備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『髑髏城の七人』(ワカドクロ・ゲキシネ)

2013-01-31 10:07:21 | ライブビューイング(舞台関係)
ストーリーに絡むネタバレあり。

小栗@捨之介
大変に爽やか。もっと、普段はダメ浪人設定なのかと思ったら、普通の剣客。ただ、その分、実は強いんです効果は薄め。実際、蘭兵衛が大変に強そうな殺陣なので余計に。

森山@天魔王
なんか凄い顔芸キャラ。一幕冒頭の仮面を外した時の表情がなんかコミカル。そして、そのまま狂気キャラへ。殺陣に関しては、スロモとか編集してあるので、何とも言えないが、JACの人達に負けない動作のキレ。

早乙女@蘭兵衛
こんなに美味しいキャラだったとは。で、編集してあるのを抜きにしても、殺陣の動きが綺麗。こう、縫うように人を斬っていく。
そして、毒に侵されてからの、森山氏と異なる潜在的な狂気が、これまたハマる。
でも、天魔王を庇う流れは共感出来ないけど。


仲@沙霧
中島脚本に良く登場するタイプのキャラだが、この頃から居たのか。
結構、悪声というかダミ声なのだが、開幕当初は普通?
イマイチ、映像での露出を知らないので、良く分からないが、こういうポジションに来るには、華が無いというか…。

勝地@兵庫
結構、出突っ張り。なのに、ほぼストーリーには絡まない。ウザいキャラなので、劇団員だと、あの人しか思いつかないが、この軽い空回り感はなかなか。
そして、ラストの捨之介の立ち回りでは、刀研ぎまで。


小池@太夫
普通の花魁かと思いきや、クノイチ←多分、違う。
モトヤンなキップの良い役が似合うというのが、なんとも。

高田@贋鉄斎
まず、これは男性設定?出落ちかと思いきや、ボケキャラ。今回は劇団員だったけど、客演だと見せ場が増えるのか?


粟根@将監
敵方腹心からの裏切り(正確にはなすりつけ?)と安定のポジション。メガネは無し。


千葉@狸穴
昼行灯と見せかけて、という展開よりは小狡さ、狡猾さが前面に出る狸オヤジ。正体を知って居ると、台詞等で、伏線が分かる。



シリーズ通してハツドクロ。
捨之介と天魔王が別人だと、どうなるのかと思ったら、ほとんど違和感なし。むしろ、これ同一人物だと、対峙シーンをどうするのだろう?って、そのための髑髏か。

ただ、それ故か、粟根氏の裏切りが、捨之介と天魔王を勘違いしての裏切りなのか、報復なのか分からず。

そして、全編通して捨之介の主役感が薄め。その分、他のキャラが目立つ。というか、蘭が主役な勢い。


今回、映像畑からの客演が多いので、ゲキシネになると、マイクが調整されて丁度良いかも。カメラワークもアップに耐えうるビジュアル揃い。ゲキシネなのに、全国展開した理由も分かる気が。
ただ、それでも生で観たいなと思わせるシーン多数。

いのうえ歌舞伎をゲキシネで観るのは初めてだが、結構、音に吹き替えが有り。それとも、元からガヤの芝居に音が当たっていたのか?
また、前観たのが、『SHIROH』と『ゴエロク』なので、大画面・大音量で観るメリットは無いかもと思ったが、殺陣に関してはアップで見れてお得かも。
特に、脇にいる注目キャラは居ないし。

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