カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

天城山・前編

2007-06-10 | ヤマのこと

GW明けから休日出勤、風邪を引いたりと全然出かけられなかった1ヶ月。
良い季節を逃してしまったけど、やっと山歩きに出かけられました。

【使用交通機関(6/9)】
山手線   新宿5:02⇒品川5:22
東海道本線 品川5:29⇒熱海7:09 熱海7:23⇒伊東7:45

東急リゾートシャトルバス 伊東駅8:00⇒天城高原ゴルフ場8:55 ¥500
(復路>天城高原ゴルフ場14:21⇒伊東駅15:12)

週末の天気予報は関東近郊は雨・雷・ひょう、などの荒れ模様との事でしたが、
前日の金曜日17:00の天気予報で「伊豆方面は日中曇り・夕方から弱い雨」
と変わっているではないですか!
諦めていた計画を急遽実行へ移しました。

伊豆ならもし雨で山を断念しても、温泉はあるし、遊ぶところもあるので
まあそれもよし、との二段計画で出かけました。


伊豆は子供の頃なら「家族旅行」の地。
車窓から見える海の景色は昔と変わらず、どことなくウキウキします。
晴れた日なら水面がキラキラ眩しく光ります。
早朝の電車は釣り客が多いのも特徴です。

シャトルバスの始発に合わせての計画。
天城登山口までタクシーだと約7000円、それを¥500で運んでくれるのはありがたい。


今日のお客は私たちを含め5組の登山客でした。(うち2組は推定20代!久々に若者に出会いました)
が、朝のうちは日もさしていたのですが、バスの発車と同時に小雨がパラパラ。
霧の中、登山口へ到着。もうここまでくれば開き直りです。


レインスーツの上下を着込み、いざ出発。
でも森の中なので、小雨はそんなに感じることなく歩けます。
新緑のミドリ一色の中、ドウダンツツジのオレンジが目立ちます。

実は今日は買ったばかりの登山靴の足慣らしに来たので、
とても緩やかな歩きやすい登山道で助かりました。



1時間で万二郎岳山頂。(既に汗だくでカッパ脱いでます)
ガスガスでもちろん何も見えません。
天気も心配なので、とっとと先へ進みます。


山頂ではトウコクミツバツツジとドウダンツツジの競演が慰めてくれました。


目指す万三郎岳へ、小規模なアップダウンを繰り返すと、
馬酔木のトンネルが迎えてくれます。


霧に煙ってとても幻想的です。ちょっと煙りすぎか・・・

空気もひんやりとして気持ちよいです。

石楠立を過ぎて、いよいよお目当ての【アマギシャクナゲ】エリアへ!
そうなんです、実は5月に来たかったけど無理で、まだ残ってるかも?
と淡い期待を抱き、あきらめきれずに来て見たのです。



でも・・・やはり時期は過ぎ、枯れてるシャクナゲばかり・・・
かろうじてひとつふたつ、その姿を見せてくれました。
私の執念深さに答えてくれたようです(笑)

雨がだんだん強くなってきました。
滑りそうな階段のところで何かあったの?と思うほど25人の団体さんが固まっていました。
「お若い方、お先にどうぞ~」若くないんです、スイマセン・・・
と譲っていただき、先を急ぎます。
カッパを頭からすっぽりかぶらなければ歩けなくなったので、
残念ですが、ブナの巨木はスルーしました。


万三郎岳の直前には、駆けたばかりと思われる木の階段がありました。

歩いていると突如!万三郎岳に到着!

もうもう、土砂降りずぶ濡れりでやけっぱちの仁王立ちピース

ホントはココでお昼、だったのですが、
雨が強く、風もあり、立って休憩しているだけで寒くなります。
おにぎり一個だけほうばり、下山開始します。

アマギシャクナゲ群生地らしきエリアを(花はない)下りを、涸沢分岐点方面へ。

途中で雨がやんで、霧が晴れ、初めて景色らしいものが見えました。

その後は大きな石がゴロゴロとした歩きにくい道を進みます。
以前は2003年の集中豪雨で崩落して通行止めになっていたそうですが、
現在は歩けます。(ただし途中軽い崩落箇所がいくつかありました)
雨がやんでくれてよかったです。

ヒメシャラの森を抜けると、モスフォレストエリアへ。

 
こんなにたくさんの苔を見るのは久しぶり!
まるで屋久島に来たみたい、嬉しくって思い切り深呼吸。

地図には書いていなかったけど、ブナの巨木がたくさんありました。

こちら側を通ってこれて正解でした!復旧作業をしてくださった皆様、ありがとう。

悪天候の為、展望は全くなかったけれど、
天城の森の美しさを堪能できて大満足の山歩きでした。
1ヶ月ぶりに山を歩いて気分爽快!ストレス発散!!
は~・・・シアワセ


・・・後編へ続く。今日は真面目なレポですから。オチないですよ~。





森の空気はなぜおいしいの?











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