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庭造りで自然愛を磨く

2021-02-03 10:40:38 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。 

  

庭園は、

人々の美意識や自然観が表れる

人工的な空間です。

 

その美しさは、

和歌にも多く

詠まれています。 

  

古来、

日本人は庭園を通じて

様々な美を追い求めてきました。

 

石や木々、花、小山、川といった

自然にある素材を庭の中で再構成し、

自然な感覚の空間を造ってきました。 

  

庭石は、

日本らしい庭の造形を整える

重要な要素の一つです。

 

日本庭園の代表的なものに

石庭がありますが、

これは庭木をまったく用いず、

石と砂のみでつくり上げ、

哲学的な内容をもった構成を

庭に求めているものです。

 

石は、自然の写しである

日本庭園にとって、

欠くことのできない素材だといえます。 

  

山庭には山石、

沢流れには川石と、

庭のスタイルによって

石を使い分けることにより、

庭の風情を盛り立ててきました。

 

また海石のような色ものは、

飾り石として、

庭に彩りを添えたり、

引きしめる役目を果たします。 

  

明治時代、

お雇い外国人として英国から来日した

建築家ジョサイア・コンドルは

日本庭園を見て、

「自然風景の再現だ」

と表現したといいます。

 

西洋の庭と比べて

日本庭園こそ「人工的である」

と指摘。

日本人は

自然を注意深く観察したうえで、

徹底して人工的に庭を造り、

その究極に自然を再現していると、

分析したのです。 

  

平安時代の庭造りの心得を記した

『作庭記』では、

自然界にある滝や川を思って造りなさい、

と強調されているといいます。

 

「庭造りの師匠は自然である」

という考え方です。

 

私たちも、

我が家の庭いじりを通して、

かけがえのない地球の自然に

想いを馳せたいものです。 


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