カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

新生PARCO劇場こけら落とし

2020-01-26 | ラクゴ

2020.1.26(日)
行ってきました、新生PARCO劇場での志の輔師匠こけら落とし公演3日目


2016年に建替えとなり、2019年秋に新生PARCOとして生まれ変わった渋谷PARCOに初めて行きました
JAPANブランド&渋谷がまだ時代の先端を走っていたあの頃を思い出すような
ワクワク&アートなテナントの集合体がそこにありました
攻めてますね~~~PARCO



そのPARCO劇場のこけら落とし公演を担ったのが立川志の輔師匠
今回もありがたいことにチケットとれました、待ってましたよ~3年ぶり♪

年に一度、日本の伝統の素晴らしさを感じられる時間
今年は春から志の輔師匠づくし♪
あー、楽しかった(・∀・)


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【今日のお勉強】
柿(かき)と杮(こけら)は別の漢字である
「かき」はつくりが”市=なべぶたの下に巾”
「こけら」はつくりの縦棒が突き抜けて1本


ガッテン!





       

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志の輔らくごinPARCO・2015

2015-01-29 | ラクゴ

毎年恒例、今年も行ってきました「志の輔らくごinPARCO」
(自分の備忘記録です、スイマセン(^_^;))



なんと今年はPARCO公演10年目だそうです。
本当はそれ以前からやってたらしいのですが、このスタイルになってからは・・・という事です。
毎年恒例のご挨拶、1ヶ月公演で約1万人の動員数、武道館でやれば一日で済むものを、
わざわざ狭い会場でちまちまやるのが落語の良さが引き立つというもので・・・
などなど。

そしていつものように時代を取り入れたマクラから~の
一席目「スマチュウ」
割とシンプル。

その後、二席目の幕間にいつものように技あり。
舞台いっぱいにスマホを映し出し、1席目の続きのようなLINEのやり取りが表示される。

が!

客席でみんなが笑っている内容が解らないという残念さ!
そう、目が悪くて見えないのです!何が展開されているのかさっぱり?
今まで眼鏡の必要性を感じなかったから、今回は夫婦して凹んだわぁ。
そんなに視力が落ちていたんだねぇ・・・




二席目「三方一両損」

古典。私は初めて聞きました。

”大岡食わねえ、ほんの越前”
(多かぁ食わねえ、ほんの一膳)

というサゲ。力の抜けるような面白さでした。


三席目「先用後利(せんようこうり)」
富山県民である志の輔師匠、県民の悲願であった”北陸新幹線の開通”と、
PARCO公演10周年が重なった今年。
考えてみれば富山県を題材にした噺を作ったことがなかったと気づき、
それでは作ってみようと「富山と言えば?」というアンケートをとったところ、
「富山の薬売り」と言う答えが一番多かったそうな。

そこで売薬さんの資料館などで勉強してきた師匠
そこから新作が生まれました。

昔から名前だけは知っていたけど、実際はどうやってビジネスが成り立っているのか?解らなかった。
今回落語を聞いて改めてお互いの信頼関係がいかに大切か。
人を信じるという事は、どれだけ難しくそして温かいことか。
振り込め詐欺だのなんだのが横行する現代社会に慣れてしまっている自分に、
本来の日本人の持つ良さを思い出させてくれるような、良い噺だった。


やっぱり志の輔師匠はいいなぁ。特にこのPARCO公演は特別感があるし自由で良い。
でもただ面白いだけじゃないんだなぁ、いつも心に響く何かをくれる。



公演終了後は、出口で売薬さんが見送ってくれました。

来年も当たりますように(o^^o)


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志の輔らくごinPARCO・2014

2014-01-20 | ラクゴ

2014.1.19(日)

毎年これを見ないと新しい年になった気がしない、大好き志の輔師匠のPARCO公演。
PARCO公演とは毎年年始に行われる志の輔師匠が一人で前座・二つ目・真打をやるという公演のことであります。

※ここからネタバレ注意!



今年は志の輔師匠、還暦だとか。めでたいですけど複雑な想いのある歳でもありますね。



今年の新作落語は去年大いに話題になった”ゆるキャラ”をテーマにしたもの。
行政やお堅い仕事の方々が「えー?そんなバカな?!」と思うような行動をとり、まさかのオチがつく物語。
その真面目がゆえに現れる滑稽さがたまらなく面白い、志の輔師匠の描く人物描写が大好きな私です。

かつての名作「身代わりポン太」や「みどりの窓口」を彷彿とさせる、今回2014年は「モモリン」
いやぁ、笑った笑った、やっぱり志の輔師匠天才♪

このゆるキャラは実在する師匠の出身地、富山県射水市の「ムズムズ」君。



今年の演目はこちら。
あー堪能した。真打が井戸の茶碗だったのはちょっと寂しかったけど、師匠がやると面白いから◎
来年も当りますように。


ほぼ自分の備忘記録でスイマセン(^^;;





志の輔らくごinPARCO・2013

2013-01-26 | ラクゴ

今年で連続4年目、またもラッキーなことにチケット抽選に当たりPARCO公演に行って参りました。


もう毎年お馴染みの画像になるので、今年は演目のみ。

「親の顔」は何度か聞いているので普通に。
「質屋歴」は今回初?の新作。
まくらがこれまた師匠らしくとてもながーーーーーい。
私は初めて知った「明治五年、空白の28日間」のお話。大変興味深かった。

つまりはそれまで日本が採用していた「太陰太陽暦」が「太陽暦」に変わった明治五年の時代背景や、
急に変えざるをえなかった様々な事情をとても師匠らしく、ぐぐっと掘り下げて楽しく解りやすく説明してくださる、
思わずガッテンしたくなるようなまくらなのでありました。
肝心な内容は・・・ヒミツ。

「百年目」は古典でした。

今年のPARCOは以前度肝を抜かれたような凝った演出は無かったけれど、
やっぱり今年も高座を聞けてよかった、今年も着いて行きますよーっ!ししょー!
と言いたくなった素敵な夜でした。

◎ ◎ ◎ ◎ ◎

そんな私の心を揺さぶるものを会場で配られた・・・日・・・


・・・にゃ・あ・な・た。
お財布と相談したくなるような値段だって、欲しくなるに決まってるでしょうに!!


ええ、きっと。2月中には。¥25,000 と言われたって。ファンですから。オトナですから。ぽーーんとセットで!!!

残念なのがここに「大河への道」が入っていないこと。
まあ、アレだ。アレはアレだけで相当な大作だもんね、仕方ないけどね。

個人的には「踊るファックス」と「身代わりポン太」が又見れるかと思うと、それだけでニヤニヤしちゃうんですけどね。


うふ。楽しみ




志の輔らくごinPARCO2012

2012-01-29 | ラクゴ

2012.1.28(土) 今年もありがたいことに当選、高座に行くことが出来ました。


いつのまにか、はまってしまった志の輔師匠の落語。
何度見ても、何度聞いても、良い。面白い。心が震える。




2012年もお馴染み抽選くじがありましたが、今年もハズレ。
私の前の女性が、2本しか引いてないのに、二本とも大当たりで一本は談志師匠のカレンダーだった、
羨ましいなぁ・・・


 
このPARCO公演はもっとも入手困難な落語会の一つ、私にとっても特別なもの。
通常の落語会とは全く違い、落語というイメージを覆す、アートと落語の融合?
とでも言いましょうか、とにかくオシャレ、とにかく「そうきたか!」という驚きがある。
このセンス、見事だなーっていつも思います。


(ネタバレになるとかで内容は書かないのが?常識?
でもこの公演、1月の頭からやっていますが、私は知りたくないから検索すらしないので、
これから見に行かれる方も多分このブログは見ないだろうという勝手な判断で、載せます。)


仲入り後は意外?にも古典でした。
なんとなくいつもの(とは言ってもparcoは3回しか見ていないが)流れと違っていたのだけれど、
最後の挨拶で「自分が昇進した時に談志師匠がやってくれた噺です」ということで納得。

談志師匠のエピソード。
自分の落語を聴きにきてくれたのは同じPARCO公演の「歓喜の歌」だったそうなのですが、
普段なら絶対最後まで聞かず帰る談志師匠が、唯一最後まで座って聴き入ったのがこの志の輔のPARCO公演だったと。
「弟子の高座で最後まで聴いた噺家はお前が初めてだよ」
と言われたことが、自分にとっての宝物になった、というお話で終わりました。


今年の公演はいつものような爆発的なキレはなかった気がしたけれど、
(昨年の「大河への道」が素晴らしすぎただけに?)
志の輔師匠にもいろんな思いがあった1年だったんだろうな、と感じました。







今日の落語

2011-03-04 | ラクゴ

2011.3.4(金)
今日は落語好きな母のお供。



春風亭小朝さん、初めてでしたがやっぱり上手だな、と思いました。

林家たい平さん、以前見たときは・・・だったのだけど、
今回の「愛宕山」はぐいぐい引き込まれる演技力ですごく面白かった。
食わず嫌いはいけないですね





落語でうるうる。

2011-01-30 | ラクゴ

2011.1.29 今年も「志の輔らくご・in PARCO」に行ってきました。


 

なかなか取れないこのチケット、今年も当たって行く事が出来ました。

※2月1日まで公演あります、ネタバレなのでここから先はご注意ください。


今年で六年目15周年になるという、この渋谷パルコ正月公演。
落語といえば古典、みたいなイメージとは違うのがパルコならでは?
着替えの間の映像とか、きっちりアートを絡ませてくる辺りがオシャレなのですー。
噺にちなんだグッズ販売も「さすが!」と唸らせる演出です。

さて内容ですが、モチロン演者は志の輔のみ。しかも今年は3時間もやってくれました・・・



1席目は「だくだく」

貧乏長屋に身体一つで引っ越してきた男が、隣に住む先生に相談し、金がないので家財道具や猫、
羊羹まで絵を描いてもらい、それらがある優雅な暮らしの「つもり」で生活を始める。
そこへあまりの絵の上手さに惹かれ(ド近眼の)泥棒が盗みに入ったが、絵だと知って激怒。
しかし、盗みに入って何も取らないのは盗人としてどうなの?じゃこちらも盗んだ「つもり」で・・・という古典の滑稽話。

バカバカしさの描写がたまらない1席。


2席目は「ガラガラ」 新作

商店街の福引を担当することになった役員二人が、1等の商品に世界一周旅行と張り込んだ。
順調に福引が進み、商店街も盛り上がり大成功のはずが、午前中に出たはずの1等が、今また出た。
慌てふためいて調べると、1本の当たりの筈が7本も入れてしまったいうミスに気づく二人。
商店街会長が来て客に間違いを謝り、慌てて残りの当たり玉を客の前で取り除こうとしたところ、
1等にお金を掛けすぎて2等以下の当選数を表示より少なく入れた、という偽装工作を会長に告白。
これ以上の過ちを客の前で言えるはずもなく、当たり玉を抜こうとしたガラガラを開けるに開けられず…
あたふたする人々、やけっぱちで壊れていく会長の姿(大爆笑)・・・なハナシ。

という、志の輔得意の(?)日常のトラブル勃発ネタ。
以前何度もこの手の噺を見てますが、とにかく志の輔の描写はすごい。
「そこまで発展する?」とか、オチが「そうくるか!」という想像もつかないところで落としてくれるのがたまりません。
(昨年の身代わりポン太はすごかった)
彼の頭の中はいったいどうなっているのでしょう?といつも思います

バニー姿の女性と志の輔、宝くじ抽選会の大きなルーレット2台が登場し、爆笑の中、幕となりました。

その後、中入りで先ほどの抽選会は本物で、会場の一人に当たった賞品をバニー姉さんが届けてくれるというビックリ企画もあり。





そして3席目は「大河への道」 

昨年の大河ドラマ「坂本竜馬」の話題がマクラ。
そこから志の輔師匠が公演の途中で千葉県佐原市の「伊納忠敬記念館」へ行ったとき、
色々な感動を受け、是非これを落語にしたいと思って構想を練ったけど、
落語というのは偉い人は出てこないものでなかなか話が作れず4年経った・・・
今年こそは!と作った新作だそうです。


千葉県庁が伊能忠敬を主人公に大河ドラマを作ろう!という話から始まり、
県庁のまじめな職員二人と、脚本家のやりとりで笑わせるのだけど、
いつしか舞台は脚本家が作った伊能忠敬が、55歳から歩き始めたという現在では考えられないほどの苦労、
能忠敬の死をめぐる感動のドラマへと・・・ぐいぐい引き込まれていきます。
そして日本という国の形すら誰も見たことのなかった時代に、自分の足で歩いて作った地図が、
現在のものとほとんど違いがないほど精巧だったということ・・・
それを志の輔師匠が熱演、本当に鳥肌が立つほどに素晴らしく、そして最後はじーん・・・と。
泣かせていただきました


最後は自分の足だけで歩いて測量した伊能忠敬の偉業に相応しい、エンドロール(風)映像が流れ、
まるで一つの映画を見終わったのと同じ感動が押し寄せてくるのです。


こんな話は志の輔師匠にしか作れない、そして話せないと思う。マジで大河ドラマに・・・(笑)


拍手喝采で幕を降ろした、今回も素晴らしい3時間でした。
志の輔師匠のどこが好きかと言われれば、やはり毎回「一流の仕事」をきっちり見せてくれるところなんだろうな、と思うのです。



能忠敬ってこんなにすごい人だったんだ!と初めて知りました