひとつ「七夕(しちせき)」の通称です。「棚機祭」とも書き、また、星祭、銀河祭ともいいます。七夕祭には、笹のついた竹に五色の糸や紙片を結びたらし、「たなばた姫」「織姫」「天の川」などの文句や和歌などを書いた色紙や短冊を結びつけたものを飾りつけます。

 

中国の伝説によると、牽牛星(けんぎゅうせい)と、織女星(しょくじょせい)は愛しあっているのですが、天の川にあいだをさかれて会うことができません。しかし、陰暦七月七日の夜だけは、カササギが天の川の上に羽をひろげて橋になってくれるので、年に一度の逢う瀬を楽しむことができます。

 

この伝説にもとついて、中国では周の時代から「乞巧奠」(きこうでん)と名づけて、女性たちの手芸や裁縫の上達するようにと祈る祭りを行なっていました。日本でも、これをとり入れて、古くから宮廷貴族のあいだで「星祭」が行なわれ、書道の上達や恋愛の成就を祈ったりしていました。

 

それが、江戸時代になって、五節句の一つにとりあげられ、武家からしだいに庶民のあいだにも普及していったといいます。

 

日本で、これを「たなばた」と呼ぶのは、機を織る女のことを「棚機つ女」(たなばたつめ)といっていたからだそうです。